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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 《ジロ》を走る ―

2017-08-25 22:13:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 ♪るるゥ~♪なつのォ~ちちゅうゥかいィ~♪」
「がるる!ぐるるがるっる!」(←訳:虎です!今日も熱かった!)

 こんにちは、ネーさです。
 熱闘つづく2017ブエルタ・ア・エスパーニャ、
 現地時間24日に行われた第6ステージも
 “逃げ”あり“落車”あり、
 果敢な“山岳アタック”あり、と賑やかでした♪
 え?何言ってるのか分からない、ですって?
 そんな御方は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
 
  



         ―― 僕のジロ・デ・イタリア ――



 著者は山本元喜(やまもと・げんき)さん、2017年7月に発行されました。
 『Giro d'Italia』と伊語題名が付されています。

 そう――『ジロ・デ・イタリア』こと『ジロ』。
 
 この御本は、
 2016年の『ジロ・デ・イタリア』に出場した著者・山本さんの
 ガチすぎる&リアルすぎる参戦の記録なのです。

「すッごいィのでスよゥ!」
「ぐるるるがるるるぐるる!」(←訳:あの場にいられるなんて!)

 自転車競技には
 ロードレースという種目があります。

 そのロードレースの中で、最も有名なのが
 フランスの夏の風物詩といえる
 《ツール・ド・フランス》。

 そして、《ツール・ド・フランス》ほど有名ではないけれど、
 《ジロ・デ・イタリア》と
 《ブエルタ・ア・エスパーニャ》も
 同種のロードレース競技なんですね。

「あすりーとのォ、あこがれッ!」
「がるぐるぅ!」(←訳:野望だよぅ!)

 5月にイタリアで開催される《ジロ》、
 7月半ばからはフランスで《ツール》、
 8月後半にはスペインで《ブエルタ》。

 《グランツール》と称されるこれら3レースに参加することは、
 プロのレーサーにとっては、
 男子一生の大仕事!!であると言えるのですが、
 これが、なかなか難しいんです。

「じつりょくゥ!」
「ぐる!」(←訳:幸運!)

 そうね、その両方が必要だわ。
 世界トップクラスのレーサーと競るには、
 まずプロサイクリングチームに籍を置き、
 サイクリングチーム内での熾烈な競争に打ち勝って
 《ツール》や《ジロ》のメンバーに抜擢されなければ。

 はっきり言っちゃうけど、
 プロチームと契約を結ぶのさえ、
 日本人には簡単なことじゃないわ……超難関なのよ!

「でもォ、やるしかないィでスゥ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:この好機を逃すな!)

 2016年、5月6日。
 オランダでの第1ステージは
 個人タイムトライアル――

 イタリアのチームNIPPOの一員として、
 著者・山本さんの
 初めてのグランツール、
 初めての《ジロ》がここから始まります!

「がんばッてェ!」
「ぐるがる~!」(←訳:脚を使え~!)

 《ジロ》の最中も書き続けたブログ記事をもとに
 よりレースの内容を詳しく、
 より臨場感たっぷりに描かれたこの御本、
 スポーツノンフィクション好きな方々におすすめです。
 それに、
 
  《グランツール》の裏側を見てみたい……
  選手さんたちの心の動きを覗いてみたい……

 と、チラっとでも考えた経験がある自転車競技好きさんは、
 ぜひ、一読を♪