カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ふる里 太宰府

2013-01-25 23:44:06 |  └・九州ぶらり旅
帰国してから、怒濤の庶務をこなす
日本にいるうちにやっておかなきゃいけないことはたくさんある。
そして、会いたい人もたくさんいる。
昼は庶務ででかけ、夜は飲みにでかける毎日、
せっかく帰ってきたのにほとんど家にいない私を
ようやくこの子はこんな子だと分かり始めたような母。

どうにか時間を作って母とおでかけ、
お昼を天満宮の近くのお寿司屋でいただく。
ああ、この銀シャリの上品さ。
これこそ握りだー!
フィレンツェにもお寿司屋さんはあるけど、
その大体が中国の人が経営するお店、
もちろんちゃんとお寿司の形をして出てくるのだけど、
ちがう、ちがうんだよ、
わかるかなー、この握り加減、
握りつぶさず、でも崩れることもなく、
ネタとのバランスもよい塩梅でね、
これなのよ。
ちゃんと修行した職人さんしか握れないこの感じ。
海外でお寿司を食べるたび、ちがう!と叫びたくなるけど、
でもそれはそこでがんばって作ってる人に失礼なので言えないけど、
うー、やっぱり日本のお寿司の方がおいしいもん!
とまあ、そんなことを思いつつ、しみじみお寿司を頬張る。

お寿司をしっかりいただいたあとは、
太宰府の主にもちゃんとご挨拶。
ここに来ないとなんだか帰った気がしない太宰府天満宮。
私が育った町の神様。
私が大きくなっても、町が変わっても、ここは変わらない。
変わらない景色に、小さな頃の私の影が映る。
どんぐりを拾った境内、友達と渡った太鼓橋、
よく覗きにいった神社の馬小屋の白い馬の黒い瞳、、
 
 
今年は飛び梅が咲くの遅いな、
いつも一番に咲いて楽しませてくれるのに。

そして、ここに来たら食べずに帰ることはできない梅が枝餅。
なんと今日はよもぎの日だった。
毎月25日は梅が枝餅のよもぎバージョンが売ってるらしい。
へー、知らなかったぁ。昔はそんなのなかったけど、
がんばってるんだねー、商店街のみなさん。
大好きな梅が枝餅をいただいて至福の時。。
 
そのあと、国立博物館にボストン美術館展を見に。
迫力の日本画を見て、心にドラを大きく打ち込まれたような衝撃。
ああ、この100分の1でも私に力があったら、、
何百年たっても消えないパワーにリンクすべく、
目を皿のようにして絵を見つめる。
私も強くなりたい。

私の世界がこの町の中だけだったとき、
私はとてもとても幸せだった。
毎日が輝いて、日々暮れる夕焼けに毎日胸をときめかせていた。
神様、私は強くなりたい、
幸せに守られていた町を出て、辛い広い世界で流されずに生きていく強さを、
夕焼けの美しさに毎日気付ける心を守れる強さを。

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