カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

メロンパンを手作り

2011-05-13 23:54:59 | ★イタリア留学日記
私はあんぱんでお兄ちゃんはメロンパン、
有名なまんがとは逆だけど、
これが私たち兄弟の子どもの頃の定番おやつ。

子どもたちもみんな大好き
おいしいかわいい菓子パン達はイタリアにはない。
んじゃ、作ってしまえ!とパン作りが上手なお友達と一緒に手作り。
暖かくなるとパンの発酵具合もいいから楽しいね。

じゃーん!できたぁ!メロンパン☆

これはどう見たって正真正銘メロンパンでしょ!
甘く香ばしい焼きたての香り。
外はカリッと、中はふんわり、よく出来ました◎

久々の日本のパンはおいしい。
創意工夫に満ちている。
創作するという点でこんなにおいしいパンは世界唯一だ。
こっちのパンなんてぼってりとでかくて
カッチカチのパッサパサのコッチコチの、、
あ、言い過ぎた。。
いや、それも味わい深いものもだけどさ。

海外に住んで思う、日本人てすごいなって。
おとなしいふりして、その内は好奇心と探究心にあふれてる。
その心だけでこんなとこまで来ちゃってる私、
ないなら作ってやれという私も正真正銘日本人だわ。

おいしいパンをかじりながらふとそんな事を思ってみる午後なのでした。

寄り道ジェラート

2011-05-13 23:24:39 |  └・ジェラート&ドルチェ
友達とランチの帰り道、
強い夏の日差しに自身が陽炎になったみたいにふらふらと歩く。
それにしても暑い。。
そして立ち止まるジェラート屋。
って、さっきデザート食べてたじゃん!
という突っ込みを私にする人はもはやいないだろう。

いつものチョコレートとピンク色はメロン。
夏になるとフルーツのジェラートが増えて嬉しいな。

眩しい夏の光に目を細めてみる午後は儚い夢のように
ジェラートとともにゆっくり溶けてゆくのでした。

■Gelateria Cavini
Piazza delle Cure, 19
tel 055 587489
http://www.gelateriacavini.it/

やさしいおいしいイタリアン

2011-05-13 23:04:06 |  └・Ristorante/Trattoria
お友達とランチ。
町の中心から少しだけ郊外に行った所に住んでいるお友達の家の方面で
おいしいお店はないかと人にきいたら、良い所を教えてくれた。
そこは住宅街にあるアットホームなお店。
ランチしかやってなくて、いつも混んでるらしい。

地図で調べて行ってみた。
ちょうどお昼過ぎに着いたけど、お店はしんとしてる。
ん、もしや休み?ドアを開けたら開いたので中を見てみると
お店のキッチンでお姉さんが何やら食べてる。
あ、開いてないの?って聞いたら
開いてるわよ、どうぞって、
もぐもぐした口を恥ずかしそうに微笑ませながら、店の奥を差した。
席には誰もいなくて、大きなおっちゃんがくつろいで新聞を読んでる。
私たちを見つけると、やあどうぞって慌てて立ち上がって席へ案内してくれた。

木のテーブルと椅子、斜めに入り込む昼の日差しが暖かい色を差し
大きなおっちゃんの振りまく明るい空気とあって、とってもアットホームな雰囲気。
なんかいいね。こういうの好き。
 
写真左はつき出しの「麦のオムレツ」
やや!これおいしい!
ローズマリーの香りと麦の旨味がとってもいい感じ。
付きだしがこのおいしさだと他のも期待が出来るってなもんだ。

右は友達が頼んだゴルゴンゾーラとミントのパスタ
重いのかと思いきやこれがさっぱりしてとってもおいしい。

これは私が頼んだカルチョーフィのラザニア。
ラザニアもチーズとベジャメッラソースがお腹に重い料理なのだけど
これが重すぎず、ぺろっと食べられちゃういい塩梅でとってもおいしい。
具のカルチョーフィもおいしくって、
でもそろそろ旬の季節でないはずだから、瓶詰めのを使ったのかなと聞いてみたら
大きなおっちゃんは、そんなの使わないよと目を丸くして抗議。
確かにカルチョーフィの季節は終わりだけど、今、丸い小さなのが採れるらしく
それをうちでオイル漬けにしてるんだよと教えてくれた。
へぇ、そうなんだ~。
そうだよね、瓶詰めでこんなにおいしいわけがない。

料理の事を聞くと、大きなおっちゃんは熱心に答えてくれる。
その言葉の端々から、素材を大事にしていること
料理に対する愛情が伝わって来る。
だからきっとこんなにおいしいんだね。
一見、大柄なおっちゃんから想像しづらい繊細で丁寧な味わいにも
話してみると納得がいく。

はずせないデザートはチーズケーキ。
これがまた超超おいしい☆
重すぎず味わいは軽くでもしっとり、松の実の香ばしさがアクセント。

おいしい料理をお友達と楽しく頂いて満腹満足。
すてきなお店を教えてもらって得しちゃった☆ありがとう!
このお店超好き。もしかしたらフィレンツェで一番好きかも。
ちょっと遠いけどまた来たいなぁ。
お腹いっぱい幸せいっぱいで店を出てみる景色は
いつもよりキラキラとしているようなのでした。

■Osteria i Riffaioli
via del Ponte alle Riffe, 2-4/R (angolo via Boccaccio)
Tel:055 50 88 070
http://www.osteriairiffaioli.it/

イタリア家庭料理

2011-05-11 22:28:38 | └☆イタリア家庭料理
大好きなイタリア家庭料理のレッスン
今日のメニューは

■antipasto

Crostini Toscani(トスカーナ風クロスティーニ)
ずっと習いたかったトスカーナの定番伝統料理
どのレストランに行っても必ずある。
レバーと香草をペースト状にしてパンにぬっていただきます。
これがすっごくおいしいの☆
通常バーミックス等でブンとペーストにしちゃうのだけど
マンマの伝統家庭料理なので
メッザルーナという半円の包丁で丁寧にペーストに。

■primo piatto

Risotto agli Asparagi(アスパラガスのリゾット)
旬のアスパラガスを使ったリゾット。
お野菜の旨味たっぷり。

■second piatto

Scaloppine di Vitello(仔牛のスカロッピーネ)
スカロッピーネは小麦粉をはたいてソテーした肉料理エスカロッペの小さい版。
ゴルゴンゾーラチーズソースをかけていただきました。

■dolce

Torta di Ricotta(リコッタチーズのケーキ)
軽い味わいのフレッシュチーズリコッタを使ったふんわり軽いケーキ。
チーズケーキって重くなりがちだけど
これなら軽くいただけます。

今日も楽しくつくっておいしくいただきました。
ごく普通の事だけど、これをちゃんとする事が
人生を幸せにするんだってしみじみ思う午後なのでした。


春の日とおいしいランチと外国人のお友達

2011-05-10 23:56:18 | ★イタリア留学日記
 
イタリアに来て1年半、ようやく地元のお友達が少しできはじめた。
軽薄なナンパがイヤで日々ガードを固めていると
友達すらできづらくなっていたのだけど、
みんなこういうの、どうやって対応してるんだろう。

私という人は基本そんなに積極的社交性をもっているタイプではない。
誰かをつかまえて自分の話をするよりも、
誰かが話してるのを聞いている方が面白いし、性にあってる。
なのにいつも愉快な仲間に囲まれているのは
本当にただラッキーでいつもいいお友達に恵まれるだけだ。
本当にありがたい。

でも海外において、そんな自主性を伴わない社交性は無益なもので
かき消されないようにとがんばってみたものの
それじゃあ今度は自分がしんどくなる。
厳しい冬に力尽きてその冷たい霜に身を横たえた時に
春の日差しはやわらかに注ぎだすものである。
 
 
文化の違う国で理解してもらうのは難しいけど、
じたばたしないで、ただ自分らしくあれば良かったんだ。
そうすればいつか、こうやって
私の考えを尊重し、その違いを楽しんでくれる友達に出会えるんだね。

ランチに連れて行ってもらったカフェは
春の陽をいっぱいに溜めた小さな広場に面していて
軽やかな春風に吹かれながらいただくランチは
いつになくおいしく楽しく感じるのでした。

フィレンツェ お気に入りのおやつ

2011-05-07 23:43:45 |  └・ジェラート&ドルチェ
どこの町に暮らそうと、
おやつを探す嗅覚はいつも広く張っている私。
フィレンツェでもお気に入りのおやつがいくつかある。
そのひとつが「Caffè Paszkowski」のシュツドゥデル。

友達がグルメな友達からおいしいと勧められ
私にも教えてくれたもの。
これがパイの感じとナッツやフルーツの餡、
ちょっと小振りな大きさといい、
絶妙にバランスとれてておいしいのだ。
イタリアの食べ物って、繊細なバランス感覚より
素材のおいしさを、どうだおいしっだろうって食べる感じだから
通常甘いものはこれでもかってくらい甘い。
でもここのはどことなく洗練されている。
伝統的でクラシックなカフェの佇まい同様
ちょっと素敵なおやつなのでした。

■Caffè Concerto Paszkowski
piazza d.Repubblica 31-35/r
tel 055-210236

5月5日フィレンツェ、晴れ

2011-05-05 23:25:56 | └☆イタリアぶらり旅
5月5日、イタリア、フィレンツ、晴れ

どこまでも晴れ

カメラといっしょにお散歩
ミケランジェロ広場へのぼった。

夏を思わせる強い日差しにも
揺るぎなく映える石の街。
美しいフィレンツェ。

ほんとうはバラ庭園に行きたくってここまできたんだけど
結局、まだ修復中で入れなかった。
え~~、五月には開園するって言ってたのにぃ。
ま、いっか。イタリアだし、仕事遅いし、仕方ない。
  
  
それ自体、庭園みたいなフィレンツェの町を
プラプラと歩いている初夏の日なのでした。

Notte Bianca 眠らない夜と千年の目覚め

2011-05-01 11:37:37 | ★イタリア留学日記
今日は「Notte Bianca(白夜)」のフェスタの日。
町中でイベントをやったり、公共の施設も無料開放されたり
たくさんのお店も深夜営業して
みんなここぞとばかり夜遊びする楽しいイベント。

24時間お店が開いているのが当たり前の日本からしたら
それのどこがお祭りなんだと言われそうだけど、
基本、夜は家に帰って家族とご飯食べて寝る健全なイタリア人からすれば
イエーイ、今日は遊ぼうぜって盛り上がることこの上ない。
日も暮れ始めると、町はたくさんの人で溢れ出す。
 
なんだか良く分かんないけど楽しい事にはとりあえず参加したい私。
でも、夜中に酔っぱらいで混雑した異国をひとりで突撃する勇気はなく
連れを誘ってみたら、疲れてるからとあっさり断られた。
つかれてるなんて、まだ若いのにお気の毒な。。
でもま仕方ないので、バイト終わってとぼとぼ歩いて帰ってたら
イタリア人のお友達と会った。
ベッキオ宮の塔が無料開放されるのに行くらしく、
一緒に行く?といわれ、渡りに船と便乗した。
そりゃ私だってバイト終わりで超疲れてるけど、
でもそんな事言ってたらこのおそろしく長い人生で
楽しい事なんてひとつも探せないじゃん。

夜のベッキオ宮はそれはそれで神秘的。
この建物が過ごした歴史がゆらゆらとまた動き出しそうに
夜闇の中で妖しく光っている。
結局、定員オーバーで塔には登れなかったけど、
白夜にさらされこの町の景色はすごく不思議でずっと窓から眺めていた。
それは、時の封印を解かれたみたいにそわそわとうごめいて
まるで白く浅い夢を見ているみたいな心地なのでした。