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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ざんねん!な素晴らしさ。

2017-08-27 22:09:02 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いそげやァ、いそげッ!」
「がるる!ぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!宿題を片付けろー!)

 こんにちは、ネーさです。
 8月も残り少なくなりましたね。
 本日の読書タイムでは、
 夏休みの宿題にお悩みのチビっ子諸氏に、
 もう宿題済んじゃったも~んと鼻高々の方々にも、
 おすすめの一冊を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪
 
  



        ―― 続ざんねんないきもの事典 ――



 監修は今泉忠明さん、文は丸山貴史さん、
 絵は下間文恵さん・フクイサチヨさん・ミューズワークさん、
 2017年6月に発行されました。
 『おもしろい!進化のふしぎ』と副題が付されています。
 
 既に大評判&ベストセラーとなっている
 『ざんねんないきもの事典』の続編ですね!

「ぷふふッ!わらッちゃうゥのでス!」
「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:生物たちの意外な素顔!)

 生きものたちの“ざんねんな一面”をクローズアップし、
 その衝撃が子どもたちから大人にまで広まって
 出版社さんの予想を超えるヒット作となった
 正編『ざんねんないきもの事典』。

 こちらの続編では、
 なおも明かされる新“ざんねんな一面”知識とともに、
 あらためて、
 《進化》についての理解も促されます。

「ざんねんなァ、しんかッ??」
「がるぐるがるぅ~…!」(←訳:それ心配だなぁ~…!)

 御本の内容は、

 第1章『ざんねんな進化のお話』
 第2章『ざんねんなこだわり』
 第3章『ざんねんな体』
 第4章『ざんねんな生き方』
 第5章『ざんねんな能力』

 の5章から構成されていますが、
 第一章は殆どが《進化》を中心とした文章で、
 これが、本当に考えさせられるんですね……
 《進化》とは何なのか?
 
 “たまたま生き残る”のが進化?
 弱くても、生き残れる!

 そして、
 これから、どうなる?
 私たち地球に生きるいきものは、
 どこへ向かってゆくのか?

「うむむむゥ! しんかのォ、みらいィ?」
「ぐるるるがる!」(←訳:ボクらの未来!)

 第2章以降は、
 《ざんねんないきもの事典》シリーズの目玉といえる、
 生き物たちの残念な、
 いやいや、見方によってはまことに天晴れな、
 生き物たちの“生き方実践法”が綴られています。

 いわく――

  ウミガメはいつも泣いている。

  プテラノドンの翼は破れやすい。

  ウミイグアナはくしゃみをすると塩が出る。

「ふぁァ? そうなのッ??」
「がる???」(←訳:塩が???)

 私ネーさが個人的にがっくり来たのは、

  ステゴザウルスの脳みそはたこ焼きサイズ。

 って……たこ焼きぃ?
 ええ、まあね、
 聞いたことはありましたよ、
 恐竜の脳みそは小さい、
 けれど腰のあたりに副脳があって、
 その副脳で動きをコントロールしていたという説もあって、
 脳の大小はあまり重要じゃないとか。

 でもね、それにしてもね、
 全長9メートルの大型恐竜の脳がたこ焼き……
 重さにすると30グラムほど……
 それって……ミニミニじゃないの……

「ちなみにィ、にんげんはァ~」
「ぐるるるるがるぐるるるるがるる!」(←訳:成人男性の脳は約1400グラム!)

 たこ焼きではなく、
 お好み焼きサイズの脳だったら
 恐竜たちが滅亡することもなかった、のかしら?
 いえ、デリバリーピザのLLサイズでも、やはり
 運命に逆らうことは出来なかったのか――

「もしもッ?のせかいィ!」
「がるるる!」(←訳:解けぬ謎!)

 身近な動物たちの、
 ざんねんな素顔に大笑いしたり、呆気にとられたり。

 いろいろな意味でショックな
 未知なる世界を、
 どうか大人な活字マニアさんも
 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪