ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

近頃見る 花 実り 風物など 4の3:秋の花の始まり カンナ  オシロイバナ ヘクソカズラ クズ

2015-07-22 07:11:04 | 草花
今回の記事では、テキスト数が多くなりましたので、いきなり入ります。
ランタナ ↓

この花の別名を「七変化」と言うようで、花も、それからあとに生る実も、色が変わっていくそうです。
中南米原産のクマツヅラ科の小低木です。
世界の侵略的外来種ワースト100に入っているそうです。でも、その中にはクズやイタドリ、それにハリエニシダも入っています。


カンナ ↓

熱帯アメリカ原産だそうですが、これの科名・属名まで知っている人は少ないのではないでしょうか。
カンナ科で、カンナ属だそうですから、「なぁ~んだ」となりますね。
花期は今頃から秋までと、長いですね。



畑おこし ↓

麦が終わった後でしょうか、いま時の畑おこしとは、珍しいと思いました。
耕運機の後を、サギがついてまわっています。普段は人間には近づきませんが、彼等の餌を掘り起こしてくれる、絶好のチャンスのときは抜け目がありません。このサギは、アマサギではないでしょうか。



夭折 ↓

トチノキの根際近くで、蝉のドンゴロが殻を脱げずに絶命しています。成長過程で、何らかの障害があったのでしょうか。
人間の心情では、長い苦難の土中での生活から、やっと脱却できたのに、空を飛翔することなく命を落として気の毒に・・・・と思いがちですが、案外そうではなくて、土中の生活はまるで揺り籠の中のような、安寧な天国だったかもしれませんね。



ホットリップス ↓

知り合いの玄関先で、この花を見ました。これはシソ科サルビア属、チェリーセージの一種だそうですね。
原産地はメキシコ、アメリカ南部だそうです。



オクナ・セルラタ ↓

「この木は何でしたっけ?」・・・・と件の知り合いに聞いたところ、”ミッキーマウスの木”と言うことでした。
原産地は南アフリカ(一説には北米原産)で、オクナ科オクナ属の常緑低木ということです。
残念ながら、そんな科の名前は初めて聞きました。



ウキツリボク ↓

こちらはチロリアンランプとも呼ばれる木で、アブチロンという属の名前で出ることもあるかもしれません。
ブラジル原産で、アオイ科、常緑で半つる性の低木です。



ヤブガラシ ↓

ヤブ「ガ」ラシ・・・・と、”カ”には濁点がつくのでした。漢字にすれば「藪枯らし」となります。
ブドウ科ヤブガラシ属のつる植物で、これは多年草です。
この日、蜂に刺されたときに、これの巻きひげを何本も摘み、若葉と合わせて良く揉みこみ、ペースト状にして患部にすり込んでおきましたが、それが効いたのかどうか・・・・・・
それ以後、痛みを感じることはありませんでした。



オシロイバナ ↓

もう、こういう花が咲いています。



ヨウシュヤマゴボウ ↓

荒地でよく見るこの草ですが、高さも横への広がりも、欲張るものですね。
北アメリカ原産で、ヤマゴボウ科、ヤマゴボウ属の多年草です。草も実(み)も毒と聞いています。

そう聞くと、それを食べたらどうなるの?と知りたくなりますね。
ネットで事例を探すとすぐにヒットして来ました。
世の中には好奇心旺盛な人が沢山いますから・・・・・。

最初の実験者によると、実を丸呑みした分にはなんともなかったけれども、噛み潰して実を食べたところ、10個まではとりたてて何ということもなかったけれども、次の一個がどうしても食べられない。
いくら口に運ぼうと思っても、手がとまって、そこから動かない・・・・となったそうです。

その後、その記録を更新するべく、11粒を噛み潰して食べた方が、感想を述べています。
実(み)はほのかに甘くて、まぁまぁの味・・・・とのことですが、数が増えるとエグ味を感じ、飽きが来る味であり、11粒食べた後に舌がささくれ立った感じで、シビレを覚えたそうです。

毒成分を多量に誤食すると嘔吐・下痢、さらに中枢神経麻痺から痙攣・意識障害が生じ、最悪の場合には呼吸障害や心臓麻痺により死に至るということですから、進んでやるべき行為ではありません。



ヘクソカズラ ↓

こちらはアカネ科の、変てこな名前を持つ”超有名人”ですね。
昔は民間薬として利用されてもいたそうですが、今は、蔓延るので邪魔者扱いでしょうね。



アオツヅラフジ ↓

こちらは、ツヅラフジ科アオツヅラフジ属の、落葉の木本で、つる性ですね。
秋に粉を吹いた、ブドウ状の小さな実をつけますが、この実もアルカロイド系の毒を持つそうです。
もちろん試食した例をネット上で探しましたとも・・・・・・。

ヨウシュヤマゴボウよりも、余程おいしそうに見えるので、試食例も多いですね。
でも、アルカロイド系は怖いですよ。
実がおいしいかどうかよりも、名前の由来のほうが面白かったですね。
これの蔓を葛篭(つづら)の材料にすることからの命名だそうですが、良いものができるそうです。



クズ ↓

もう、こんなものが咲いています。 今回の散歩では、歩き始めが堤防の上でしたが、この草が滅茶苦茶に繁茂していて、じつに歩きづらかったです。



キンカン ↓

こんな時期に一輪の花を見つけました。鼻を近づけると柑橘系の濃くて、良い香りがしてきました。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近頃見る 花 実り 風物な... | トップ | 近頃見る 花 風物など 4... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (多摩NTの住人)
2015-07-22 07:42:57
ヨウシュヤマゴボウの実を食べた人のレポートがあるんですか。なかなかのつわものですね。まさかぶちょうほうさんも実験されたわけではないですよね。
返信する
Unknown (keitann)
2015-07-22 10:21:25
ぶちょうほう様、おはようございます。

ヨウシュヤマゴボウの実を食べるとは…絶句してしまいました。
でも、私もピラカンサスの実を野鳥が美味しそうに食べているのを見て、食べてみたことがあります。その後一日、口の中が変な味で困りましたが・・・。
キンカンの花、我が家でも昨日から咲き始めて、私も庭の方のブログでアップしたばかりです。
ミッキーマウスの木も、去年、花友達にいただいた株がありますが、可愛い花みたいですね(我が家はまだ咲きませんが)
三日前に登った伯耆大山ではお花畑が見事でしたが、早くもソバナやヤマジノホトトギスの花を見てきました。
クサギも蕾になっていて、山では初秋の雰囲気も少しありました。
返信する
お花いろいろ (かなこ)
2015-07-22 10:27:28
ぶちょうほうさん今日は。
多種のお花に出会えましたね。

我が家で絶滅させたいお花3首ランタナ・ヘクソカズラ・ヤブガラシ(それとヤマイモ)ですが なかなか手ごわくて消えません。
小鳥のプレゼントで抜いても増えていきます。

ヨウシュノヤマゴボウを食べ実験されて方がいらっしゃったのですね。
それには驚きでした。
でも命に別状なかった様子に安堵しました。

子供の頃はつぶしてインクとして遊びましたが その手を良く洗ったのかどうなのか記憶がありません。
昔は結構毒の近くで生活していたようですね。

クズの繁殖力は旺盛で 隣接する放棄みかん畑が林になってその上を遠くからクズが昇ってきています。
我が家も襲われるのではと恐怖です。
返信する
多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2015-07-22 11:45:01
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ヨウシュヤマゴボウの実については子供の頃より毒と聞かされてきていたことと、匂いが青臭くて試食する気になってはいませんでした。

下のコメント欄で、かなこ様が書かれているように、インク的な遊びで使ったようでもありますが、子供の頃はそんなことよりももっぱら動的な遊びに興味も体力も時間も費やしていましたね。
返信する
keitann様へ (ぶちょうほう)
2015-07-22 11:59:34
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ヨウシュヤマゴボウの実を試食するのは、これが毒であることが広まっているので、子供ではなくて、大人のほうが多くなりますね。
ネットで調べると、毒とされているものを、「どんな味か?」、「どれだけ食べると毒か?」、「どういう風に毒の症状が出るか?」という、純粋な気持ちで「毒見」する例が沢山ありますね。
こういう気持ちが、人間の文化に少なからぬ向上をもたらしたことでしょうね。
もともと人類が草や木の実や葉・茎を食した初めは、当然暗中模索だったわけですからね。

ピラカンサスの実は渋かったのでしたっけ?

キンカンの花は今が時季でしたか? 小生が見た株では花付きが悪かったので、季節はずれかと思っていました。

えっ!? 大山にまた行かれましたか。
もしかすると、あのコースでリベンジして、今度は最終地点まで行かれたのでしょうか。
あとで御ページを見るのが楽しみになってきました。
彼の地の花は、今度はどんな模様になっているのでしょうね。
ソバナの咲く山道を歩いてみたくなりました。
返信する
かなこ様へ (ぶちょうほう)
2015-07-22 13:36:06
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
自分の庭に招じ入れたものが、思いもよらず蔓延って、これはマズイ・・・と思ったときはすでに機を逸していて、それからは抜いても抜いても追いつかないということがあるものですね。
かなこ様のところではそれがランタナ・ヘクソカズラ・ヤブガラシのほかにヤマノイモと聞きますと、「これは大変だ・・・」と身につまされます。

我が家では幸いなことにランタナとヤブガラシが入っていませんが、つい2-3年前までカラスウリが入っていました。
そのほかにドクダミが蔓延る蔓延る。

野鳥のプレゼントにしてももう少し嬉しいものを残してもらいたいものですね。

ヨウシュヤマゴボウは大人に対してはそれほど強い毒性でもなさそうですね。
それにしても自分の身をもって実験台にすると言うのですから、好奇心旺盛と言うか蛮勇と言うのか、凄いことだと思いました。
小生はそこまでの度胸はありませんね。

昨日葛餅を食べましたが、あの根から本当に作るのかと思いました。
堤防上で我が物顔で蔓延るあの草が、食用になるというのがなかなか合点が行かないのです。
こんなものが隣家から越境してきそうだとしたら、それは恐怖ですね。
返信する

コメントを投稿