テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

どっしり大家族クロニクル♪

2016-07-25 22:07:59 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ゆくぞォ、しゃんぜりぜェ~♪」
「がるる!ぐーるるぅ!」(←訳:虎です!ゴールだぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 2016ツール・ド・フランス第21ステージが無事終了し、
 総合優勝を遂げたのはクリス・フルームさん(チームスカイ所属)、
 ポイント賞はピーター・サガンさん(ティンコフ所属)、
 山岳賞はラファル・マイカさん(ティンコフ所属)が獲得しました!

「おめでとうございまスゥ~!」
「ぐっるるる!」(←訳:やったねえ!)

 全選手さん&スタッフさんにお疲れさまの拍手を送ったら、
 オリンピックでの自転車競技も楽しみにしながら、
 さあ、読書タイムです。
 本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪

  



    ―― ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード ――



 著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2016年4月に発行されました。
 もはや著者・小路さんの代表作といってもいいですよね、
 《東京バンドワゴン》シリーズの第11作目にして最新作、
 またまた登場人物が増えて、
 御本巻頭の人物相関図がえらいこっちゃ!になってます。

「ふァ~…おおぜいィいるのでスゥ~…」
「がるぐるるる~??」(←訳:数え切れない~??)

 東京の、下町と呼ばれる地域に店舗を構える、
 古書店《東京バンドワゴン》。

 創業1885年、
 つまり明治18年に産声を上げて以来、
 堀田(ほった)家の人々によって営まれているこの古本屋さんには、
 2016年現在、
 4世代12人、
 それに血縁者さんやら知人友人さんや、
 近所の御方、仕事仲間、お店の常連さん、
 飼っているネコちゃんワンちゃん……
 ああ、やっぱり数えきれないっ?

「えッとォ、ちゅうしんじんぶつはァ~」
「ぐるがるぐる!」(←訳:堀田勘一さん!)

 そうね、古本屋《東京バンドワゴン》の店主さんであり、
 今日もお店の帳場にどっしり腰を据え、
 商いに精を出しているのは、
 堀田勘一さん、85歳。

 大家族の大黒柱である勘一さんが
 今回、巻き込まれる騒動は、
 いえ、みずからドボンと飛び込む騒動は。

 なんと!
 国際的な古書の謎?

「それだけじゃァありませんッ!」
「がるるー!」(←訳:受験だー!)

 勘一さんの、ひ孫にあたる花陽(かよ)ちゃんは、
 ちょうど18歳。
 お医者さんになるべく、
 目下、受験勉強に励んでいるところですから、
 お家の中に、自然と緊張感のひとつふたつ、
 転がっていたって不思議じゃありませんよね。

 できれば静かに、平穏に、
 勉強に集中させてあげたいけれど……

「むりィでスゥ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:お店に珍客さんが!)

 《東京バンドワゴン》にやって来たのは、
 勘一さんの古い友人、
 神保町で古書店の社長さんをしているという御方でした。

 どうやらその社長さん、
 電話やメールではとうてい出来ないような、
 深刻なお話のために
 勘一さんのもとを訪れたらしいのですが……?

「いつもォ、おみせをォたずねてくるのはァ~」
「がるるる!」(←訳:トラブル!)

 堀田家の皆さん、
 今回はどんなチカラワザで、
 あら失礼、どんな手腕で難事難局を切り抜けるんでしょう?

「これいじょうはァ、ひみつゥでスッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:続きは御本で!)

 シリーズを愛読する活字マニアさん
 (もうとっくに読んでおられるのかもしれませんが)、
 ちょっと昭和風な大家族ドラマが好きな方々は、
 ぜひ、一読してみてくださいね。
 夏休みの読書タイムにも
 おすすめですよ~♪
 
  
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