カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

世界で一番ロマンティックな街 パリ

2011-03-28 01:08:56 |  └・フランス
絵画のように美しい「モレ・シュル・ロワン」でひと通り写真を撮ってまわって
そこに留まってじっくり感じたい気持ちもあったけど、
2泊3日の短い旅だし、やっぱりパリに戻る事にした。

パリ、最高にロマンティックなこの街にいるだけで
なんだか華やいだ気分になる。
 
キラキラと流れるセーヌ川。
ああ、やっぱり好きだな~、この街なんて思いつつ
ぷらぷらと写真を撮りながら歩いていたら
おじいちゃんに声をかけられた。
 
 
  
「日本からきたの?地震大変だったね、お大事に」と言われ
普段なら知らない人はガン無視の私もそれには丁寧にお礼を言うようにしている。
あんな東の端っこにあるちっちゃな国の事をみんなとても気にかけてくれていて
本当にありがたい。
しばらくおじいちゃんと立ち話。
ひとりで来たの?と聞かれ、うん、と答えたら
ぼくが君の彼だったら、世界一ロマンティックな街で
君をひとりになんてしないよ!と言っていた。
う~ん、さすが世界一ロマンティックな街に住むおじいちゃん、
あなたもそうとうロマンティストです。
コラ!見習え、日本男児。おじいちゃんに負けてるゾ。

見たいお店が近くにあったので寄ってみたノートルダム大聖堂。
前回の旅では入る為の長蛇の列に恐れを成して入らなかった。
今日はどうかしら、と思ったら、すんなり入れた。
 
 
広い内部空間にずっと上まで飾られたステンドグラス
どこまでも厳かなその空間は
人の祈りを天へ届ける道が開かれているよう。
 
そろそろお昼、おなかも空いたのでランチ、
パリといえばクレープ!この世で一番ロマンティックな食べ物(!?)
前回の旅で食べてすっごくおいしくって感動したので
また同じお店に行く事に。
 
 
前回はすごくすんなり着いたから、その記憶を頼りに歩いたら
思っていたより遠くてかなり歩くはめに。
記憶ってあてにならない(特に私の場合)ま、いっかお散歩おさんぽ。

たくさん歩いて、お目当てのお店に着いた頃には空腹は限界。
欲張ってランチセットにした。
甘くない惣菜クレープとデザートクレープと飲み物がついて来る。
飲み物のメニューを読んで「ソーダ」と思ってたのだけど
「シードル(りんごの発泡酒)」が出てきた。
そっか、あれ、シードルって読むんだ。ラッキー☆シードル大好き!
それがまたすっごくおいしかった!!
ほんのり甘くて少しとろっとしたのどごし、でもしゅわっと酸味爽やかで
ああ~、おいしい!!これ樽ごと家に備え付けたいっ。
 
はい、そして念願のクレープ。
あれ、これ何?って言わないでね、全くそっくりなこの二つは
左がチーズ、卵、ハムの惣菜ガレット(そば粉のクレープ)
シンプルな具材をうまみたっぷりのかりっと焼いた生地が包んでとってもおいしい。
右はバターと砂糖のシンプルなデザートクレープ。
これがね、この上もなくおいしかった!!
きっとおいしって、すっごくシンプルな物なんだね。

しかしこのお店、日本人観光客でいっぱいだ。
前回来たときはひしめき合うパリジェンヌに混ざってクレープを食べて
それもまたおいしい記憶につながっていたのだと思うのだけど、
ここまで全員日本人だと少し興ざめかも(ってその私もかく言う日本人なのだけど)
ま、おいしいものにあくなき探究心を持つ民族だってことで
すばらしいということにしておこうかな。
しかし、観察していると日本人の食事風景というのは少し変わってる。
みんなもくもくと食べ進め、連れ合いと楽しげに食事を共にするという雰囲気がない。
旅行中で疲れてるのかな?海外で緊張してるのかも。
イタリア人はアホみたいに(失敬)楽しそうにご飯を食べるから
それを私が見慣れてしまったのか。
そういえば食事中にそんなにしゃべったら母に行儀が悪いとしかられたっけ。
世界で見ると日本人は礼儀正しく、行儀がよいね。

おなかいっぱい、しあわせいっぱい抱えて
またセーヌ河岸をプラプラと歩く。

春の日差しを浴びて等間隔で並ぶ恋人たちの影がとてもかわいらしく
ロマンティックに、楽しげに映るのでした。

<クレープを食べたお店>
■la Creperie des Canettes
10 Rue des Canettes
tel: 01 43 26 27 65

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