goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

大統領に‟熱いキッス”をした総理

2025年02月09日 17時21分47秒 | えいこう語る

▼「トランプVSイシバ」の初対談。メディアはあれこれ騒ぐが、私を含め国民の多くは『対米従属』の国の総理に、ほとんど期待していなかったというのが、一般的な見方だろう。

▼会談の評価はメディに任せるが、私だけの評価を現時点で書き込んでおく。それはトランプ政権4年の間に、どんな影響をもたらすかだ。

▼イシバ総理の成果は、この言葉に尽きる。ジョーダン好き、いや冗談ばっかりのトランプをも驚かせるジョークを発したからだ。

▼記者からの「日本に追加関税を行ったら報復関税で対抗するのか」という質問に『仮定の質問にはお答えしかねます。というのが日本の国会答弁の定番だ』とかわし、大統領も「とてもいい回答だ」と、会場が笑いに包まれたことだ。

▼この答弁は、日本政治家の名言?として、後世に残るだろう。以前我が国の国会での、日米安保条約をめぐる質疑だ。

▼「我が国は米国の番犬です。と言う発言の撤回を求められた議員が『番犬様であります』と訂正し、満場の笑いを得たということを思い出した。

▼イシバ総理はUSスチール買収問題も「買収」ではなく「投資」だとし、大統領の顔を潰さなかった。

▼多分会談前のトヨタ自動車社長や、ソフトバンク社長からのレクチャーが、功を奏したのだろう。

▼しかしUSシチールの方が、日本製鉄の買収を望んでいるという。トランプの任期は4年だ。そこまで我慢すればいい。

▼トランプの「米国第一主義」が行き過ぎて、世界の批判を浴びれば、4年は持たない可能性もある。そして別な事件か事故で失脚する可能性もありそうだ。

▼「投資」という名の『買収作戦』かもしれない。ということは今回の会談は少し長い目で見れば、イシバ総理の勝ちとなるかもしれない。

▼だがその結果を見ないままに、イシバ総理が退陣を余儀なくされる可能性もある。しかし今回は、堅物と思われるイシバ総理の方が、一枚上手???に思えた。

▼防衛費増大などの、十分なお土産は置いてきた。さらに「金の兜」も置いてきた。トランプへの『勝って兜の緒を締めろ』という、暗示ではないかと思いたい。

▼これらが初対面でのイシバ総理からの、トランプ大統領への愛情を込めた『熱いキッス』ではないだろうか。

▼日米のゴット・ファーザーは、今度は私だという強い意思表示だ。【日本製鉄チュー】だ。そうであってほしい戦後80年だ。

世界改造計画

2025年02月07日 15時45分31秒 | えいこう語る

▼「日本列島改造」は、故田中角栄総理の発案だ。その時代に私は、ゴルフ場建設の会社に籍を置いていた。

▼野山を切り崩し自然を破壊する行為に、多少の違和感を覚えていた。だが出来上がれば日本の造園技術もふんだんに取り入れ、芝生が張られた美しい公園のように思えた。

▼明治12年に開設された函館公園。そのいきさつは、当時の函館駐在の英国領事が『病気の人には病院が必要のように、健康な人には公園が必要』という呼びかけで、整備されたということが記憶にあった。

▼そんなことを思い出し、自らの仕事を評価した経緯がある。反面「列島改造」の嵐は、地下に埋もれていた貴重な遺跡などを、ブルトーザーで破壊したというのも思い出す。

▼イシバ総理が「令和の日本列島改造」を打ち出した。改造で地方は再生できるだろうか。むしろ「一極集中改造計画」の方が、国民の心に響くに違いない。

▼昨夜布団の中で読んだ保坂正康著「昭和時代」朝日新聞出版の中に、こんな記述があった。昭和に入り青年将校や民間右翼の若者たちが跋扈し始め、テロやクーデターなどの暴力が目立った。

▼2:26事件の首謀者とみなされた思想家、北一輝が『日本改造法案大綱』を発表している。北は事件には直接関係していなかったが、死刑にされている。

▼改造の内容は「男女平等」「家族制度廃止」「私有財産制限」など、社会主義と非常に近い政策が並び、天皇を中心とする国家も「天皇機関説」に近い部分もあったという。

▼当時としては、なかなか進歩的な考えだ。角栄の改造論は資本経済論そのものだった。イシバの改造計論は掛け声だけで、疲弊し切っている地方の再生は困難だ。

▼北一輝の「日本改造論」は、良し悪しに関わらず、閉塞した時代を考える提言だと思うが、今最も気になるのが、今後のAIによる『世界改造計画』だ。

▼もはやAIを利用するのは、止めようもない時代になっているのを実感する。米国の「チャットGPT」が最先端だと思っていたが、中国が開発費も安く内容も優れるという「デイ―プシーク一」を立ち上げた。

▼とはいってもアナログ一色の田舎おやじにはさっぱり理解できないが、文章を書く代役をしてくれる機能だという。

▼だが人間が考える文章と違い、倫理感や道徳感など人間が永年の経験で体得してきたものまで、AIができるだろうか。そして任せていいか。

▼と一般的な疑問はあるが、現時点ではそうだが、使いこなしていくうちにAI自体が進化し、それらも解消できるといわれる。

▼さらに中国はAIの開発技術はオープンにし、全世界が使用していいという太っ腹な形態をとる。

▼従来の企業なら「企業秘密」であったものを、開放することで進化の度合いを早めるという、常識破りの行動だ。

▼どうやらAIは、人類にとって必要不可欠な友となるそんな感じがする。だがAIによって「人間力」なるものが退化するのではないかという危惧は、アナログ世代はぬぐえない。

▼そんな時代に差し掛かり、民族意識の強い我が国は、世界についていけるだろうかと疑問視していたら、文科省が2030年をめどに、教科書のデジタル化を図るという。

▼紙の教科書はいらなくなるということだ。すでにICT教育ははじまっている。今のところは子供たちの未成熟な脳には、デジタル教科書が使い勝手がよいようだ。

▼かえって教師の方が、デジタル教育に追いつけない様子も報告されている。混乱の中で進歩や便利性を追求すれば、健全な人格の形成に、成果をあげることができるだろうか。

▼デジタル教科書は国家主義的な教育の実現に、寄与しないだろうか。昭和の人間(デジタル人間)としては、鮮明ではないが大きなぼんやりとした不安もわいてくる。

▼トランプ大統領の再出現は、21世紀の新たなパラダイムの変遷を生み出すような勢いだ。それは20世紀の常識をまったく破壊する言動だからだ。

▼20世紀は戦争の世紀と言われた。21世紀は20世紀の歴史の上につくられた、平等・人権・平和の精神のもとに連続していると考えなければならない。

▼トランプの「米国一国主義」は、20世紀の人類の貴重な体験を、完全に踏みにじるものだ。歴史への冒涜と言ってもいい。

▼イシバ総理が米国へのフライトの中で考えてほしいのは、第二次世界大戦で『310万人』もの戦争犠牲者を出したということだ。

▼『310万人、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ』その言葉を呪文として、初対談に臨んでほしい。

▼アナログ昭和世代の人間として、単純すぎるかもしれないが、それしか総理には期待していない。

戦争で誰が 儲かる

2025年02月06日 17時21分54秒 | えいこう語る

▼イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの破壊はすさまじい。徹底的に破壊した後住民を追い出し、再建は重機で一掃し、新たな街を建設するのではないかと、かすかに想像していた。

▼イスラエルに武器を提供していた米国が、終戦調停案を提示した。ガザ地区を米国が長期的に所有し、リゾート地にしようというのがトランプの勝手な提案だ。

▼ガザ地区からパレスチナ人を追い出す。ガザがイスラエルの領土となれば、戦争で領土を拡大したと思われ、イスラエルのイタニヤフ首相は世界の非難を浴びる。

▼そこで米国がガザ地区の再建に乗り出せば、戦費で疲弊するイスラエルも、停戦に了解するだろうという魂胆だ。

▼イスラエル側は「歴史を変えるもので、追及する価値がある」と乗り気だ。一方自分の土地を奪われるパレスチナ側は猛反対だ。

▼トランプという男は、もはや常識人から外した方がいい。武器を提供し停戦の仲介料としてガザ地区を占領するという考えは、まるでハイエナ外交だ。

▼もしこれが実現したらロシアが侵略したウクライナの土地も、米国の自治区にして、両国が再び戦争を起こさない、平和の緩衝地帯にするなどという、荒唐無稽な発言をするかもしれない。

▼米国の象徴は「白頭鷲」だが、戦争後の勝利を独り占めにするというのであれば『ハゲタカ』が、その座を奪いそうだ。

▼こんな大統領の国に、就任祝いに勇んで駆けつけるのが我が国の総理だ。トランプはカナダを米国の51州とする発言をしている。

▼51州ではなく、本来は52州だ。51州は1945年から「日本」だからだ。『対米従属』とは51州を宣言したという意味だ。

▼軍事同盟国とはいえ「米国の核の傘下」に甘んじている。トランプは日本を『極東の最大防衛基地』としか考えていないだろう。

▼日本‟一朝有事”には、米国は武器弾薬・戦闘機などの支援はするが、経費は日本持ちだ。もともとペリー提督が日本を鎖国から解放し、近代国家にさせたからだと思っているに違いない。

▼開港させた5港は全て、米軍の軍港としてあるのだという考えしか、ないのではないか。ふと気が付いたら5港の中に、我が『函館』も入っている。

▼ウクライナ戦争もトランプは停戦させると意気込んでいる。状況を見てもプーチンとの話し合いで、ウクライナを説得させそうな雰囲気がある。

▼ウクライナが従わなければ、米国は武器供与を止めるからだ。そうすればウクライナは敗戦を余儀なくされる。

▼もし停戦が決まれば、その後が日本にとって恐ろしい。ロシアは「西部戦線」から「極東戦線」に軍を移動させるに違いない。

▼先日日本側が、高レベル廃棄物の地下埋設場を「北方4島」に埋めるという発言をしたからだ。この発言にプーチンが怒る。

▼積年の日露戦争の決着をつけてやろうという「寝た子を起こす」同様の発言だ。この日本側の発言の前にも、日本政府から函館市に対し、自衛隊の訓練場に函館港湾と函館空港を利用させてほしいとの申し出があった。

▼軍港都市化の動きに対し、函館市はあっさり承諾する予定だ。函館と青森間には津軽海峡がある。敵の海軍が津軽海峡を通過し、太平洋に進出すると、日本は挟み撃ちにされる。

▼日本は防衛上一朝有事には「津軽海峡封鎖作戦」というのがある。その敵艦隊とはロシアだ。かつて日露戦争の旅順攻撃の時も、バルチック艦隊の侵入経路として、津軽海峡の名も挙がっていた。

▼プーチンの極東侵略作戦に『北方5島』という考えが、浮かんでいやしないだろうか。終戦時には4島を占領したが、北海道分割統治案があったのは確かだ。

▼プーチンの忘れかけてる思いに火をつけたのが、北方4島への核のゴミ埋設発言だ。これは歴史的な重要な発言と言わざるを得ない。

▼ウクライナへの侵攻が始まり、ウクライナという言葉の意味を調べてみた。ロシア語で「辺境」という意味だ。

▼ロシアの極東最大の軍港に、ウラジオストクというのがある。地図上では日本海の向こうにある。日本を攻撃するには好位置にあるように見える。成田空港とは3時間だ。

▼ウラジオストクとはロシア語で『東方を征服せよ』という意味だという。これって恐ろしい軍港ではないか。

▼プーチンは次は『北方5島』の戦略を立ててくるかもしれない。そこで急遽函館港を軍港化にする動きが出てきたのだろうか。

▼「日米安保」があるので、米軍も一緒に守ってくれるのだろうかと期待もするが、ソ連が北方4島侵略時に、軍艦は米軍が貸与したという事実が、近年北海道新聞の報道で明らかになった。

▼歴史の裏は謎だらけだ。トランプやプーチンは何を考えるのか。イシバ総理も妄想をたくましく外交を重ねなければ、我が国の防衛など、一笑にふされる可能性が大きい。

▼それぞれの国の「自国第一主義」が表面化してきた世の中だ。『ペテン外交』位ができる度胸も、必要な時代になってきたようだ。

▼「丁寧に、しっかり、誠実に」などという生ぬるい外交では、足をすくわれるだけだと、田舎おやじの私までも、人柄が悪くなっている感じがしてならない昨今だ。

▼横で妻が、もともとあなたにはそんな性格があると、囁いたような気がした。

「大惨事世界大戦」前夜か

2025年02月05日 18時36分37秒 | えいこう語る

▼第一次世界大戦後の混乱した世界を安定化するために、『国際共調路線』を主導し『国際連盟』の発足に力を果たしたのが、米国のウイルソン大統領だ。

▼払えもしないような莫大な賠償金をドイツに課したが、側面からドイツを支援したのは米国だ。

▼ドイツの工業に投資し、利益から賠償金を支払えばいという考えを示したのが、米国だという。

▼米国がそんな意味では、資本主義的な発想としては英・仏より、はるかに成熟していた。と指摘するのは、保坂正康著「昭和時代」朝日新聞出版に掲載されている。

▼だが、米国はドイツの軍事力にも大幅な制限を設け、二度と戦争ができない体制に画策する。

▼このことはドイツ人に多大な屈辱感と不公平感を与え、これによってヒットラーを登場させることにつながっていったとも、保坂は指摘する。

▼バイデン前大統領の施策を真っ向から批判し「米国第一主義」を掲げるトランプ大統領が出現した。ヒットラーの再来のようなトランプだ。

▼第二次大戦終了後、日本は米国の占領下におかれる。憲法改正での「戦争放棄」や米国型資本主義社会の登場で国柄が変わる。

▼そして『対米従属国家』として、80年も過ごしてきた。ドイツのような民族独立の機運が起こらなかったのはなぜか。「天皇制」なるものが解体させられたからか。

▼そんな時代を長く過ごし、アベシンゾウ政権から「民族自立主義」的な考えが、台頭してきたのではないだろうか。

▼シンゾウは憲法を自分流に解釈した。それは多数の憲法学者から非難を受けた。だがシンゾウはそれを無視した。まるでトランプのように。

▼政治課題のトップに『憲法改正』が上げた。あまりにも保守的だといわれたが、シンゾウは真の保守ではないともいわれた。

▼真の保守とは、微調整を行いながら生き延びるという。シンゾウのような急激な改革を望むものは、真の保守ではないと言われた。

▼その後の総理もシンゾウの考えを踏襲した。我が国の憲法は、第一次大戦後のドイツにおける、最も民主主義的だといわれたワイマール憲法をヒットラーが破棄したような、そのような不穏な空気が、国内に蔓延しだしてきた。

▼そんな我が国の今の現状から『新しい戦前』と言う言葉が現れた。最近の我が国は「いつか来た道」を知らず知らずのうちに前進しているような気がしてならない。

▼このぼんやりとした不安を、メディアも解説できなく、国民の不安も増大しているのが、今の我が国の現状ではないだろうか。

▼そんな政治も経済も安全保障にも安定を欠く、我が国の総理がヒットラー同様の感覚を持つ、トランプとの初会談に臨む。

▼初会談への準備のためレクチャーを受けたのが、ソフトバンクの孫社長と、トヨタ自動車の会長だという。

▼外務省や財務省の幹部ではないのか。もはや危機管理体制が全く整っていない、イシバ政権だ。

▼こんな総理の訪米がどんな結果を生むか、国民の端くれの田舎おやじも毎日が不安でいっぱいだ。晩酌にもつい力が入ってしまう。

▼トランプはウイルソンの政策の反対を行く。『国際共調路線』など頭の隅にもない『米国第一主義』だ。

▼日本には何を突きつけるのか。軍縮ではなく『軍備強化』を要求するに違いない。自分の国は自分たちで守れと。そして米軍の「駐留経費」のさらなる負担だ。

▼トランプは「戦争の放棄などでは国際競争には勝てない。米国の押しつけ憲法と国民が考えているなら、押しつけ憲法を廃止をせよと【憲法改正】の、後押しをしてくるのではないか」と、晩酌のはかどりでとんでもない妄想も働く。

▼戦争が近づくと「軍部の暴走」が始まる。青年将校たちが起こした「2:26事件」が、その発端ではないかという。ここから軍部による『使い勝手の良い天皇像』が出来上がるからだ。

▼最近ある若手タレントが、自衛隊の装備や実弾訓練で武器の優秀性をテレビで紹介する番組がある。自衛隊員は「国を守るため」には、命を張るという気迫がテレビから伝わってくる。

▼その真摯な態度に、田舎おやじの胸には熱くなるものが込み上げてくる。年齢を重ね「涙もろくなった」のではない。私の日本人としての眠っていた遺伝子が、頭をもたげるのだ。

▼そんな日本人の気質を喚起させるような、自衛隊紹介のテレビ番組だ。さらに「国防とは何か」という問いかけにも、心を揺さぶられる。

▼戦争へのプロパガンダ教育は、静かにテレビまで浸透してきたのを感じさせられる。テレビを観て実感するのは、自衛隊は『世界最強の日本軍』だという事実だ。

▼『新しい戦前』そんな言葉の意味が前進し出すのが【トランプと石破の初対談】からだと、戦後80年の出来事として、日本史に刻まれるような気がしてならない。

▼次の世界戦争は『核爆弾の応酬合戦』になるだろう。それは世界最強の武器で、戦争を終結させる兵器でもあるからだ。

▼そこで私は「第三次」とは呼ばない。『大惨事世界大戦』と呼ぶ。だが我が国の憲法改正はそう簡単には動かないだろう。

▼だがそのきっかけが日本史の中にある。大正12年の『関東大震災』だ。世の中が大混乱し、その復興の中で軍部が凶暴性を発揮しだす。そして「2:26事件」。

▼間もなく東日本大震災以上の『南海トラフ地震』が、必ずやってくる。その時が自衛隊が『国防軍』に名を変える、歴史的最大のチャンスだ。

▼ヒットラーがワイマール憲法を反故にし「全権委任法」を成立させた。我が国も次の大震災で「非常事態条項」を成立させる。

▼そこを境として、自衛隊は『日本軍』として再び権力を把握するに違いない。軍部はその後どんな道をたどったのか、犠牲者310万人の声に耳を傾けなければならない。

▼というような「昭和時代」の長い夢を見て、今朝の目覚めは大幅に遅くなり、御前9時に近かった。午前とするつもりが「御前」となった。昭和は日本人が最も愛する時代だった。

神を冒涜するトランプ

2025年02月04日 09時57分26秒 | えいこう語る

▼大統領宣誓式は教会で行う。米国を安全・安心な国にし、国民の生命・身体・財産の保全の責任を負うことを、神に誓うのだろう。

▼その就任式の模様が北海道新聞4日の「卓上四季」に掲載されていた。驚くのは主教をトランプが口汚く罵ったという。

▼女性の主教は『大統領閣下、どうか慈悲の心を持ってくださいと』話しかけたという。『農産物を収穫し、ビルを清掃し、養鶏場で働き、食堂で食器を洗い、病院で夜勤をする人がいる』と続けた。

▼『こうした移民は、犯罪者でなく良き隣人だ』と、弱い立場の人々への寛容を説いたという。その場でトランプは主教を恫喝したという。とんでもない大統領だ。いや『小統領』だ。

▼さらに米国の北に位置するカナダと、南に位置するメキシコに、25%の関税をかけた。関税はもはやトランプにとって、米国第一主義の「強力な武器」となっているようだ。

▼「怒鳴るど・トランプ」だ。こうなれば『世界関税戦争』の勃発だ。カナダとメキシコは「生活安全保障条約」を締結し「挟み撃ち作戦」を開始しなければならない。

▼間もなくイシバ総理がトランプを訪問する。戦後80年を迎え『対米従属』を解消する時期に達している。

▼女性主教のように、勇気をもって『対米従属廃止』を主張してみてはどうか。それに対し恫喝するようでは、そんな国は同盟国ではない。

▼イシバ総理は胸を張って、対等に会談してほしい。多分多くの国民が総理を支持するだろう。それが戦後80年の内閣総理大臣としての最大の使命ではないか。

▼トランプと会談したソフト・バンク孫社長に「どんな人物だった」と聞くようであれば、国民は戦後80年総理としての、資質に欠けると思う。

▼もし日本の国益が損なわれるような発言をトランプが放ったら、得意の「にらみ返し」で、日本の主張を‟丁寧に”‟丁寧に”説明してほしい。ダメなものは駄目だと。

▼世界最強に近い軍事力を有する、自衛隊のトップではないか。胸を張り堂々とした態度で会談に臨んでほしい。

▼私たちも昭和・平成・令和を生きてきた。戦後一度も戦争がなかったのも米国のおかげだ。その米国が、一人の人間により『世界一のならず者』呼ばわりされるのは、同盟国としての恥だ。

▼兄の無謀な発言を戒めるのが弟の役割だ。そんな国民の声を背に、どうか胸を張って会談に向かってほしい。

▼頑張れ石破茂。頑張れ戦後80年目の総理!!。