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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ヴィクトリアンの怖ろしきダークサイド?

2010-02-05 23:11:42 | ブックス
 2月最初の週末となりましたね。
 こんにちは、3羽のメジロくんたちを梅の枝上に発見したネーさです。
 小っこくてきゃわゆい~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……めじろなんてェ、ふんッ!」(←鼻息荒く?)
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 おほん、さあ本日は!
 お久しぶりにあの御方のDVDブックを、どうぞ~!


 
           ―― シャーロック・ホームズの冒険 vol.17 ――


 
 制作は英グラナダTVさん、画像の宝島MOOKは’10年1月に発行されました。
 収録されているのは、
 『高名の依頼人』と
 『這う人』の2作品です。

「あはッ♪
 ほーむずさんッ、こんかいもォ、びしばしッとォ、だいかつやくゥ!」
「がるるるー!」(←訳:名探偵だもんね!)

 うーん、それが、ですね……
 ホームズさん、充分以上に活躍なさるのですが、
 『高名の依頼人』に限っては、いつもに似ずやや受身、と取れなくもありません。
 なんたって依頼人さんが『高名』です。
 さらにまた、対決する相手ときたら、
 ヨーロッパで最も危険な犯罪者なのです。

「おおッ!
 もりあてィきょうじゅゥいらいのォ、きょうてきィ、でスよゥ!」
「がるるる!」(←訳:油断は禁物だね!)

 油断していたのではありませんが、
 ホームズさん、
 問題の『最も危険な犯罪者』――グルーナ男爵の手下たちに襲われ、
 重傷を負ってしまいました。
 それもこれも、
 周囲の忠告も聞かずグルーナ男爵に夢中のアホ娘、
 ヴァイオレット・メルヴィルお嬢さまを説得せんがため。

「ほーむずさんのォ、ちゅうこくをォむしするなんてッ!
 ほんとにィ、あほォでスゥ!」
「がるーるるー……」(←訳:救いようがないというか……)

 と、観る者だれもが思うのですけれどね。
 この作品の見どころは、
 頑固な令嬢さんではなく、
 かつてはグルーナ男爵の恋人であったキティ・ウィンターさん。
 ホームズさんの作品中では、
 あの有名なアイリーネ・アドラーさんに次ぐ行動力を秘めていたとは、
 さしもの名探偵氏も気付きませんでした。

 そして、もうひとつは。
 頑固なヴァイオレット嬢が庭を逍遥するシーンです。
 ヘンクツお嬢さんは放っておいて、
 はいっ、庭園の美に注目~!

「おぽッ♪
 いんぐりっしゅがーでんッ、でスゥ~♪」
「がるるる~る!」(←訳:きれいだね!)

 花に満ちた美しい庭園、
 豪華な御屋敷と、とっても贅沢なインテリア、
 でも、そこに暮らしているのは、
 『こころ』なき犯罪者たち……。

「やッつけるしかァ、ないのでスゥ!」
「がるる~ぐるっ!」(←訳:出番だ名探偵さんっ!)

 モニター前で声援を送りつつ、
 今回もホームズさんとワトスン博士の奮闘&凱歌を楽しみましょう!