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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 波間に見る夢 ~

2022-10-26 21:40:37 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おつかれさまァ~なのでスゥ!」

「がるる!ぐるるがるぐるる!」(←訳:虎です!完走に感謝だよう!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 昨日10月25日、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』主演の

 小栗旬さんが出演部分の撮影を完了したと

 発表がありましたね。

 小栗さんありがとー!お疲れさまでした!

 と心からの拍手を送りながらの読書タイムは、

 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

   ―― 新知見!武士の都 鎌倉の謎を解く ――

 

 

 著者は伊藤一美(いとう・かずみ)さん、

 2021年12月に発行されました。

 はい! 『鎌倉殿の13人』へのリスペクトをこめて、

 鎌倉にお住まいの著者さんによる

 “都市・鎌倉“の謎解きめぐりと参りましょう~!

 

「いまはァ~かんこうちィ!」

「ぐるがるるる!」(←訳:昔は政権都市!)

 

 800年前の、生まれたばかりの鎌倉から、

 将軍が去った後の鎌倉まで。

 本文は、

 

  第一部『鎌倉武士の人間模様』

  第二部『“かまくら“が刻んだ土地の記憶』

  第三部『幕府滅亡後の鎌倉と戦国』

 

 の3部で構成されていますが、

 著者・伊藤さんが重視しているのは、

 生活感、でしょうか。

 

 御家人さんたちが食べた名物料理の食材は?

 有力御家人さんが暮らす高級住宅地はどこ?

 発掘跡から分かる中世のおトイレ事情とは?

 

「はッくつゥすればァ~」

「がるるるぐっるぅる!」(←訳:あれこれ解っちゃう!)

 

 先日ご紹介しました

 『キーパーソンと時代の流れで一気にわかる鎌倉・室町時代』

 では、

 “由比ヶ浜は処刑場や戦場になっていた”

 という箇所にドキリとさせられました。

 

 この御本にも鎌倉の浜辺情報は

 載っているかなぁ?と読み進めてゆけば、

 あら、131ページには

 ↓こんな題名の文章が!

 

 『舶来製品で東アジアの海とつながっていた鎌倉の海』

 

「わほゥ! ひがしィあじあッ?」

「ぐるるがる!」(←訳:ロマンだね!)

 

 和賀江島(わかえのしま)は、

 現存する日本最古の築港遺跡。

 

 位置的には、

 由比ヶ浜よりちょっと東の、

 材木座海岸にあります。

 

 この和賀江島港の

 建築計画に許可を出したのは、

 北条泰時さん。

 

 そして、港の竣工などに係わったのが、

 北条御内人(みうちびと)の

 平盛綱(たいらのもりつな)さん他の武士たち。

 

「もりつなッ?」

「がるぐる!」(←訳:鶴丸さん!)

 

 太郎くんと鶴丸くん。

 ふたりは、実朝さんの遺志を継ぐかのように

 鎌倉~アジア間の海上貿易を目指したのか――

 と想像すると、

 『鎌倉殿の13人』の続編も

 見てみたくなりますね。

 

「みたにさァ~んッ!」

「ぐるるる~!」(←訳:後日譚を~!)

 

 合戦、政争、地理、

 宗教、庶民の生活を綴った《鎌倉》エピソード集は、

 『鎌倉殿の13人』愛聴者の方々に、

 歴史好きな活字マニアさんにもおすすめです。

 

 執権・義時さんの、

 いえ、

 伊豆の豪族の子・小四郎くんの物語が

 どのような浜辺に流れ着くのか、

 思いを馳せつつ、

 ぜひ、一読を♪