なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

青い空と海に包まれて

2022-08-15 | 
晴れている日は見晴らしのいい岩に登りたい。
だから、1Eさんから「雄冬大壁にしませんか?」と、言われて大喜び。
喜び勇んで9:00には岩基部に到着。

久しぶりのMさんとその同行者Sさんもすぐに到着。
2人はすぐに登りだす。
Eさんは、初雄冬大壁なのでOS祭りに向けて、どんどん先に登ってもらう。
かっぱは10年ぶりなので、ゆったり同じルートを楽しむ。
まずは、「フラメンコ」5.9。

下から撮ると5.9に見えない。

続いて「サグラダファミリア」10b。

写真はMさんリード時。
どちらのルートも難しくないけど、豊富なホールドを選んでムーブを楽しめる。

お次は大好きな「アルハンブラ宮殿」10c。
頭の中はイベリア半島、バックは地中海と錯覚していると穴ぼこが幾何学模様に見えてくる。

Eさんはここも初登1撃。

暑くなってきて海に飛び込んだ後は、「ボナニート」5.8。
Mさんが、「最後まっすぐ行くとおもしろい」と言うので、やってみると気持ちグレードUpで楽しい。

昼過ぎまったりタイム。Mさんたちは「7本登ったから、終わり」と帰宅。
「ガリバーやってみようかなあ」とつぶやくと、Eさんが「いいですよ」と言ってくれた。

5.8と11bの2P。
これは完全に未登。ぼんやりワクワクしながら足を踏み出す。

さて問題の2P目。

何となく持ってきていた赤キャメと緑エイリアンを持って動き出す。
クラックに入るまでは何でもない。ピン間隔を見て出だしで緑エイリアンを決める。
完全にクラックに入って少しすると足元がへこんでいてスタンスがないところがあった。
左のスラブで何とか足を止め、思い切ってクラックに足をひねって突っ込む。
そーっと立ちこんで足をフラットに戻していくと、フットジャムが決まって乗り込めた。「フー、」
途中で赤キャメを決めて、腕を突っ込んだり、レイバックしたりして、ひいひい言いながらクラック地帯を越える。
傾斜が緩んで楽になるとすぐに終了点。


左にハンガー2つ、右にケミカル2つ。どちらも鎖も残置ロープもなし。
50mロープ2本で登ってきたので、「Eさん苦しむだろうな」と思いつつもすぐに登ってもらう。

2P目終了点から懸垂。

素晴らしい青空の中、登ったラインを見ながらの懸垂は気持ちよい。
この後ちょっと問題が発生したが、何とかクリア。
無事に基部に戻ると、夕暮れの太陽が海に道を描いて迎えてくれた。


今回の「ガリバー」11bは、オンサイトグレードの更新。
ひいひい言いながら、全身を使いじりじり高度を上げていく、でも全部がクラックではないこういうルートは自分に合っているなあ、と感じ入りました。
一応追記が2点、60mロープで行った方がよいです。問題は2本で登ったのが原因。
あと、クラックのみのグレードなら、これは10台だと言う、経験豊富な知人がいます。
確かにそうかも。


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