ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

12/14日 日本ヶ塚山 静岡との県境に近い山:その5  下山 佐久間湖沿いの風景

2013-12-20 07:13:27 | 草花
史上空前の得票で首長に就任。
オリンピックの招致に勝利して、そのあとに絶頂から一気に悲哀へ・・・・・・・・。


祇園精舎の鐘の声    諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色    盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

「平家物語」のこの冒頭部分が身に迫ってきます。 師走の風が冷たいですね。


日本ヶ塚山のシリーズを続けます。
コナラの大木 ↓

支稜線上にコナラの大木が出て来ました。薪炭伐り出しの昔にはありえない姿でしょうね。
コナラでもこういう大木になりうるのですね。



潅木帯 ↓

ひたすら下り一方でぐんぐん高度を下げていきます。



裸の木 ↓

時季的に今は葉が付いていなくて木々は裸ですが、この場所は芽吹きのときに素晴らしい若緑色になりましょうし、紅葉の時期には夢のように染まることでしょうね。そんなことに思いを馳せて、いつの日かの再訪を願う気持ちが強まります。



下山 ↓

車を置いた場所が見えてきて、小生が小用を足している間、コリンさんが先に下りて下山完了しています。




佐久間湖 ↓

車に乗ってこれから帰り道になりますが、しばらくの間は佐久間湖に沿って走り続けます。
対岸には愛知県の最奥部とも言うべき旧富山村(現在の豊根村富山地区)の中心部が見えています。



ニッポンミツバチの巣箱 ↓

山の斜面に小さな箱があることをコリンさんが教えてくれます。ああやって箱を並べておくとニッポンミツバチが入って巣を掛けてくれることが多いそうです。つまり簡易的な養蜂をしているのですね。時には熊がその巣を壊してちゃっかり蜂蜜をせしめることもあるそうです。



再び佐久間湖 ↓

以前一度だけ山の帰りに天竜川のもっと北の方から県道一号線を川沿いに下ってきたことがありますが、その時細い道は随分長いものでした。そして知らぬ間に川の水は佐久間湖の湖面になっていましたね。
佐久間湖とは言いますが、天竜川の何処から湖が始まるのか良く判りませんでしたが、今回もこの細長い湖は始まりが何処であるのか体感できませんでした。



マユミ ↓

ニホンミツバチの巣箱を撮るすぐそばにマユミが実を沢山つけて撮り手を見下ろしていました。



日本ヶ塚山方面 ↓

歩いた山をかえりみします。この位置からは山頂は見えませんが、この画はこの日の天候を良く表わしているように思えます。



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12/14日 日本ヶ塚山 静岡との県境に近い山:その4 山頂に至り、休憩後に来た道を戻る

2013-12-19 06:59:43 | 草花
久しぶりに雨の一日でしたね。
雨は本日も残るということですが、何時ごろに切り上がるのでしょうか。
そして、雨のあとにはまた寒さがやってくるということでした。
風邪を引かずに過したいものです。

山のレポートを続けます。
日本ヶ塚山の山頂 ↓

幾つもニセピークに騙された挙句に、やっと本ピークに到着しました。歩き始めてから3時間10分と少々経っています。



二等三角点 ↓

山頂は一面に雪が薄く積もっていて、なお継続して雪が舞っています。小生は朝ご飯から7時間が経とうとしていますので相当空腹になって来ていました。本日は握り飯ではなくて、出来合いのいなりずしを持って来ました。これが適当にお汁を含んでいて口当たり良く食べることが出来ました。


アセビの蕾 ↓

山頂にはアセビの木が二本有り、そのどちらも蕾を沢山つけていました。



偶には小生を正面から撮り ↓

同行の小生をコリンさんが記念撮影してくれました。なお今回のシリーズで頻繁に小生の画が出て来ましたが、それらの画はみなコリンさんが撮って画像提供してくれたものです。
山頂で昼ご飯を食べ、コリンさん提供の暖かい極上スープとコーヒーを賞味したあと記念撮影して、帰路につきます。



ハリギリ ↓

稜線上で来るときには見るだけにしていた大木に再会しました。この特徴有る幹はハリギリですね。掌状に裂けた葉がないかとあたりを探しますとその形状の枯葉が落ちていました。



幾つも有るニセピーク ↓

例によって幾つも有るニセピークを越えて戻っていきます。頂上付近の勾配はビックリするほど急になっていましたね。



アイゼン脱着 ↓

登って来たときの道の様子から判断して、この場所でアイゼンを外すことにしましたが、これは少しだけ早すぎました。なぜなら雪は積もってきていて、来るときには地道だったところにも雪が積もってしまい、まだ滑る箇所は広がって残っていたからです。



主尾根道の最後の部分 ↓

鹿害除けのネットのところまで戻って来ました。これを最後に植林帯に入っていく事になります。



植林帯下り ↓

来る時は一本調子の登り道でしたが、帰りはその一本調子は下りになります。軟骨の磨り減った膝を庇いながら丁寧に下って行きます。
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12/14日 日本ヶ塚山(1107m) 県境に近い愛知県の山:その3 アップダウンを繰り返し登り詰めていく

2013-12-18 07:00:07 | 草花
昨日は日本ヶ塚山のシリーズレポートを一旦止めました。
一種の時間調整のような感じでしたが、この記事以降は朝更新するいつものパターンになります。
稜線に出る頃より雪がしきりに降りますので、カメラを出したり仕舞ったりと忙しくなって来ました。
(その結果レンズ周りに不具合を生じて、画像が不出来になってしまいました。)


鹿除けネット ↓

登山道の右側に若い木の植林がしてあり、それを鹿の食害から保護するネットが設けられています。
鹿は姿こそ可愛いのですが、増えすぎてしまった今では林業にも、植生にも重大な悪影響を及ぼします。
私達にとっても、ダニやヤマヒルの生息域を拡大する有り難くない生き物になってしまいました。



尾根の潅木帯 ↓

このあたりから針葉樹の植林帯が途切れだして、明るい尾根歩きの様相を帯びてきました。
天気が良ければルンルン気分で歩くところでしょうね。



ここから急降下 ↓

地図上の1065m地点に着きました。ここまでは歩き始めてから全く無駄の無い一本勝負の登り道が続き、およそ2時間で高度を700mほど稼ぎました。
ここから道は痩せた尾根をアップダウンを何度も繰り返して、何度も何度も頂上らしい峰を騙されながら踏んでいくことになります。
この”ニセ頂上”のたくさん出てくるのもこの尾根歩きの楽しみ?に違いありません。



山頂方面 ↓

痩せ尾根歩きは1時間20分ほど続くことになりますが、途中で山頂が見えて来ます。
手前の立ち木に邪魔されていますが、あの一番高いところが日本ヶ塚山の山頂になります。



梯子 ↓

痩せた尾根が続き、場所によってはロープをかけてあったり、このようにアルミの梯子が架けてあったりして、大変助かっています。



ブナが出てきた ↓

尾根道にブナの木が出てきて、山らしい雰囲気が深まって来ました。



痩せた尾根 ↓

雪が積もり始めたので、滑って尾根から転げ落ちないように、アイゼンを着けることにしましたが、まだ気温が高いために大変に軟(湿)雪で、アイゼンの裏にすぐ付着し、まるで”ぽっくり下駄”で歩くような感じです。
雪を剥離する煩わしい作業は以後アイゼンを外すまで続きました。



明るい尾根道 ↓

尾根道の両側の木は背丈が低くなり、あたりが明るくなっています。ツツジの時期や紅葉の時期にはさぞや美しい眺めではないかと感じました。



山頂目前 ↓

にせ「山頂」を幾つも越えてきて、今度こそは本物の山頂になるようです。
あたりの木があの上の部分だけ生えていないようです。
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X’mas イブまであと一週間 師走の風が身に沁みる

2013-12-17 08:37:18 | 草花
ここのところ寒い日が続いてきています。
年賀状の受付開始はもう15日から始まっていますね。
年賀状を投函し終われば新年を迎える気分も定まるように思います。
皆様は年賀状を書き終わりましたか?小生は年賀葉書を手元に置き、まだ手をつけてはいませんが、期限内には投函するつもりでいます。

一年で一番昼時間の短いとされる冬至は22日で、そのとき、日の出タイムは(名古屋で)午前6時56分になっていますが、これはこの後もっと遅くなって行きます。
そして日没タイムは(同じく名古屋で)午後4時45分ですが、こちらのほうは既に日が伸びているのです。しかし昼時間は最短の9時間48分で、これは夏至の時(6/21日)の昼時間14時間32分と比べると、じつに4時間44分も昼が短くなっていることになります。

これならば「朝星、夜は夜星」という働きぶりを指す言葉もこの季節なら簡単に実行できそうです。
これは遊びの方でしたが、先日山を歩いたときもそうでした。
朝未だ暗いうちに家を出て、下山して帰宅したのも暗くなってからのことでした。

最近のTVコマーシャルなどでX'mas関連のものを良く見るようになりましたし、スーパーに行けば入口付近にそれようの一角が大々的に設けられていて、店内にもそんな音楽が流されて、クリスマスのムードが高まってきています。
あと一週間ですね。そして、それが済めばいよいよ年も大詰めですね。

殺風景ではありますがそんな時期の庭の植物を見て回りました。

シデコブシの冬の姿 ↓

銀色の皮に包まれて冬篭りの真っ最中です。これが開くときは春ですね。



キク ↓

プランター植えのキクは元気もので、まだまだ蕾を持っています。



カンアオイ ↓

カンアオイは日陰者ですが、人間とは違い日陰でこそ力を発揮します。この寒さの中で沢山花をつけ、恐るべき実力を見せ付けています。




シュンラン ↓

日当たりの良い場所で勢いがやや疑問符でしたので、思い切って明るい日陰に移しました。
すると途端に元気になったようで、葉が生き生きして来ました。これは沢山の花を期待出来そうです。



センボンヤリ ↓

我が家のセンボンヤリは最初山から種を採取してきて、それを蒔いて育てました。
春に可愛い花を見て、秋花が種を飛ばし、庭のあちこちで芽吹いてきます。
それが花を咲かせて年が巡っています。



ツメレンゲ ↓

これの最初のひと株は農協のスーパーの外部で100円かそこらで売られていたものを買ってきたものでした。
その後増え続け、今では他所に差し上げるほどになりました。今年の花はもう終わりで、今は種をつけている姿ですね。これも種が零れて増えていきます。



ヒガンバナ ↓

我が家のヒガンバナは藤原岳の岳麓でイノシシが掘り荒らした後にポツポツ落ちていた球根を拾ってきて植えておいたものでした。
これも良く増えますので、抑制気味に育てています。



ピンクのツバキ ↓

これももう15年選手くらいになると思いますが、最近木に力がついたようで、花芽の付き方が良くなっています。
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12/14日 日本ヶ塚山(1107m) 県境に近い愛知県の山:その2 登山口からいきなりの急斜面を登っていく 

2013-12-16 10:00:14 | 草花
西三河に住む小生にとっては、愛知県の最東北端ともいえる場所に位置するこの日本ヶ塚山はなかなか来る気にならない山であり続けました。
しかし、11月になって三ツ瀬明神山、宇連山、作手(つくで)の竜頭(りゅうず)山に登って、南アルプスの重畳たる連嶺の前にうずくまるこの日本ヶ塚山を三度続けて見てからは、やはり登っておくべき山として位置づけられて来ました。

実際にこの山を歩いたあと、現在の感想は、とても印象の強いものとして残り、どうしてもっと早くからここに来ていなかったのか、そのことを「惜しかった」と思いました。

この山に来たいと切望した、強い引き金となったのは最後に登った作手の竜頭山からの景色でしたが、その時の眺めをこの記事の始めに貼っておきます。

作手の竜頭山からの日本ヶ塚山 ↓




出発準備 ↓

朝の8時前にやっとここに着きました。小生が家を出たのは午前4時20分でした。
アプローチに3時間以上もかかるこの遠さが「費用対効果」の原則からこの山を遠ざけていたのでした。
ここで身支度を整えて歩きだします。



目の前にテンナンショウ属 ↓

真っ赤に熟して頭を垂れた植物が出て来ました。テンナンショウ属の一種類ですね。こちらにはスルガテンナンショウという種類もあると聞き及んでいます。



”通行禁止”箇所を確認 ↓

左側の看板に通行できない箇所を記載してあります。これによって本日の行程は周回ではなくて、山頂をピストンするということに最終決定しました。



歩き始めは杉の植林帯 ↓

杉木立の中、嬉しくなるような急登が初っ端にあります。これは一気に高度を稼げそうです。



岩を掴む ↓

ヤマザクラの根が岩の塊を掴んでいます。どうして態々こういうことになったのでしょうね。



小尾根 ↓

道はやがて尾根状になります。これから先はこの小尾根を詰めて、主尾根に迫っていくことになります。



落ち葉の上に雪 ↓

落ち葉の上に雪が残っています。暗いうちに降った雪でしょうね。



落ち葉の間に雪 ↓

今度は杉の落葉の間に雪が残っています。上の画では落葉の上で、この画では落葉の間に雪があります。この両者の違いは何でしょうか。



雪のついた笹 ↓

伐採跡でしょうかいち早く進出した笹、その葉の上に雪が積もっています。どうやら雪が現在進行形で降り始めてきたようです。
密度の濃い植林帯の中を歩いて来て、そういうことには気づかずに動いてきたようです。
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