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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

POPグミ!

2009-01-30 22:49:00 | 美味
 グミ大好きのネーさですが、
 初挑戦!のお味です。
 『ノーベル』さんの《ツウィッシュ ラムネ&コーラ グミ》!

「テディちゃ、いただくでスゥ!
 ぱくッ!
 もぐッ――むぽぽッ♪」

 ネーさも、いただきま~す、でパクっ!
 わっ?!?
 これは、予想以上の炭酸テイスト!

「らむねッ、でスゥ!
 しゅわしゅわわッでスよォ!」

 コーラのお味も、実にそれっぽいわ。
 お子ちゃま向けの駄菓子グミかと思っていましたが、
 やりますね!炭酸グミ!

「おあじもォ、かたちもォ、おもしろいィ~! んまッ!」

 ファンタスティックなグミおやつ、
 ごちそうさまでした~♪

「しゅわわぽッ♪」 (←訳:おかわりッ!)

 ~ 漂泊の《美》のマエストロ ~

2009-01-30 12:40:07 | ブックス
(……ぶつぶつ、ぶつぶつ、ぶつぶつぶつ……)

「わわッ!?!
 ネーさ、ごほんのなかからァ、へんなァ『ぶつぶつ』ッ、
 きこえてくるゥのでスよッ?!?」

 心配いりません、テディちゃ。
 この『ぶつぶつ』は、あの御方のぶつぶつ言葉!
 えーと、御紹介を急ぎなさい、ってことらしいわね。
 では皆さま、本日の一冊はこちらです! どうぞ~!



           ―― 清談 佛々堂先生 ――


 
 著者は服部真澄さん、’04年3月に発行されました。
 『佛々堂』と書いて『ぶつぶつどう』と読みます。

「せんせいィ?
 なにのォ、せんせいィなのでスかァ??」

 それが、はっきりしません。
 御本の文中では本名も明かされず、
 年齢も記されず、
 『先生』と呼べば振り返る、
 どこか正体不明な御仁として登場するのが、佛々堂先生。

 ただ、先生は……眼をお持ちなんです。

「ふァ? おめめッ?」

 《美》を見定め、見極める眼です。
 美術・骨董品業界では、先生の見識、審美眼は有名で、
 佛々堂先生のお眼鏡にかなったといえば、
 それはもう、無名のクリエイターさんにとって、
 成功を約束されたも同然のこと!

「すごォ~いッ!
 りッぱなァ、せんせいィなのでスゥ!」

 え? 立派? えーと、そのう……り、立派……?

「どしたのでスかァ、ネーさ?
 あッ!
 ぼろぼろのォ、くるまがァ、いちだいッ!
 へんなァ、おじちゃんッ、のッてるでスよッ?
 おじちゃんッ!
 そこはァ、ちゅうしゃきんしィ!」

 しっ! テディちゃ、あれが噂の佛々堂先生よ!

「ほぺッ?
 あのおじちゃんがッ?」

 古ぼけたワゴン車を駆って
 どこへでも行っちゃう佛々堂先生、
 関西某所には大きなお屋敷を所有しているらしいのに、
 《美》を求め、
 ぶつぶつと呟きながら、
 日本のあちらこちらに出没いたします。

 ワゴン車の後部スペースには、
 着替えや、ガラクタや、怪しい屑箱……
 いえ、もしかして? 屑箱と思われたのは、実は?
 
「わォ! きれいなァ、おちゃわんッ!
 きものもォでてきたッ! びッくりィ!」

 この御本は、
 佛々堂先生と、
 佛々堂先生に見込まれた《美》の創り手さんたちを巡る、
 笑いと涙、
 創造の苦しみと喜び、
 そして《美》をふんだんに散りばめた
 素晴らしく楽しい四篇の物語集――

 ほのかに『魯山人』さんを連想させる佛々堂先生の、
 奇矯にして痛快な美学放浪記は、
 ミステリ好きな御方、
 アート好きさん、
 ヘソマガリさんのヘソをも必ずや満足させちゃいます!
 さあ、皆さま、くっついてゆきましょう、
 あのワゴン車を見失わないように!
 
「おじちゃんせんせいッ、まッてェくださァ~いッ!」