夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

日本酒紀行(3) 郷乃誉 獺祭

2013-02-04 21:57:15 | 日本酒紀行


今回もイケメン店長に、お勧めのお酒を紹介してもらった。

この順番で飲んだ方がと言われ、まずは郷乃誉(さとのほまれ)純米吟醸から。
須藤本家(茨城・笠間市)のお酒で、アルコール分15度以上16度未満、精米歩合55%。
国産米と表示されていたが、どんな品種の米が材料かはわからなかった。
「郷乃誉」には幾つもの種類があり、国内外の様々な賞を受賞していることを教えてもらった。
「ワインのようなボトルに入っているでしょう? 外国のワインの賞も受賞しているんですよ。面白いなあと思って、」
日本酒好きのお客さんに勧めているのだという。

さっそくいただくと、香り控えめですっきりした口あたりの割に、しっかりした味わいのお酒。軽く飲めそうでいて、喉を通っていくときに意外な熱さを感じ、あとからゆっくりと酔い心地が広がっていく。たしかに、ユニークだという感じはする。

次は、獺祭(だっさい)純米大吟醸48 しぼりたて生 寒造早槽(かんづくりはやぶね)
旭酒造(山口・岩国市)のお酒で、アルコール分16度。
山田錦50%精白の純米大吟醸をベースに、同じく39%精白の山田錦を使った純米大吟醸を8対2の割合でブレンドした、ということがラベルに書いてあった。
とっくりからお猪口に注ぐと、ぱあっと華やかな香りが立つ。言われた通り、「郷乃誉」の後に飲んで正解だった。
甘くて優しいのに、スッと切れる感じの口あたりで、舌に残る後味も心地よい。
飲んで思わず「ほっ」とやすらぎを覚える。すごいお酒だ。

この時期だけのお酒ですから、と言われて飲んだが、とてもよかった。店長さんも、
「香り、のどごし、味わい、すべてがすばらしい」
と絶賛していた。

このお店では、その時々の店長さんお勧めのお酒を、手頃な価格で供してもらえるので、非常に感謝している。

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