函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

おかしな話

2012年07月01日 11時34分38秒 | えいこう語る
函館市長会連合会が今年で設立50周年をむかへ、その記念式典が10月に開催される。
この手の式典は来賓挨拶などが多く、後は表彰式と懇親会で終了する。
私は5月から総務部長代理という役職についた。この式典を取り仕切る部所だ。
ところが昨年から実行委員会が結成され、そこが仕切ることになる。
10月までには時間があるから、新役員で行えばいいと思うのだが、そこが大きな組織の融通のなさだろう。
「役員でもなければ、このような形式的な大会は欠席したい。新たな町会づくりに向けての、メッセージを強烈に発信してほしい」との発言だけはしたが、どう組織が動くのかは、皆目見当がつかない。
※戸井町郷土資料館にあった、鮭の置物。上流を目指す顔つきが実にいい。


ところが理事会で、こんな発言があった。
大会記念品が、函館の某老舗和菓子屋の銘菓「D焼」に決まっているというのだ。
「187の町会長の中には、お菓子屋もいる。その人たちに要請しなかったのは、不公平ではないか」ということである。
聞けばもっともな話だが、実行委員会も1,000円程度の記念品に注文をつける者はいないと思っていたのだろう。
すったもんだの末、新会長は「この件は白紙にして新たに考える」と答弁してしまったのだ。
「“D焼”の中身は、あんこの代わりに、50周年と書かれた小さな小判を入れています」などという、満場を沸かせる粋な答弁は勿論なかったが、聞くところによると、町連内部にも勢力争いがあり、水面下の駆け引きが蠢いているようだ。
大きな組織になればありがちなことだが、市民からどう見られているかを意識する気持ちがなければ、町連も我が国の政党政治と同じである。
次回の理事会では、いい歳をしたおじさんたちが、この一件で騒然となりそうだ。
傍観者を気取ってもいられないので、少し動かなければならないと思っているが、なんだかお菓子な話しになってきたようだ。