「こんにちわァ、テディちゃでスッ!
きょうはァ、けいざいがくしょうゥ??」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!忙しいねー!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、先日は平和賞の発表が、
今日10月10日はノーベル経済学賞の発表がありました。
さてそこで!
前回記事での“体育の日”記念読書タイムに続き、
本日は“ノーベル月間”記念読書タ~イム!ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~

―― 世界をつくった6つの革命の物語 ――
著者はスティーブ・ジョンソンさん、
原著は2014年に、日本語版は2016年8月に発行されました。
英語原題は『HOW WE GET TO NOW Six Innovations That Made the Modern World』、
『新・人類進化史』と日本語副題が付されています。
「むぱッ?? かくめいィ??」
「ぐるがるぅるる?」(←訳:革命しちゃうの?)
日本語の題名では『革命』となっていますが、
原著の題名には『イノベーション』とありますから、
著者・ジョンソンさんの意図を汲むのなら、
『発明』、と言いたいところですね。
日本語題名の『革命』は、
《革命的発見》というくらいに考えましょう。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてまスでス!」
「ぐるるがるぐるる~…」(←訳:世界の3大発明は~…)
「やかくとォ、らしんばんッとォ~…いんさつゥ!」
そうね、学校の授業で習ったわ。
世界3大発明は、
火薬・羅針盤・印刷(活版印刷)。
著者・ジョンソンさんは
その“常識”をわきまえつつ、
他にも大事な発明があるだろう!と指摘します。
例えば、第1章で取り上げられているのは――
ガラス!
「……がらすゥ???」
「がるぐるがるる?」(←訳:なぜまたガラス?)
紀元前8000年頃のこと。
リビアの砂漠で、
或る発見がありました。
ジョンソンさんいわく、
《旅人が大きなガラスのかけらにつまずいた》なる、
一見したところでは
なんだかあまり重要とは思えない出来事が、
旅人さんはガラスのかけらの美しさに感動→
ガラスを装飾品の材料に→
ガラス職人さん誕生→
世界初のメガネ政策へ!→
現代のガラスに近いガラス素材&製品の製造に成功→
顕微鏡やがては望遠鏡も発明!→
カメラ用レンズが発展・映画用カメラも作られる→
グラスファイバー!→
光ファイバー!→
グラスファイバーを使ったWWW(ワールドワイドウェブ)が
世界の《通信》を変えた!
と、出世魚のように形態を変えてゆくから、たいへんです。
「ふわわわァ! ぐらすふぁいばッ!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:化けたねぇ!)
こう言われてみると、
頷かない訳にはいきませんね。
砂漠にあった一片のガラスは本当に
《革命的発見》の起点だったんだなぁ、と。
「じゃあァ、ほかのォはつめいィはッ?」
「がるぐるるっ?」(←訳:どれだろうっ?)
そうねえ、全部を全部説明しちゃうと
読んで知る楽しさを奪ってしまうことになりますので、
各章の題名だけ、簡単に記しておきましょう。
第2章は『冷たさ』、
第3章は『音』、
第4章は『清潔』、
第5章は『時間』、
第6章は『光』。
そして終章ではもうひとつ、
発明の“予兆”ともいうべきエピソードも記されています。
『冷たさ』やら『音』やらが、
どこで何がどうなって大発明に変わるのか。
それは、さながら、
「みすてりィ!」
「ぐるがる!」(←訳:歴史活劇!)
発明史上の、
6つの《起承転結》。
いえ、6つの発明はいまこうしている瞬間も
変化し進行しているのでしょうから、
《結》はまだ先、になるのかもしれません。
「はるかァ~しょうらいィ?」
「がるぐる?」(←訳:明日とか!)
発明のドラマは、
人間のドラマでもあります。
科学系のノンフィクション作品ではありますが、
とても読みやすく、
図版資料も豊富なこの御本、
理系の技術屋さんも
文系のドラマ好きさんも、
ぜひ、一読してみてくださいな♪
きょうはァ、けいざいがくしょうゥ??」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!忙しいねー!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、先日は平和賞の発表が、
今日10月10日はノーベル経済学賞の発表がありました。
さてそこで!
前回記事での“体育の日”記念読書タイムに続き、
本日は“ノーベル月間”記念読書タ~イム!ですよ。
さあ、こちらを、どうぞ~

―― 世界をつくった6つの革命の物語 ――
著者はスティーブ・ジョンソンさん、
原著は2014年に、日本語版は2016年8月に発行されました。
英語原題は『HOW WE GET TO NOW Six Innovations That Made the Modern World』、
『新・人類進化史』と日本語副題が付されています。
「むぱッ?? かくめいィ??」
「ぐるがるぅるる?」(←訳:革命しちゃうの?)
日本語の題名では『革命』となっていますが、
原著の題名には『イノベーション』とありますから、
著者・ジョンソンさんの意図を汲むのなら、
『発明』、と言いたいところですね。
日本語題名の『革命』は、
《革命的発見》というくらいに考えましょう。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてまスでス!」
「ぐるるがるぐるる~…」(←訳:世界の3大発明は~…)
「やかくとォ、らしんばんッとォ~…いんさつゥ!」
そうね、学校の授業で習ったわ。
世界3大発明は、
火薬・羅針盤・印刷(活版印刷)。
著者・ジョンソンさんは
その“常識”をわきまえつつ、
他にも大事な発明があるだろう!と指摘します。
例えば、第1章で取り上げられているのは――
ガラス!
「……がらすゥ???」
「がるぐるがるる?」(←訳:なぜまたガラス?)
紀元前8000年頃のこと。
リビアの砂漠で、
或る発見がありました。
ジョンソンさんいわく、
《旅人が大きなガラスのかけらにつまずいた》なる、
一見したところでは
なんだかあまり重要とは思えない出来事が、
旅人さんはガラスのかけらの美しさに感動→
ガラスを装飾品の材料に→
ガラス職人さん誕生→
世界初のメガネ政策へ!→
現代のガラスに近いガラス素材&製品の製造に成功→
顕微鏡やがては望遠鏡も発明!→
カメラ用レンズが発展・映画用カメラも作られる→
グラスファイバー!→
光ファイバー!→
グラスファイバーを使ったWWW(ワールドワイドウェブ)が
世界の《通信》を変えた!
と、出世魚のように形態を変えてゆくから、たいへんです。
「ふわわわァ! ぐらすふぁいばッ!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:化けたねぇ!)
こう言われてみると、
頷かない訳にはいきませんね。
砂漠にあった一片のガラスは本当に
《革命的発見》の起点だったんだなぁ、と。
「じゃあァ、ほかのォはつめいィはッ?」
「がるぐるるっ?」(←訳:どれだろうっ?)
そうねえ、全部を全部説明しちゃうと
読んで知る楽しさを奪ってしまうことになりますので、
各章の題名だけ、簡単に記しておきましょう。
第2章は『冷たさ』、
第3章は『音』、
第4章は『清潔』、
第5章は『時間』、
第6章は『光』。
そして終章ではもうひとつ、
発明の“予兆”ともいうべきエピソードも記されています。
『冷たさ』やら『音』やらが、
どこで何がどうなって大発明に変わるのか。
それは、さながら、
「みすてりィ!」
「ぐるがる!」(←訳:歴史活劇!)
発明史上の、
6つの《起承転結》。
いえ、6つの発明はいまこうしている瞬間も
変化し進行しているのでしょうから、
《結》はまだ先、になるのかもしれません。
「はるかァ~しょうらいィ?」
「がるぐる?」(←訳:明日とか!)
発明のドラマは、
人間のドラマでもあります。
科学系のノンフィクション作品ではありますが、
とても読みやすく、
図版資料も豊富なこの御本、
理系の技術屋さんも
文系のドラマ好きさんも、
ぜひ、一読してみてくださいな♪