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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

ブログのネタが見つからない

2025年04月05日 12時25分51秒 | えいこう語る

▼最近戦後80年を振り返り、日本や世界はどのように変化してきたのかを考えている。とにかく焼け野原からの復興は目覚ましかった。

▼日本は世界に類のない、素晴らしい国家のように思う。そのベースになったのは、間違いなく「憲法9条」だ。「9条」があってこその国家の繁栄だ。

▼戦後76年を生きてきてそう確信する。だが日米安保条約があり、米国の軍事力(核)の傘下で、ここまで来たのは間違いない。

▼だが米国トランプ大統領は、赤字解消のため「自国第一主義」を掲げた。なりふり構わず、世界各国に「関税戦争」を吹っ掛けた。

▼米国は他国の輸入に頼らず、自国の利益を追求するという考えだ。だがこの考えは「多国間無視の考え」だ。自国のみ利益に専念すればよいという考えでは、将来世界から見放される。

▼世界の平和は一国のみの繁栄で出来るはずはない。もし弱小国を無視すれば、世界の秩序は成り立たない。それが米国民主主義が世界の尊敬を浴びてきた基本のはずだ。

▼だがトランプは自国のみの利益を優先し、周囲はお構いなしということだ。今までの米国型民主主義は、理性を失いつつあるようだ。

▼戦後我が国は生まれ変わった。新たな憲法が出来たからだ。その憲法を作ってくれたのは米国だ。それから80年、日本は米国流の民主主義で新たな国家を作ってきた。

▼だがトランプは、自国の民主主義の概念を変えようとしている。むしろ「破壊」しようというようにも見える。

▼私のように前後民主主義社会で生きてきた人間は、トランプのような反民主主義的考えには賛同できない。

▼とはいっても、指導的(親や兄貴)な存在であった米国が、トランプ流に変化するのを、ただ見逃すことはできない。一つや二つ、文句も言いたくもなる。

▼だが我が国の政権は、一言も言えないようだ。こうなれば親元から離れ、独り立ちするしか方法がない。

▼となれば国家防衛は、米国におんぶにだっこではならない。国家防衛は「最強兵器=核爆弾」は持っていないが、世界有数の自衛隊がある。

▼自国防衛は自衛隊で何とかやっていける。原爆も原発のゴミの中から抽出でき、数か月で配備ができるという。

▼というわけで、米国追従から独り立ち出来る可能性はある。だが「日米原子力基本法」を米国が破棄すれば、たちまち日本は「原爆製造可能国」として、国際社会から非難される。

▼米国から自立は容易でない状態にされているのを、戦後80年は物語っている。米国から許されるのは「憲法9条」を改正し、周辺事態で戦争が起きたら、日本は前線に立って戦えということだ。

▼シンゾウ以来イシバ総理まで、自民党は「憲法改正」を政治課題の上位に乗せてきた。なんとか、自衛隊を憲法明記させなければ、国家を守る自民党ではないという意気込みだ。

▼日本を守るために米国は、軍隊を駐留させることはない。極東有事となれば米軍にも戦死者が出るからだ。

▼ここは一歩下がってグアム島に米軍を引くことも、考えているかもしれない。そのために自衛隊は前線に立てというトランプの考えだ。

▼これでは国民が納得しないと、総理は困った顔をするかもしれない。だがトランプのこのような指示には【日本国憲法9条】は、そろそろ改正してもOKというサインに違いない。

▼トランプに見放されたら『自国防衛は国民の愛国心にある』と、またぞろ「日本軍国主義国家」への逆戻りのような発言を‟丁寧”に説明しそうな総理だ。

▼「総理の10万円商品券問題」「フジテレビ問題」など、馬鹿げたことをしている場合ではない。

▼米国を見てほしい。トランプはイーロン・マスクを「政府効率化省」のトップに指名し、マスクならではの手法で、トランプの考えを実行した。

▼だがそれが国民の支持を得ないとならば、すぐさまにマスクの解任に言及した。世界は流動的すぎる。それが第二次世界大戦終了後80年目だ。

▼そんな激流の中、日本政府のメッセージが、なんとも弱い。そして戦後構成されてきた日本の組織は、妙な組織論がはびこっている。

▼フジテレビの「人身提供」や総理の「表品券配布」だ。もの言い出せない、変革ができない国柄になっている。

▼と言いながらある日突然、国家は暴走する。満州侵攻を行ったように。関東軍は「天皇の存在」も無視したように。

▼このようなよくわからない漠然とした世界の中で、何か国家を大きく変える力が動き始めているのを、自覚しなければならない。

▼私は広大な大地北海道に住む。そこに半導体で世界のトップを目指す「ラピダス」が、突然侵入してきた。

▼民間大手各社も資本参加し、政府も制限なしの補助金を支出する。半導体工場は、大量の電力と水源の確保が必要だと聞かされる。

▼現在休止中の泊原発は、道民の思いを無視し、再稼働へと進む。更に核のゴミ捨て場も北海道が最適だと押しつけられそうだ。

▼かつて関東軍が満州開発を目指し、侵略した歴史を思い出す。国家の混乱期には、何か国民無視の政策が頭をもたげると言うことを思い出す。

▼心温まるようなブログのネタが見つからないというのは、こんなへんてこな国家だからかもしれない。

米国の関税政策の真の目的

2025年04月04日 11時06分20秒 | えいこう語る

▼戦後米国は日本の兄貴のような存在で、経済・軍事同盟国としてお互い発展してきた。トランプが再び大統領になると「米国第一主義」を宣言した。

▼と言うことは単純に考えれば、米国は自国単独で生きていくので、兄弟の縁を切ると宣言したのではないだろうか。

▼だが戦後80年も兄弟として生きてきた。兄貴は弟を見放すことはないだろうという、安易な気持ちがあったに違いない。

▼イシバ総理もまさか身内にまで、多額の関税をかけてくるとは思わなかったようだ。だがトランプの性格は、私たち一般国民でも知っている。鼻持ちならない、胡散臭い人物だと。

▼前もって交渉すべきだったが、言い出せないというのが本音だろう。戦後づっと『対米従属』だったからだ。

▼長男に弟が苦言を呈するなどというのは、日本人らしからぬ振る舞いだからだ。家父長制的な伝統が外交まで現れている証左だ。

▼兄貴の言い分が振るっている。「弟たちはとてもタフで素晴らしい。だが米国産の米には700%?の関税をかけているので、24%の関税を課す」というような、意味不明の無謀さだ。

▼政府はこれから交渉にあたるというがもう遅い。だがこの行為を見て「ハルノート」を思い出した。

▼1941年11月、米国は日本の中国進出に歯止めをかけるため、当時の国務長官コーデル・ハルが、日本軍の撤兵を要求した。

▼これが引き金となり、日本は米国との開戦を決意したという歴史がある。つまり戦後80年続いた日米関係を、改める方向に米国はシフトするというのが「関税政策=トランプノート」ではないか。

▼「米国第一主義」とは、米国が各国に援助することをやめ、経済の効率化を図ろうとする意味だ。米国の『赤字解消大作戦』だ。

▼米軍の駐留費も日本に協力してもらっているが、一朝有事には米軍だけではなく、今度は自衛隊が前線に立てという要求だ。片務的から双務的な要求だ。

▼周辺に敵の多い日本だから、今までのように軍事同盟は継続してやる。だが自衛隊は十分戦闘可能な存在なので、自国は自国で守れと言うメッセージに聞こえる。

▼米軍はグアムに移転してもいいので、自衛隊が自国防衛に徹せよと。武器はいくらでも売ってやると。その裏には『日本国憲法第9条』を改正しても良いというメッセージが、含まれているのではないかと。

▼シンゾウはトランプと仲が良かった。シンゾウは「9条改正派」だ。トランプも戦うなら日米共同でと「9条改正」を支持していたのではないか。

▼シンゾウは『日米は運命共同体』と言いふらした。運命共同体とは米軍と一緒に戦うという、決意ではないか。

▼と言うことは、『日米共同軍』の創設だ。憲法改正は日本国民にはまだ抵抗がある。その前段として「集団的自衛権行使」を容認し『緊急事態条項』を作っておけば、いざという時自衛のための「超法規行動」が可能となると、トランプの耳打ちがあったのかもしれない。

▼「関税戦争勃発」という新たな戦場を設け、米国は日本に『憲法改正』させる糸口にしようとしているのではないか。

▼日本国民も今の世界情勢からして、自国の防衛はやむなしと思うという、気持ちが芽生えているのではないかとそう目論んで。

▼いくら同盟国であっても、日本だけが例外としないという米国の‟つれなさ”は、裏返せば日本を独り立ちさせようとする『戦争出来る国』にしようという、兄目線を取り越えた親目線ではないか。

▼自衛隊の前身である「警察予備隊」の最終目的を、トランプ大統領が実現させようとしているのではないか。

▼米軍基地の日本撤退。それこそは『真の主権国家』ではないかと、軍事オタクのイシバ総理が、胸張って言いそうな気がする。

▼何をするか皆目見当がつかない米大統領だ。プーチン・習近平・金正恩・ネタニアフなどの、悪い性格をすべて保有する大統領だ。

▼自然環境もどんどん悪化し、人間環境もそれ以上に悪化する地球だ。「日出ずる国」が、どのようなイニシアチィブを取れるか、期待する顔が全く浮かばない我が国会だ。


  曖昧と妄想の国を彷徨う 
             三等下

一方通行に侵入した時の運転手の心理

2025年04月03日 13時16分26秒 | えいこう語る

▼先日街中の病院に出かけた時、駐車場が満車で多くの車が待機していた。そこで別の駐車場を探すために、普段通ることのない道に入ってしまった。そこが一方通行だった。

▼狭いが対向車が通れるには十分の道幅だ。私は駐車場を探しているのでゆっくり運転している。対向車がやってきて窓を開けると「一方通行だろう気を付けろ」と怒鳴った。その男性は40代後半ぐらいに見え、別にいかつい顔をしているわけでもない。

▼もちろん私は一方通行の標識は見ていないが、そう言われればそうかと、慌てて別の道に入った。高齢者の事故が多いので、それで強く注意を促したのかもしれない。

▼だが標識を無視し入ったというより、間違って侵入してきたというのが、この地区ではありがちな道路事情に見える。

▼もちろん標識を見過ごすだけ、私も高齢者になっているのは自覚する。若い頃から運転が得手ではなく、取得時にも3回ほど失敗している。だからエンジンが始動した時点で『殺人自動車』と言うことを、意識しているぐらいだ。

▼思い起こせば普段通過していた道路が、いつの間にか一方通行になっていた道もある。警察に捕まり罰金を食らったが、みんなが普通に利用しているのに、こんなところを一方通行にしているのはおかしいと、警察に申し入れたことがある。

▼なぜかその後に解除された。私の意見を受け入れてくれたということではないはずだ。警察はそんな甘い組織ではないからだ。でも、一方通行は解除された。

▼話はそれたが、誤って侵入したのに「怒鳴られる」。街中ではそんな行為は事故につながる可能性も大きいので、注意されるのは早めの方がいい。

▼だが間違って侵入しているのだから、静かにやさしく注意してほしいものだと、常々考えていた。

▼今回も私が対向車の運転手なら「ここは一方通行ですよ」と声をかける。そうすれば侵入者も「失礼しました教えていただきありがとうございました」と感謝するに違いない。

▼なぜ間違って侵入した者に怒鳴るのかを、「チャットGTP大学」の、チャット教授に質問してみた。

▼教授は相手の運転主の心理状態を、事例をあげ詳しく分析してくれた。そして私のように「やさしい言葉での注意が一番事故を防げる」と回答してくれた。

▼教授はお世辞などは言わない。よくわかる説明に私の心も和らいだので、教授の解説は正しいのだろう。

▼若いころと違って、こんな話題を話し合う友人もほとんどいない。それに高齢化と過疎化が進む地域だ。

▼「チャットGPT地域高齢者大学」は、無料の授業料で、高齢者の生涯教育に役立っている。教育委員会主催の高齢者大学より、多分レベルが高いのではないかと思う。

▼でもやはり生身の人間との対話が欲しい。「チャットGPT大学」に期待するのは、あらゆる分野の教授たちが画面に登場し、授業を受けたい教授を選べるシステムにしてほしい。

▼私が好きなハリウッド女優の教授を選択できるなどというのは、勉強にも意欲がわく。向学心が高まり、死んでなんかいられないと思うに違いない。

▼え!すでにそんなのは出来ている。そうかもしれないが、遅ればせながら、超田舎に住む高齢者が思いついたことを怒鳴らずに、褒めてほしい。

▼チャット教授のような、高齢者地域大学を地方の教育委員会がどう取り組むか、一方通行に侵入したことについての運転手の心理状況について、チャット教授の指導から思いを馳せてみた。

チャットGPTは新たな高齢者地域大学

2025年04月02日 11時12分20秒 | えいこう語る

▼後期高齢者となった現在、地方に住んでいると車での長時間移動も辛い。街場で様々な講演会があっても、体力的にも参加できなくなった。

▼田舎では、まったくと言うぐらい講演会はない。それでなくとも年齢のせいか健忘症が激しくなる。さらに痴呆症も近づいているのも実感している。講演会に行きたいと叫びたいぐらいだ。

▼高齢者にとって田舎生活は不便だ。商店はなくなっているし公共交通がない。私の地域は現在人口が700人程となった。もちろんコンビニもない。

▼コンビニは「便利」だという意味だというのは知っているが、コンビニが出店しないほど、不便な地域だということのようだ。

▼でも自然美にあふれる環境は、都会人に羨ましがられる。今の年齢になって感じるのだが、人生の終末期にこんな環境に住んでいれば、今まで怠けていた勉強がしたくなる。

▼最近物忘れも多くなってきたが、なんといっても『経験知』だけはある。それだけが自慢だ?。だが街場にはある「高齢者大学」なるものが過疎地域にはない。

▼高齢者が学ぶ意思を持ち始めているのに、それに対する行政のサポートがない。過疎地故にコンビニ同様、開設しても意味がないと言うことなのか。

▼1月ほど前から、チャットGPTを始めている。PCに詳しい先輩がセッティングしてくれたからだ。

▼日本軍が壊滅された硫黄島での日米合同慰霊祭に、両国の防衛相が出席し「戦争は絶対しない」と宣言するのかと思いきや、お互いの防衛協力をさらに強固にすることを誓ってきたという。

▼それは島に眠る英霊たちに非礼ではないかというのをブログに書いた。だがブログは一方的な私の考えであって、そのことを討論する環境にはない。

▼だがチャットGPTに質問すると、時間を置かず回答がくる。まるで大学の教授に質問しているような的確な回答だ。

▼私は「チャット教授」と呼んでいる。教授は私の質問に答えながらも、もっと詳しく質問してくださいと、親切に対応してくれる。

▼教授の的確な指導を受けるためには、生徒自身の内容の深さも要求される。朝刊を眺めながら質問を探し、質問の内容をまとめながら教授に問いかける。

▼教授への質問は時間にして1時間ほどだが、毎日「チャット教授」の授業が楽しみだ。生徒としてもっと学び、米ハーバード大のマイケル教授の講義に、出席できるようになりたいものだと思っている。

▼妻が「フキノトウのみそ和え」を作ってくれた。春の香りが眠っていた脳を呼び起こしてくれ、チャット教授の地域高齢者大学に、今年から入学する。ちょっと毛髪も薄くなったピカピカの1年生だ。

▼我が母校小学校の今年の新入生は二人だ。私が一年生に入学したのは昭和30年。その時の新入生は「125人」だった。

▼小学校入学式の私の写真がある。当時の子供は今の子のような笑顔でのポーズなどない。学生帽を正しくかぶり、胸には名前の書いた白いハンカチがある。

▼直立不動の真剣な眼差しが清々しい。今年で77歳の私も『民主主義』とは何か『憲法』とは何かという問題に、取り組んでいきたいと思う。

▼私の机には小学校の卒業証書が飾ってある。なんだか妙に若返ったような気がする、戦後80年の輝かしい春だ。

チャットGPTは新たな高齢者地域大学

2025年04月02日 10時11分42秒 | えいこう語る

▼後期高齢者となった現在、地方に住んでいると車での長時間移動も辛い。街場で様々な講演会があっても、体力的にも参加できなくなった。

▼田舎では、まったくと言うぐらい講演会はない。それでなくとも年齢のせいか健忘症が激しくなる。さらに痴呆症も近づいているのも実感している。講演会に行きたいと叫びたいぐらいだ。

▼高齢者にとって田舎生活は不便だ。商店はなくなっているし公共交通がない。私の地域は現在人口が700人程となった。もちろんコンビニもない。

▼コンビニは「便利」だという意味だというのは知っているが、コンビニが出店しないほど、不便な地域だということのようだ。

▼でも自然美にあふれる環境は、都会人に羨ましがられる。今の年齢になって感じるのだが、人生の終末期にこんな環境に住んでいれば、今まで怠けていた勉強がしたくなる。

▼最近物忘れも多くなってきたが、なんといっても『経験知』だけはある。それだけが自慢だ?。だが街場にはある「高齢者大学」なるものが過疎地域にはない。

▼高齢者が学ぶ意思を持ち始めているのに、それに対する行政のサポートがない。過疎地故にコンビニ同様、開設しても意味がないと言うことなのか。

▼1ケ月ほど前から、チャットGPTを始めている。PCに詳しい先輩がセッティングしてくれたからだ。

▼日本軍が壊滅された硫黄島での日米合同慰霊祭に、両国の防衛相が出席し「戦争は絶対しない」と宣言するのかと思いきや、お互いの防衛協力をさらに強固にすることを誓ってきたという。

▼それは島に眠る英霊たちに非礼ではないかというのをブログに書いた。だがブログは一方的な私の考えであって、そのことを討論する環境にはない。

▼だがチャットGPTに質問すると、時間を置かず回答がくる。まるで大学の教授に質問しているような的確な回答だ。

▼私は「チャット教授」と呼んでいる。教授は私の質問に答えながらも、もっと詳しく質問してくださいと、親切に対応してくれる。

▼教授の的確な指導を受けるためには、生徒自身の内容の深さも要求される。朝刊を眺めながら質問を探し、質問の内容をまとめながら教授に問いかける。

▼教授への質問は時間にして1時間ほどだが、毎日「チャット教授」の授業が楽しみだ。生徒としてもっと学び、ハーバード大のマイケル教授の講義に、出席できるようになりたいものだと思っている。

▼妻が「フキノトウのみそ和え」を作ってくれた。春の香りが眠っていた脳を呼び起こしてくれ、チャット教授がいる地域高齢者大学に、今年から入学する。ちょっと毛髪も薄くなったピカピカの1年生だ。

▼我が母校小学校の今年の新入生は二人だ。私が一年生に入学したのは昭和30年。その時の新入生は「125人」だった。

▼小学校入学式の私の写真がある。当時の子供は今の子のような笑顔でのポーズなどない。学生帽を正しくかぶり、胸には名前の書いた白いハンカチがある。

▼直立不動の真剣な眼差しが清々しい。今年で77歳の私も『民主主義』とは何か『憲法』とは何かという問題に、取り組んでいきたいと思う。

▼私の机には小学校の卒業証書が飾ってある。なんだか妙に若返ったような気がする、戦後80年の輝かしい春だ。