「こんにちわッ、テディちゃでス!
きききッ、きちゃッてるゥ~でス!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!憎いアイツが!)
こんにちは、ネーさです。
鼻がムズムズ、眼がシバシバ……そうです、
花粉が今年も飛び始めたようです。
まあ仕方ないわね~と諦めつつ、
さあ、キモチを切り替えて読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 月曜日の抹茶カフェ ――
著者は青山美智子(あおやま・みちこ)さん、
2021年9月に発行されました。
『木曜日にはココアを』に続く
人気の《マーブル・カフェ》シリーズ最新作は、
あら~♫ 和の香りがしますね。
「あざやかなァ、みどりィ~!」
「ぐるがるぐるるる?」(←訳:身体にも良さそう?)
川沿いの、桜並木のそばにある
喫茶店《マーブル・カフェ》。
ショッピングモール内の携帯ショップで働く
美保(みほ)さんは、
お気に入りのカフェで気分を上げてゆこう!と
《マーブル・カフェ》を目指して歩いています。
何故なら。
今日はツイてない――
1月のシフトはいつもと違っていて、
休日なのを忘れ、早番出勤してしまった……
気になっていた服を買おうかと
お店に行ってみれば売り切れ……
ファストフード店でポテトを食べれば
ケチャップの染みがニットの袖に……
そして、
ツイてないにもほどがあるのが、
いざ《マーブル・カフェ》に到着してみれば。
定休日だったわ!
「がァ~んッ!」
「がるるるるる~…」(←訳:立ち直れない~…)
今日は、月曜日で、カフェの定休日。
ため息をついて、
美保さんは引き返そうとしますが、
ん? あれれ?
お店から、人が出てきた?
店内にも人影が?
そして、ドアには。
「むむむゥ? なんじゃッこれッ??」
「ぐーる?」(←訳:テープ?)
《マーブル・カフェ》の
《ーブル》の上にマスキングテープが貼られていて、
テープの上には《ッチャ》の文字。
って、つまり――
「まッちゃッ?」
「がる!」(←訳:抹茶!)
《抹茶カフェ》……って、
いったいどういうことなのでしょう?
何かの冗談なのかしら?と
首を傾げる美保さんの迷いを見透かしたかのように、
ドアが開きました。
はたして、
突然現れた《抹茶カフェ》とは、何者、いえ、何モノ?
そして、
このお店で、美保さんは何と出逢うのか。
「おいしィ~ものッ?」
「ぐるるがる?」(←訳:温かいもの?)
『月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)』から始まる
起伏と魅力に富む12の連作短編は、
映像化してほしくなる楽しさ♪
東京と、京都。
お茶と、和のお菓子。
美味しいものに目がない活字マニアさんに
おすすめの一冊ですよ。
本屋さんで、図書館で、ぜひ、探してみてくださいね~♫