夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

市民講座

2016-06-26 22:05:42 | 日記
今日は勤務校で、文化セミナーという市民対象の講座を行った。
昨年末以来、このブログでしばしば話題にしている、門脇重綾とその和歌に関する内容についての発表である。

前半は、門脇重綾の伝記、歌集『蠖園集』(かくえんしゅう)の書誌データ・内容と構成、重綾の長歌の特色について説明し、重綾の自筆手紙の資料紹介などを行った。
後半は、私と境港の古文書の会代表の方とで対談。
主に私が聞き役となり、古文書の会の活動内容や、今秋の『蠖園集』出版に向けての取り組み、重綾の人物像や和歌の魅力などについて語っていただいた。

会場では、少数ながら、私が持っている鳥取の和歌と国学関連の資料(短冊・歌書類)展示を行ったので、参加された方々に理解を深めていただくことができたと思う。


講座終了後、門脇家の方とお話をすることができ、取り上げていただいてありがとうございましたと言っていただいた。力量不足の私ではあるが、今まで苦心して勉強したり準備したりしてきたことが報われたように思った。

時々は(本当は「常に」だが)自分を追い込まないとよいものはできない。
そのことを改めて実感した今回の経験だった。

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