モッコウバラが美しく咲く季節ですね……って、暑い!暑いわ!
こんにちは、ネーさです……水、みず~っ!
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
「ふァいッ、ネーさッ! みずゥでスよゥ~!」
ごっくん、ごくごく……ふぅ~っ、ありがとう、テディちゃ。
ネーさ、生き返りましたわ。
活字マニアの皆さまも熱中症にはお気をつけくださいね。
では、水分&気力を取り戻したところで、本日の一冊を、どうぞ~!
―― カンナ 戸隠の殺皆 ――
著者は高田崇史さん、’10年2月に発行されました。
《QED》と並ぶ高田さんの人気シリーズ《カンナ》も、
『戸隠』編のこの御本で5冊目になります。
歴史ある伊賀の出賀茂(いずがも)神社の息子さん、
鴨志田甲斐(かもしだ・かい)くんによる
捜索と探索の物語、
飛鳥→天草→吉野→奥州と来て、
今回は題名の通り、戸隠へ。
「うむッ、たしかァ、おにいさんがァ、さがしているのはァ……」
「がるぐるがる!」(←訳:社伝だったよね!)
出賀茂神社に代々伝えられ、
宝物殿に大切に仕舞われていた
『蘇我大臣馬子傳略(そがのおおおみうまこでんりゃく)』。
その社伝が盗まれてしまってから、
甲斐くん、日本のあちこちへ
足を運ぶ羽目になりました。
「こんかいィはァ、ながのけんッ!」
「ぐるーがる!」(←訳:山ん中だ!)
甲斐くんに同行するのはいつものメンバー、
甲賀忍者の末裔・竜之介くんと、
伊勢の忍びの流れをくむ貴湖(たかこ)ちゃん、
そして甲斐くんの愛犬、実は忍犬!のほうろくくん!
第5作目のこの物語では、
ミステリの色合いよりも、
ニンジャアドヴェンチャーの傾向が強まってきました……!
甲斐くん、忍者能力に開眼したのでしょうか?
なんだか頼もしいような、
でもやっぱり不安なような……。
何故って、場所が場所――戸隠ですからね。
「むぽッ♪
おそばがァ、おいしィのでスゥ!」
「……ぐるーる」(←訳:……そっちじゃなくてぇ)
戸隠は戸隠流忍術を育んだ土地。
しかも、山と森は今なお卑俗な下界に染まることを拒むかの如く、
交通の便はひどく悪いようです。
竜之介くんの運転する車も、
ほぉら、さっそく濃い霧に阻まれ、
狭い山道をはみ出し、動けなくなってしまいました。
「ぜんとォたなんッ!でスねッ」
「ぐるぐるがる~?」(←訳:いきなり事故~?)
霧の中で立ち往生する甲斐くんたち、
またまたしても、不穏な展開に巻き込まれてゆきます。
がんばれ!忍犬ほうろくくん!
賢いけれど、どこかヌケてる御主人さまたちを
助けてあげてー!
「ほんとッ、にんげんてェ、ぬけてるんだもんねッ!」
「ぐるぐる!」(←訳:言えてる!)
一家に一匹、ほうろくくんを!
そう言いたくなるニンジャ冒険歴史ミステリです。
忍犬ファンの皆さま、ぜひ御愛読を!
では、テディちゃに虎くん、
戸隠の険しい崖を登っている気分で、せーの、はいっ!
「ふァいとォッ!!」
「がるるるーっ!!」(←訳:一発ーっ!!)
こんにちは、ネーさです……水、みず~っ!
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
「ふァいッ、ネーさッ! みずゥでスよゥ~!」
ごっくん、ごくごく……ふぅ~っ、ありがとう、テディちゃ。
ネーさ、生き返りましたわ。
活字マニアの皆さまも熱中症にはお気をつけくださいね。
では、水分&気力を取り戻したところで、本日の一冊を、どうぞ~!
―― カンナ 戸隠の殺皆 ――
著者は高田崇史さん、’10年2月に発行されました。
《QED》と並ぶ高田さんの人気シリーズ《カンナ》も、
『戸隠』編のこの御本で5冊目になります。
歴史ある伊賀の出賀茂(いずがも)神社の息子さん、
鴨志田甲斐(かもしだ・かい)くんによる
捜索と探索の物語、
飛鳥→天草→吉野→奥州と来て、
今回は題名の通り、戸隠へ。
「うむッ、たしかァ、おにいさんがァ、さがしているのはァ……」
「がるぐるがる!」(←訳:社伝だったよね!)
出賀茂神社に代々伝えられ、
宝物殿に大切に仕舞われていた
『蘇我大臣馬子傳略(そがのおおおみうまこでんりゃく)』。
その社伝が盗まれてしまってから、
甲斐くん、日本のあちこちへ
足を運ぶ羽目になりました。
「こんかいィはァ、ながのけんッ!」
「ぐるーがる!」(←訳:山ん中だ!)
甲斐くんに同行するのはいつものメンバー、
甲賀忍者の末裔・竜之介くんと、
伊勢の忍びの流れをくむ貴湖(たかこ)ちゃん、
そして甲斐くんの愛犬、実は忍犬!のほうろくくん!
第5作目のこの物語では、
ミステリの色合いよりも、
ニンジャアドヴェンチャーの傾向が強まってきました……!
甲斐くん、忍者能力に開眼したのでしょうか?
なんだか頼もしいような、
でもやっぱり不安なような……。
何故って、場所が場所――戸隠ですからね。
「むぽッ♪
おそばがァ、おいしィのでスゥ!」
「……ぐるーる」(←訳:……そっちじゃなくてぇ)
戸隠は戸隠流忍術を育んだ土地。
しかも、山と森は今なお卑俗な下界に染まることを拒むかの如く、
交通の便はひどく悪いようです。
竜之介くんの運転する車も、
ほぉら、さっそく濃い霧に阻まれ、
狭い山道をはみ出し、動けなくなってしまいました。
「ぜんとォたなんッ!でスねッ」
「ぐるぐるがる~?」(←訳:いきなり事故~?)
霧の中で立ち往生する甲斐くんたち、
またまたしても、不穏な展開に巻き込まれてゆきます。
がんばれ!忍犬ほうろくくん!
賢いけれど、どこかヌケてる御主人さまたちを
助けてあげてー!
「ほんとッ、にんげんてェ、ぬけてるんだもんねッ!」
「ぐるぐる!」(←訳:言えてる!)
一家に一匹、ほうろくくんを!
そう言いたくなるニンジャ冒険歴史ミステリです。
忍犬ファンの皆さま、ぜひ御愛読を!
では、テディちゃに虎くん、
戸隠の険しい崖を登っている気分で、せーの、はいっ!
「ふァいとォッ!!」
「がるるるーっ!!」(←訳:一発ーっ!!)