GWのド真ん中だというのに……ああ、本……今日も御本……
これでいいのか?本ばっかりでいいのか?!?
と自問するネーさです、こんにちは。
「こんにちわゥ、テディちゃです!
いえすゥ!
それでェいいのだッ!」
「がるる、がるるー!」(←訳:虎です、赤塚センセはいつだって正しいのさ!)
おや? そういえば……この御本の中からも、聞こえてきますよ?
『何やってんだぼくは』と嘆く声が。
声の主を探して、さあ、こちらへ、どうぞ御一緒に~!
―― オケ老人! ――
著者は荒木源さん、’08年10月に発行されました。
『オケ』ってもしや?と思った音楽好きさん、
ええ、その通りですとも!
『オケ老人!』の『オケ』は『オーケストラ』の『オケ』~♪
「みゅーじッくゥ! おるけすとらッ!」
「がるる!……ぐるる~?」(←訳:楽団さん!……でも老人っていうのは~?)
『オケ』は『オーケストラ』の『オケ』、
そして『老人』とは、読んで字の如く『老人』です。
この組み合わせが、
中島明彦(なかじま・あきひこ)さんの悩みのもと。
中島さん、高校で数学の教師をしています。
それがなぜ、オーケストラ?
「うむッ? にそくのォわらじィ、でスかッ?」
「ぐるがる?」(←訳:観客かな?)
学生時代、中島さんは学生オケに所属し、
ヴァイオリンを弾いておりました。
引っ越してきたばかりの町で、
ふっと彼の目をとらえたのは一枚のポスター。
アマオケ。
ベルリオーズ。
コンサート……!!
オーケストラの音に接するなど何年ぶりのことだったでしょう。
その余韻に酔いつつ、
一人住まいの自宅に帰った中島さんは
さっそく押し入れの奥からヴァイオリンのケースを掘り出します。
……ああ、弦が切れちゃってる。
カビくさいような気もするけれど、
でも、大丈夫!
損傷はしていないし、音は出る!
勢いのまま、中島さんは電話をかけます。
通話先は『梅が岡交響楽団』。
あのぅ、コンサート、聴かせていただきました!
ぼくを入団させていただけませんか……!
「おおッ! ちゃれんじゃーおにいさんッ、なのでスゥ!」
「ぐるるがーる!」(←訳:行け行けー!)
入団、即オッケー!
明日の練習に参加されたし!
嬉しいお返事を貰って舞い上がる中島さん、
ああ、ここで気付くべきでしたわ。
『オケ』は『オケ』でも、『オケ』違い!
中島さんが入団した『梅が岡交響楽団』と
彼の憧れである『梅が岡フィルハーモニー』は
名前こそ似てはおれど、
全くの別組織、別のオケだったのです。
中島くんのカンチガイ、
早とちりが、すべての始まり。
どうすんだ。
何やってんだぼくは。
となるのも、無理はありませんね。
「うむむぽゥ~、どうじょうゥはァ、しまスけどォ」
「ぐるぐるる!」(←訳:身から出た錆!)
団員はご老人ばかり、の『梅キョー』に、
いえ、『梅キョー』の演奏能力に失望し、
本気で辞めようと決心した中島さんでしたが、
偶然に偶然が重なり、
いえいえ、これこそ必然だったのかもしれませんが、
『梅キョー』の明日を担う人材に
祀り上げられてしまいます。
は?
ぼくがコンマス?
指揮?
……って、えええ~っ?
「だいじょぶゥでスかッ、おにいさんッ!」
「がるーがるる?」(←訳:大丈夫じゃなさそうだよー?)
先日ご紹介しました『のだめカンタービレ』は
プロオケの世界を描いた物語ですが、
こちらは、現場がルールだ!?なアマオケの世界を描いた物語です。
老人音楽家さんたちに振り回される中島くんが向かうのは、
いったいどんな音の世界なのでしょう?
輝く《音の光》と、出会えるのでしょうか?
著者の荒木さんは
近日公開予定の映画『ちょんまげぷりん』の原作者として
注目されている御方です。
『ちょんまげ』と趣きはやや違って?こちらの御本は
愉快で奇怪でファンタスティックな楽団ストーリー!
楽しい音楽ドラマをお探しの方々におすすめ、です♪
「がんばれェ、しんまいィしきしゃッおにいさんッ!」
「ぐるるぐるがる~!」(←訳:指揮台が待ってるよ~!)
これでいいのか?本ばっかりでいいのか?!?
と自問するネーさです、こんにちは。
「こんにちわゥ、テディちゃです!
いえすゥ!
それでェいいのだッ!」
「がるる、がるるー!」(←訳:虎です、赤塚センセはいつだって正しいのさ!)
おや? そういえば……この御本の中からも、聞こえてきますよ?
『何やってんだぼくは』と嘆く声が。
声の主を探して、さあ、こちらへ、どうぞ御一緒に~!
―― オケ老人! ――
著者は荒木源さん、’08年10月に発行されました。
『オケ』ってもしや?と思った音楽好きさん、
ええ、その通りですとも!
『オケ老人!』の『オケ』は『オーケストラ』の『オケ』~♪
「みゅーじッくゥ! おるけすとらッ!」
「がるる!……ぐるる~?」(←訳:楽団さん!……でも老人っていうのは~?)
『オケ』は『オーケストラ』の『オケ』、
そして『老人』とは、読んで字の如く『老人』です。
この組み合わせが、
中島明彦(なかじま・あきひこ)さんの悩みのもと。
中島さん、高校で数学の教師をしています。
それがなぜ、オーケストラ?
「うむッ? にそくのォわらじィ、でスかッ?」
「ぐるがる?」(←訳:観客かな?)
学生時代、中島さんは学生オケに所属し、
ヴァイオリンを弾いておりました。
引っ越してきたばかりの町で、
ふっと彼の目をとらえたのは一枚のポスター。
アマオケ。
ベルリオーズ。
コンサート……!!
オーケストラの音に接するなど何年ぶりのことだったでしょう。
その余韻に酔いつつ、
一人住まいの自宅に帰った中島さんは
さっそく押し入れの奥からヴァイオリンのケースを掘り出します。
……ああ、弦が切れちゃってる。
カビくさいような気もするけれど、
でも、大丈夫!
損傷はしていないし、音は出る!
勢いのまま、中島さんは電話をかけます。
通話先は『梅が岡交響楽団』。
あのぅ、コンサート、聴かせていただきました!
ぼくを入団させていただけませんか……!
「おおッ! ちゃれんじゃーおにいさんッ、なのでスゥ!」
「ぐるるがーる!」(←訳:行け行けー!)
入団、即オッケー!
明日の練習に参加されたし!
嬉しいお返事を貰って舞い上がる中島さん、
ああ、ここで気付くべきでしたわ。
『オケ』は『オケ』でも、『オケ』違い!
中島さんが入団した『梅が岡交響楽団』と
彼の憧れである『梅が岡フィルハーモニー』は
名前こそ似てはおれど、
全くの別組織、別のオケだったのです。
中島くんのカンチガイ、
早とちりが、すべての始まり。
どうすんだ。
何やってんだぼくは。
となるのも、無理はありませんね。
「うむむぽゥ~、どうじょうゥはァ、しまスけどォ」
「ぐるぐるる!」(←訳:身から出た錆!)
団員はご老人ばかり、の『梅キョー』に、
いえ、『梅キョー』の演奏能力に失望し、
本気で辞めようと決心した中島さんでしたが、
偶然に偶然が重なり、
いえいえ、これこそ必然だったのかもしれませんが、
『梅キョー』の明日を担う人材に
祀り上げられてしまいます。
は?
ぼくがコンマス?
指揮?
……って、えええ~っ?
「だいじょぶゥでスかッ、おにいさんッ!」
「がるーがるる?」(←訳:大丈夫じゃなさそうだよー?)
先日ご紹介しました『のだめカンタービレ』は
プロオケの世界を描いた物語ですが、
こちらは、現場がルールだ!?なアマオケの世界を描いた物語です。
老人音楽家さんたちに振り回される中島くんが向かうのは、
いったいどんな音の世界なのでしょう?
輝く《音の光》と、出会えるのでしょうか?
著者の荒木さんは
近日公開予定の映画『ちょんまげぷりん』の原作者として
注目されている御方です。
『ちょんまげ』と趣きはやや違って?こちらの御本は
愉快で奇怪でファンタスティックな楽団ストーリー!
楽しい音楽ドラマをお探しの方々におすすめ、です♪
「がんばれェ、しんまいィしきしゃッおにいさんッ!」
「ぐるるぐるがる~!」(←訳:指揮台が待ってるよ~!)