函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

青春時代とは

2012年07月02日 13時50分43秒 | えいこう語る
今日のテーマに入る前に、話しておきたいことがある。
先日介護認定の変更で、自分の故郷の老人施設を出なければならなくなった老婦人の話をしたが、隣町の施設に入所したその後の状況を知ることができた。
その施設に自分が大好きな孫に、よく似た女性従業員がいるという。
その女性を孫と間違え、いつも呼んでいるように「でぶちゃん、でぶちゃん」と呼んで楽しく暮らしていると、その老婦人の妹さんが私に知らせてくれた。
妹さんは、その施設を尋ねた時「おでぶちゃん、と呼んでごめんなさい」と、その女性従業員に謝ったという。その女性従業員は「喜んでいただければ」と、いってくれたそうだ。ちょっぴりうれしい感じがした。
昨日、常連客のSさんが友人を連れ店に来た。Sさんは獣医の資格を持っているが、肌に合わないといって辞め、今はパソコン教室を開いている方だ。
初対面なら気難しい感じがするが、とても気さくな性格で、奥様とも来店するが友人と一緒も多い。
年齢は70歳半ばのようで、連れの男性も同じような年齢だ。
たまたま店内は、ポールアンカの「ダイアナ」が流れていた。
その男性は、スピーカーの前に行き、身体でリズムをとり、小さな声で歌った。
「懐かしいね、いいね」とご機嫌だ。
話すと、私の妻の、中学校の大先輩だとわかった。
そうなると急に親近感がわいたらしく、昔の思い出に花が咲くのだ。
※今日の銚子ビーチ。来週の日曜日、この場所で、アマの北海道サーフィン選手権大会が開催される。 
    

その男性、今月近くの街に公演に来る「ベンチャーズ」のチケットを購入したという。楽しみでしょうがないと笑顔をもらす。
自分が若い頃、函館の繁華街にあった公楽劇場に、ベンチャーズが来たという。
聞きたかったがお金がなく、それでも近くに居たいという気持ちで、劇場まで出かけたという。
当時空調設備の完備もなく、窓を全開しての演奏だったという。おかげで、外にいてもがんがん聞こえたと、当時を熱く語った。
チケットはソールドアウトの盛況だが、自分は真っ先に申し込んだので、ゲットしたと微笑んだ。
演奏会当日、おじさんは叶わなかった夢を、身体いっぱいに浴び、熱い涙とともに青春をよみがえらせることだろう。
エレキギターを弾いただけで「あいつは不良だ」といわれた時代も、今は懐かしい。
今朝の新聞では、ロンドンオリンピックの開会式のフィナーレは、ビートルズのポール・マカットニーが「ヘイジュード」を歌うと発表された。
今年はビートルズがデビューし50周年の年だという。
真夜中になろうが、必ずテレビを見ようと思う。
1966年、ビートルズ初来日の時、私は高校3年生だった。
白黒の小さなテレビの前で、飛行機から降りてくるビートルズを待った。最初に流れた曲は「ミスタームンライト」だ。
身体が震え鳥肌がたったのを、今でも鮮明に記憶している。