夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

N・ヒル『仕事の流儀』(その25)

2013-04-23 23:16:25 | N・ヒル『仕事の流儀』
第20章「自分の望む地位を手に入れる最上の計画」の続き。

Second:Write out a list of the following 17 principles of success and grade yourself accurately on each, the grade running from zero to 100 percent on each principle. Under each of the principles state in detail why you believe you are entitled to the credit you have given yourself, what definite proof you have to offer that your grading is accurate.
(“How to sell your way through life”‘20 The Master Plan for Getting a Position’)

第二に、次に掲げる17の成功の原則を書き出して、それぞれの原則に対して、100%から0%に至る評価で、自分自身を世界一正確に採点しなさい。それぞれの原則の下に、なぜあなたが自分自身に与えた評価に対して、そう評価できる資格があると信じるのかや、あなたが自分の採点が正確であると申し出るべき明確な根拠を、詳細に述べなさい。

ヒル博士が挙げる「17の成功の原則」は次の通り。
①人生における明確で主要な目標
②自信
③イニシアティブ(率先して物事を行うこと)
④節約の習慣
⑤想像力
⑥熱情
⑦自己抑制
⑧報酬よりも多くのことを行う習慣
⑨他人を喜ばせる人柄
⑩正確な思考
⑪努力の集中
⑫協力
⑬失敗から利益を得ること
⑭寛容
⑮黄金のルールを実際に適用できているか
⑯健康を保つ習慣
⑰マスターマインド(成熟した精神)を実際に適用できているか

ヒル博士は、この17の原則に対する自己の到達度を採点し、その理由を書き出したら、S石油会社の、自分が働きたいと思っている仕事の部門担当者宛に、なぜ自分がその仕事にふさわしいかを書いた手紙と共に送りなさい、と言う。
その手紙の内容がすごい。どうか私に、一ヶ月間、自分の求める地位で働く機会を与えていただきたい、その間、報酬は無しでかまわない。一ヶ月経って、私がその地位にふさわしいと証明できなかったならば、潔く身を引く。もし、試用期間を延長されるという場合も、喜んで従います。

確かに、ここまで捨て身になって勝負に出れば、かなり高い確率で自分の望む地位は手に入れられるだろう。仮にS石油会社では、自分の希望する仕事が得られなかったとしても、別の同業会社が採用してくれるだろう。ただし、それは自己分析が正確で、かつそれがその業界の求める人物像と合致していた場合の話だが。また、前にヒル博士も言っていたように、地位を手に入れるより維持し続けることの方がさらにいっそう難しいことではあるが。

第20章の話題は、後日もう一度取り上げる。

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1 コメント

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ヒル博士 (風の靴)
2013-04-24 08:44:29
おはようございます

おお~ッヒル博士!!!(笑)
お待ち申し上げて居りました~

その25・・・う~ん流石です・・・

この度もまた収穫を得ました。

ちかさださん!!ありがとうございました(笑)
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