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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

『ぴょこん』で『ぴたん!』?

2009-03-27 22:48:16 | くま
 ぷふふっ♪
 『プラザ』さんで見つけた時には笑ってしまいました。
 画像は、4月開始のスケジュール帳のコーナーですが……
 中段に注目を!
 スケジュール帳の表紙カバーど真ん中には、
 リアル!
 と申しましょうか、
 まるまるっとしたクマちゃんの顔、
 いえ、頭部がどーんと!
 ぷぷっ!

「んもゥッ!
 なんでェ、わらうゥのでスかッ、ネーさッ!」

 なぜなら、テディちゃ、
 これってまるで、
 『ド根性ガエル』ならぬ……

 『ド根性テディくま』!!

 みたいじゃありませんかぁ~?
 ♪ぴょこん、ぴたん、ぺったんこぉ~♪
 ヒロシくんのTシャツじゃなくて、
 スケジュール帳の正面に、ですけどぉ~?

「むきゃうゥ!
 しつれいィでスゥ!
 おこッちゃうでスよゥ!
 ぷんぷんッ!」

 手ざわりフンワリ♪なド根性クマちゃん、
 黄色のヒヨコちゃん、いえ失礼、
 ド根性ヒヨコちゃんバージョンもありますよ~♪
 
「ひよこォなんてェッ!
 ぷんぷんぷーんッ!」

タイムマシンがなくても?

2009-03-27 12:42:59 | ブックス
 東京・多摩一帯のソメイヨシノはほぼ沈黙……
 都心は五分咲きって本当でしょうか? こんにちは、ネーさです。

「ぶるるッ!
 おさむゥございまスゥ、テディちゃでスゥ!」

 さて、ちょっとぐらい寒くても、雪が降っても、
 花が咲くものは、というと、
 そのココロは……思い出話!
 というわけで、本日はこちらの御本を、どうぞ~!


 
              ―― 思い出探偵 ――


 
 著者は鏑木蓮さん、’09年3月に発行されました。
 ミステリ、いえ、変型連作短編複合ミステリ、と申しましょうか。
 
「ふァ?? ネーさ、いみィふめいィ、なのでスよゥ!」

 なかなか凝った構成のミステリ、なのですよ、テディちゃ。
 
 『思い出探偵』を名乗るのは、
 つい先頃まで京都府警で刑事さんをしていた
 実相浩二郎(じっそう・こうじろう)さん。
 『思い出探偵』なんて、
 へんてこなネーミングだし、
 興信所の調査員とどこが違うの~?と
 実相さんに名刺を渡された多くの人が
 首を傾げるのですが……

 ええ、離婚や浮気の調査、
 尾行などはいたしません。
 実相さんとスタッフさんたちが手掛けるのは、
 たとえば、

 大事なペンダントを拾ってくれた御方に
 お礼を言いたいんです!
 でも、その人の名は分からない、
 住所も、人相もあまり分からない……
 それでも!
 せめて一言、ありがとうと言いたいんです!
 だって、このペンダントは、
 他の何ものにも替えられない、
 思い出が詰まったものなんですから!

「ふむむゥ、なるほどゥ~」

 或いは……

 43年前に知り合った女の人を探して欲しいんです!
 会ったのはジャズ喫茶の前で、
 ほんの半時間、話をしただけ。
 名前は、わかりません。
 たぶん東北の出身で、
 ……それに、そう、これ!
 これがテーブルに残っていました!
 
 依頼人さんが差し出したのは、
 一羽の折鶴でした。

「えッ??
 てがかりはァ、それだけェ??」

 折鶴と、
 依頼人さんの思い出を手掛かりに、
 実相さんたちは捜索を始めます。
 
 たった一度の短い出会いだったが、
 あの女性との会話が、
 私の人生を変えた――
 そう述懐する依頼人さんの心を汲むように。

 が、はたして――

「みつかるのかなッ?
 あえるゥのかなッ?」

 過去を対象とする捜査と、
 また、過去では納まり切らず、
 現実=現在にまで波及する
 それぞれの思い出が
 複雑に重なります。
 
 ユルそうでいながら
 ハードボイルドな、
 浪花節のようでいて
 理詰め&クール。
 《見えない心、思い出を捜す》
 探偵さんたちのミステリアワーが
 渋く光ります。

 ミステリ好きさん、
 歴史ものが好きな御方に、
 おすすめしたい変化球ミステリです!
 舞台が京都を中心に描かれているので、
 京都好きさんもぜひ!

「わわッ!
 あたらしィいらいにんさんがァ、きたでスゥ!
 たんていさんはァ、おおいそがしィ!」