「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうもォ、ごろにゃんッ♪」
「がるる!ぐるるがるるぅる!」(←訳:虎です!明日もごろにゃん!)
こんにちは、ネーさです。
はい、前回記事ではニャンコ画の展覧会情報を御紹介しましたが、
その流れに乗って本日の読書タイムも
ニャンコ本をご用意しましたよ♪
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 猫の傀儡 ――
著者は西條奈加(さいじょう・なか)さん、2017年5月に発行されました。
連作7篇から成るこの時代小説には
ニャンコたちがわっさわっさと登場しまくりです♪
「しゅやくはァ、にゃんこォ、でスからッ!」
「ぐるるるがぅるる!」(←訳:語り手もニャンコ!)
2014年に刊行された猫をテーマとするアンソロジー
『江戸猫ばなし』に収められている短編作品
『猫の傀儡(くぐつ)』が
この物語の“出発点”である、と申せましょうか。
御本の一番手に配されているのが、
その『猫の傀儡』。
「はじまりはァ、あのッ!」
「がるる!」(←訳:伝説の!)
ニャンコ好きさんたちの間で
一種の伝説となっているのは、そう、あの。
猫の集会!
「だれもがァ、しッてるのにィ~」
「ぐるがるるるぐる??」(←訳:誰も見たことない??)
お江戸府内の、
猫町(ねこちょう)と呼ばれる町の、
人間の芽には触れない場所で。
いままさに開かれようとしている
猫の集会の議題は。
《新たな傀儡師の選出》!
あ、傀儡師(くぐつし)ってなぁに?
という質問が聞こえてきそうなので
説明いたしますと。
「ふむふむゥ?」
「がるる?」
この世界――
人間の社会で、人間とともに暮らすネコたちには、
ときに、さまざまなアクシデントが降りかかります。
あっ!お魚を盗んだわね!とか、
障子に穴を開けただとう!とか、
襖で爪とぎしただろ!とか。
まあ、やったことを怒られるのは仕方ありませんけど、
やってもいないことを責められるのは、どうもねえ……。
「ぬれぎぬゥ、でス!」
「ぐるがぅるるる!」(←訳:ボクじゃないよ!)
ネコたちの身に、
アクシデントが、トラブルが発生したとき。
人間との関係がこじれたとき。
そこが、傀儡師の腕のふるいどころ♪
「なかまのォためにィ!」
「がるるるぐぅーる!」(←訳:トラブルシュート!)
仲間の猫を窮地から救いだすため、
傀儡師ニャンコは暗躍します。
日頃から懇意にしている人間を
さりげな~く操って、
トラブルを解決し、
町に平和を取り戻す。
「やるねェ!」
「ぐるる!」(←訳:渋いね!)
長老の命により、
新たな傀儡師に選出されたのは、
語り手のミスジさん。
名の通り、白い毛に
黒い筋が額に三本、
くっきり浮き上がる
二歳のオス猫さんです。
そして傀儡師となったばかりのミスジさんのもとへ、
持ち込まれた依頼は。
花盗人の疑いを晴らしてくれ!
じゃないとおいらぁ三味線にされちまう!
「しゃッ、しゃみせんッ??」
「がるぐるるるる~!」(←訳:それ笑えないよ~!)
ネコたちとミスジさんを襲う数々の難題。
謎の答えと、
傀儡師さんと傀儡の“踊り”を、
ネコ好きさん、
ミステリ好きさん&時代小説好きさんは
ぜひ、一読を~♪
きょうもォ、ごろにゃんッ♪」
「がるる!ぐるるがるるぅる!」(←訳:虎です!明日もごろにゃん!)
こんにちは、ネーさです。
はい、前回記事ではニャンコ画の展覧会情報を御紹介しましたが、
その流れに乗って本日の読書タイムも
ニャンコ本をご用意しましたよ♪
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 猫の傀儡 ――
著者は西條奈加(さいじょう・なか)さん、2017年5月に発行されました。
連作7篇から成るこの時代小説には
ニャンコたちがわっさわっさと登場しまくりです♪
「しゅやくはァ、にゃんこォ、でスからッ!」
「ぐるるるがぅるる!」(←訳:語り手もニャンコ!)
2014年に刊行された猫をテーマとするアンソロジー
『江戸猫ばなし』に収められている短編作品
『猫の傀儡(くぐつ)』が
この物語の“出発点”である、と申せましょうか。
御本の一番手に配されているのが、
その『猫の傀儡』。
「はじまりはァ、あのッ!」
「がるる!」(←訳:伝説の!)
ニャンコ好きさんたちの間で
一種の伝説となっているのは、そう、あの。
猫の集会!
「だれもがァ、しッてるのにィ~」
「ぐるがるるるぐる??」(←訳:誰も見たことない??)
お江戸府内の、
猫町(ねこちょう)と呼ばれる町の、
人間の芽には触れない場所で。
いままさに開かれようとしている
猫の集会の議題は。
《新たな傀儡師の選出》!
あ、傀儡師(くぐつし)ってなぁに?
という質問が聞こえてきそうなので
説明いたしますと。
「ふむふむゥ?」
「がるる?」
この世界――
人間の社会で、人間とともに暮らすネコたちには、
ときに、さまざまなアクシデントが降りかかります。
あっ!お魚を盗んだわね!とか、
障子に穴を開けただとう!とか、
襖で爪とぎしただろ!とか。
まあ、やったことを怒られるのは仕方ありませんけど、
やってもいないことを責められるのは、どうもねえ……。
「ぬれぎぬゥ、でス!」
「ぐるがぅるるる!」(←訳:ボクじゃないよ!)
ネコたちの身に、
アクシデントが、トラブルが発生したとき。
人間との関係がこじれたとき。
そこが、傀儡師の腕のふるいどころ♪
「なかまのォためにィ!」
「がるるるぐぅーる!」(←訳:トラブルシュート!)
仲間の猫を窮地から救いだすため、
傀儡師ニャンコは暗躍します。
日頃から懇意にしている人間を
さりげな~く操って、
トラブルを解決し、
町に平和を取り戻す。
「やるねェ!」
「ぐるる!」(←訳:渋いね!)
長老の命により、
新たな傀儡師に選出されたのは、
語り手のミスジさん。
名の通り、白い毛に
黒い筋が額に三本、
くっきり浮き上がる
二歳のオス猫さんです。
そして傀儡師となったばかりのミスジさんのもとへ、
持ち込まれた依頼は。
花盗人の疑いを晴らしてくれ!
じゃないとおいらぁ三味線にされちまう!
「しゃッ、しゃみせんッ??」
「がるぐるるるる~!」(←訳:それ笑えないよ~!)
ネコたちとミスジさんを襲う数々の難題。
謎の答えと、
傀儡師さんと傀儡の“踊り”を、
ネコ好きさん、
ミステリ好きさん&時代小説好きさんは
ぜひ、一読を~♪