ぽごしっぽよ

“ぽごしっぽよ”は韓国語で「会いたい」という意味です。心ときめく人・もの・食べものとの出会いをつらつら書いています

古都ふたり:後編

2009年07月19日 | 京都

 
奈良と鹿は切り離せない

 

奈良から近鉄に乗り、西大寺駅へ。途中、電車が平城宮の跡を横切るから見逃すまい・・と思っていたにも関わらず窓を背にしてぼんやり座っていた。はっ!と気づいて大慌てで「平城宮!平城宮!」と急いでブラインドを上げ、窓にはりつく二人。周りはみな無反応・・地元民ばかりの電車の中で、めっちゃ観光客をアピール。

平城宮跡は広大な原っぱ・・に見えた。こんな歴史的に重要な場所を長い間放置し、電車まで横切ってしまうなんて、ある意味奈良の懐の深さをみたような。(ちなみに現在、平城宮は復元工事中)

2日目のハイライトは、あこがれの秋篠の森、食の円居「なず菜」でのディナー。
 

予約より1時間も早く到着したのに、快く中で待たせていただけたおかげで、心地よい空間をしばし二人占め。夕焼けからロウソクの灯りがともるまでの静かな時間を石村由紀子さんの著書をめくりながら過ごす。

食事がスタートするころ(7時)にはすべてのテーブルが埋まり先ほどまでの静寂が嘘のよう。

 
 

 
大葉を漬け込んだ珍しいお酒。何年も漬け込まれて真っ白の繊維だけになった大葉の美しいこと。お味は・・キリリと辛口で風味豊か。

料理の一部

 
   長芋そうめんと山葵のすり流し       夏野菜と海老の葛うどんパスタ
 
  完熟トマト柑橘ドレッシング仕立て        大和牛のロースト おろしポン酢添え

食材の美味しさ、一ひねりのある調味に一皿一皿、二人で感心しきり。普段なら一口!で食べてしまいそうな量だけれど、ゆっくりゆっくり味わっているうちにお腹も心地よく満ちてくる。最後は自家製じゃこ煮を添えたご飯とじゅんさいのお味噌汁、加茂茄子の浅漬け(←加茂茄子LOVE!)。デザートの大和ほうじ茶のゼリーで完璧に満ち足りた。

期待以上にすばらしかった奈良。次はもっと長く滞在しようと心に決めて、一路再び京都へ。

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