昨シーズン、京極、双葉ダム東の椴山に登った。
その時、京極側から中岳稜線を眺め、いいなあ、と思った。
で、ずっと京極奥からスタートで中岳に行けないかと考えていた。好天をねらって出発。
積雪は、完璧!
ずっと羊蹄をバックに見ながら林道を進む。
先にルートを説明すると、以下のような感じ。少し大きくなります。
稜線に上がるまではウロウロ板の性能を十分に発揮し、シールなしで上がれた。
林道を外れ、514m、673mと尾根をたどる。時々林道に合流し地形を確認する。
673mを越えると送電線を目指す。898mまでは急に思えたが、雪がしまってウロコが効く。
898mから、982mまでは、ほぼまっ平。これがあるからシールを付けたくなかった。思った通りウロウロ板で快適に進む。
942mからの眺め。並河岳と喜茂別岳。
この時は、まだ並河岳にも登る気でいる。
982mから少し下って、池に出る。中岳がかなり近くなった。池から1038mを南側からかわし、高度を変えないように多少のヒダヒダをいくつか越えて、中岳~並河岳コルの下に行く。
ここで、並河岳を眺めながら昼食。
疲れたなあ~、と思いつつ、下りが未知の世界だということを言い訳に並河岳をあきらめることにする。
稜線に出た。
久しぶりの中岳。名前がさりげない割にだだっ広い雪原に岩がゴテゴテ固まったピークで好きです。
Peak。この写真の見ている方向に下る。曲がれないほどガリガリではないが、ハイマツがしゃがしゃ斜面でちょっと悲しい。雪はそこそこ柔らかく、急斜面も何とかこなし池まで快適に滑る。1055mと1035mの間の湿地マークを目指して横移動。
写真は湿地マーク地点。登りルートに戻ると平らな地形を歩かなきゃいけなくなるので、ここから、882mの尾根に寄りながら白井川の沢型を下るルートをとることにする。
まだ沢の穴も少なく、若干ヒダヒダ地形があるが、広めの尾根だか沢だかわからない感じだったので、ウロウロ板には楽に下れた。
景色を楽しみながら2時間と少しで下山。登りは4時間越えで充実した山旅でした。
春の、「あっちに行ったら何があるかな?」という感じを味わえて満足です。