今年の北海道は、鮭の回帰が少ないらしい。やはり海水温が高いのが原因のようだ。温暖化もこのままで行くと、20数年後には北海道に鮭が来なくなるとも報じられている。
秋味(鮭のこと)や秋刀魚、鰯、烏賊、スケトウ鱈などが捕れなくなったら、人間が身の危険に晒されるかもしれない。
今まで人に悪さをするのはカラスだけだったが、浜のカモメが食糧難になり人間を襲いかねない。
浜に群れなすカモメを観察していると、羽を伸ばせば1メートルもある大きなのもいる。ヒチコックの映画「鳥」が脳裏をかすめる。
時々太平洋に向かい、放水のアーチを描く事があるが、あの嘴でつつかれたらと思うと、田舎暮らしで最大の開放感の立ションも、危険きわまる事になるに違いない。(カモメには見えなかったりして?)
先日鮭の上る川で、小学生のチビ太がかなり大きな鮭を自転車にのせ、帰るところに出くわした。
川に上った鮭は捕獲が禁止されているが、子供が楽しんでいるものを見逃しているのが、田舎の駐在のいいところである。
父親に作ってもらったのか、竹竿の先に引っ掛け針が付いている。
90センチはある、オスの大物だ。
「大きいから、けっこう引きが強かっただろう」と声をかけると、
「けっこう暴れた」と言う。
「3キロ少し超えるな」「いや4キロある」と言い切る。
「そんなにはないぞ」「いいや4キロ絶対ある」と言い張る。
小さいので1年生だと思ったら、3年生だと言う。
自己主張がはっきりしていて、なかなか元気でいい子供だ。
自分の力で鮭を捕獲しているので、鮭の力や大きさを体得しているから重量も言い当てれるのだろう。
自然から学ぶことの重要さを、あらためて感じさせられた。
勝ち誇ったように自転車で帰るうしろ姿を眺め「大人の言うことを聞かないと、そのうち大きな鮭に引っ張られ、川に流されるぞ」と、いまいましいチビに向かい小さく叫んでやった。
もしその声が彼に聞こえたら「その背中に乗って上流まで遊びに行ってやる」と、口を返してきたかもしれない。
田舎の川には頑張って故郷に戻って来た鮭と、それと遊びながら勉強する、元気な子供がいた。
田舎の駐在も子供は見て見ぬふりをするが、大人は見逃さない。
2年前、注意したら口を返してきたオヤジが逮捕された。
秋味(鮭のこと)や秋刀魚、鰯、烏賊、スケトウ鱈などが捕れなくなったら、人間が身の危険に晒されるかもしれない。
今まで人に悪さをするのはカラスだけだったが、浜のカモメが食糧難になり人間を襲いかねない。
浜に群れなすカモメを観察していると、羽を伸ばせば1メートルもある大きなのもいる。ヒチコックの映画「鳥」が脳裏をかすめる。
時々太平洋に向かい、放水のアーチを描く事があるが、あの嘴でつつかれたらと思うと、田舎暮らしで最大の開放感の立ションも、危険きわまる事になるに違いない。(カモメには見えなかったりして?)
先日鮭の上る川で、小学生のチビ太がかなり大きな鮭を自転車にのせ、帰るところに出くわした。
川に上った鮭は捕獲が禁止されているが、子供が楽しんでいるものを見逃しているのが、田舎の駐在のいいところである。
父親に作ってもらったのか、竹竿の先に引っ掛け針が付いている。
90センチはある、オスの大物だ。
「大きいから、けっこう引きが強かっただろう」と声をかけると、
「けっこう暴れた」と言う。
「3キロ少し超えるな」「いや4キロある」と言い切る。
「そんなにはないぞ」「いいや4キロ絶対ある」と言い張る。
小さいので1年生だと思ったら、3年生だと言う。
自己主張がはっきりしていて、なかなか元気でいい子供だ。
自分の力で鮭を捕獲しているので、鮭の力や大きさを体得しているから重量も言い当てれるのだろう。
自然から学ぶことの重要さを、あらためて感じさせられた。
勝ち誇ったように自転車で帰るうしろ姿を眺め「大人の言うことを聞かないと、そのうち大きな鮭に引っ張られ、川に流されるぞ」と、いまいましいチビに向かい小さく叫んでやった。
もしその声が彼に聞こえたら「その背中に乗って上流まで遊びに行ってやる」と、口を返してきたかもしれない。
田舎の川には頑張って故郷に戻って来た鮭と、それと遊びながら勉強する、元気な子供がいた。
田舎の駐在も子供は見て見ぬふりをするが、大人は見逃さない。
2年前、注意したら口を返してきたオヤジが逮捕された。