中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

上海モーターショー

2009-04-20 | 仕事
今日もNHKニュースなどでいろいろ報道されていましたね。

中国は景気がよくなっていると。 嘘ではないがかなり誇張されていますねぇ。


モーターショーは、明後日からが一般公開です。今日明日は関係者公開日。

一応私も関係者の仲間なのですが全く違うルートで今日見に行って来ました。


第一回の中国でのモーターショーが開かれたのは、だいぶ昔の北京でした。お客さんの中国の自動車会社に招待されて、出かけました。
初めてのイベントで気合いは入っていましたが、展示はかなりお粗末でした。

その後毎年見違えるように綺麗になりました。一般公開の日に行くと車が見えないくらい人も大勢くるようになりました。


車も昔から比較できないくらい良い車になっています。

でもコピーも多いのも現実です。

Bbのコピー、FITのコピー、ベンツ、BMW、VW何でもありです。

衝突したら間違いなくあの世行き!というのも少なくありません。

でも、ハイブリッドも電気自動車も開発中です。
中国製だと笑っていたらすぐに抜かれてしまうかもしれません。

なんと言ってもこの国には元気があります。
失敗したら とはだれも考えません。 はっきり言って自信過剰です。

が、笑っていたら携帯電話でTVとメールにうつつを抜かしている国の人は泣く羽目になると思います。



さて、この写真の会社は、元々田舎にあった中ぐらい規模の自動車会社でした。
気の良いおじさん達がニコニコ車作っていました。 昔はよく白酒飲んで一緒に大騒ぎしたものです。

ある日香港の投資会社の奴が、その会社を丸ごと買いました。
気の良いおじさん達は首になって、投資を回収する事ばかりを言う嫌な投資会社の若造が乗り込んできました。

最初に作った車は、エンジンをあっちから買ってきて、足回りはこっちから買ってきて、という部品寄せ集めて作った車でした。
それでも安かったので売れました。 パッと見を豪華にして、安全やら耐久性は何も考えていません。 正確に言うと考えられませんでした。

でもそれから10年ちょっと。 一応自分でエンジンも部品も作れるようになりました。 故障も多いし耐久性は相変わらずありませんが、同じ大きさの大会社の車より遙かに安いので相変わらずそこそこ売れています。

こうやってモーターショーで、綺麗なお姉さん横に立たせて・・・立派な車に見えますよね。 私は絶対この会社の車買いませんし、TAXIでたまに走っていても絶対に乗りません。 命惜しいから。


車は車好きな人が嬉しそうに作ってほしいなぁ と私は思います。投資会社の奴がソロバンはじきながら金儲けのためだけに作ってほしくはありません。


投資会社の奴が自動車売っている一方で、本当に車好きなオッサン達が自動車会社作っちゃった という会社もあります。 お金がないので外観はコピー車のようですが、好きな人が作っているだけに結構まともです。
最初は他の会社の車用のドア付けていたくらいですが、故障が少なくて安いとだんだん会社も大きくなってきています。

これから10年くらいで自動車会社が整理されてゆくでしょうね。

ぜひまっとうな会社に生き残ってほしいものです。


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