ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/3日 鳳来湖から明神山をプチ周回 (ダイジェスト版) 腰痛に悩まされて

2014-05-07 06:48:43 | 草花
5/3日に三河のこりんさんと明神山を歩いて来ました。
お目当ては天竜水系に咲くというホソバシャクナゲのお花見でした。

このホソバシャクナゲは日本では一番低地に咲くシャクナゲではないかということです。
実際に現地で花を見てきて、低地で咲くにも拘らず、矢張りシャクナゲだけのことはありますね。
”高嶺の花”的な高貴な雰囲気で咲く花だと思いました。

今回は未だ鈴鹿の鎌ヶ岳・御在所岳・国見岳の六回仕立てのシリーズが始まる前ですが、それに先行してこのダイジェストだけをシリーズ予告編として流しておきます。
明神山の本シリーズは鈴鹿のレポート六回分が終わってからレポートするようにします。

鳥瞰図 ↓

今回は珍しく、登山地点から反時計回りで歩きました。



カヤラン ↓

登山口に着く前に気になる場所に寄ります。梅の老樹にカヤランが着生していて、遅い花が一輪だけありました。



上臈岩 ↓

登山口から急登を登っていくとやがてロッククライミングのゲレンデとして知られた上臈岩が見えてきます。



その左肩に宇連山 ↓

上臈岩の左に宇連山が重なります。



岩尾根 ↓

30分くらい歩いた辺りから岩稜帯となりますが、岩が乾いていて、危険は感じません。
この辺りから小生に腰痛が出てきて、それが足の筋肉にまで悪影響を及ぼし始めました。
たまらずに普段山の登り道では使わないストックを出して、腰を庇うようにして歩きます。



鳳来湖 ↓

眼下には水を湛えた鳳来湖が静かに湖面を見せてくれます。



ホソバシャクナゲ ↓

この岩稜帯をシャクナゲ尾根と呼んでいるようですが、シャクナゲの素敵な花が咲いているにも拘らず訪れる人の気配が無く、今日は二人で貸切のコースとなりました。



鳳来寺山 ↓

高度が上がるにつれて鳳来寺山もせりあがってきます。このあたりで痛みがますます酷くなり、小生は手持ちの芍薬甘草湯エキス(顆粒)を飲み、こりんさんからはバンテリン塗布薬を頂き、それに助けてもらう始末となりました。



オオカメノキ ↓

地面に白い花びらが落ちているので、振り仰ぐと頭上にオオカメノキが咲いています。
この辺りでは石に躓いても腰にギックリと来るような最悪の状態でした。



ヒカゲツツジ ↓

腰の状態にはお構いなしに花がドンドン出てきて、それにはいちいち対応していきます。
座ったあとに立ち上がるときの厄介なことも腰痛ならではのことですね。




ウスギヨウラク ↓

折角、花との一期一会ですからできるだけ几帳面に対応していきます。
同行のこりんさんには歩行速度が遅くなり、迷惑を掛けっぱなしです。



ツクバネソウ ↓

腰の痛みに耐えながら歩く小生に比べると先頭を歩くこりんさんは余裕充分です。
この地味な花もこりんさんが目ざとく探し出してくれました。



ヒメイワカガミ ↓

この可憐な花は岩尾根の或る一角で集中的に咲いていました。じつに素敵な姿だと思いました。



フデリンドウ ↓

これもワンチャンスをこりんさんがものにしてくれました。



馬の背岩 ↓

露岩が幅1m程度でしょうか、7-8メートルぐらいの長さであります。ここからの見晴らしは抜群なのですが、今回は生憎でした。



ミツバツツジ ↓

ここでも岩場近辺にミツバツツジが未だ残っています。



山頂 ↓

山頂に着くと人気の山だけあって20人くらいの人たちがいました。明神様にお参りします。



アカヤシオ ↓

ここの岩尾根でもアカヤシオを何度か見ました。嬉しい出会いでしたね。



ガマズミ ↓

帰り道の尾根上でガマズミの花も見ました。
このあたりでもう一度バンテリンのお世話になります。この薬には助けられました。



ホソバシャクナゲ ↓

この花は特に色の薄い、優しい咲き方でした。



鳳来湖 ↓

帰りに立ち寄ったダムサイト。
貯水率はおそらく100%でしょう。満々と水を湛えたこんなに豊かな鳳来湖は初めて見たような気がします。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5/1日 鈴鹿の鎌ヶ岳・御在所... | トップ | 5/1日 鎌ヶ岳・御在所岳・国... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
連休の山歩き (かなこ)
2014-05-07 11:13:32
ぶちょうほうさん今日は。
一日も三日も山登りされたのですね。
それではお疲れが出ますね。
でも直ぐに回復されてよかったです。

ホソバヤマシャウヤクが呼んでいたのですね。
流石に綺麗な姿でした。
木々のお花たちも山野草も沢山出逢え本当にいい時期でしたね。
フデリンドウが良いですね。

我が家でツクバネソウの芽が3本出ていましたが 盗掘されました。
我が家では育たないのでいいのですが 言ってくだされば上げたのですけどね。

結構登っていらさやったのですね。

返信する
こんにちは (多摩NTの住人)
2014-05-07 21:28:08
ダイジェストが続きますね。
腰痛は大丈夫ですか。
あまり無理をなさらず、どうぞご自愛下さい。
返信する
かなこ様へ (ぶちょうほう)
2014-05-07 22:01:38
かなこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
一日空けての山歩きはきつかったですかね。
縦走で二泊三日とか・三泊四日ともなりますと連日連夜と言うことになりますが、そちらのほうは大丈夫なのですけれども、どうなっているのでしょうね。
腰の痛みは5月1日の登山前から多少感じていたのですが、3日になると歩き始めて決定的になってしまいました。
足の筋肉にまで悪影響を及ぼすのですね。

連休明けの今日は背負う荷をごく少なくして、また18000歩山を歩いて来ました。
未だ多少は腰に来ますが峠は越えたようです。

今回はホソバシャクナゲを見るために行きましたが、他にも良い花が結構出てきてくれたので、実り多き山行となりました。
ホソバシャクナゲは矢張り綺麗ですね。
フデリンドウは少なくてこの一回だけしか見られませんでしたが、もっとたくさん見たいですね。

ツクバネソウを失敬されたなんて、寂しい話ですね。
あと味が悪いことこの上なしでは無いでしょうか。

五月はこれからしばらくおとなしくしておきます。
返信する
多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2014-05-07 22:05:57
多摩NTの住人様 こんにちは コメントをありがとうございます。
ダイジェストを二本続けてしまいました。
それと言うのも、記事の更新が亀スピードですので、ボヤボヤしていると花の時季から外れたところで気の抜けたレポートになりますので、せめて抜粋だけでも出しておこうということになった次第です。

腰の痛みは一生ものとなりました。これからあの世に行くまでの長いお友達付合いになったようです。
返信する
ホソバシャクナゲ (keitann)
2014-05-07 22:12:10
ぶちょうほう様、こんばんは。

明神山にホソバシャクナゲのお花見に行かれたんですね。
以前もホソバシャクナゲを何度か画像で拝見していると思いますが、御地の山に特有なシャクナゲのようでしたね。
出会われた花も素晴らしい花ばかりで、腰痛に悩みながら歩かれた甲斐がありましたね。
もう峠は越したということですが、腰痛が出ると他をかばうように歩くので、他にも痛みが出ないと良いのですが・・・。

私も3日はアケボノツツジを見に登ったのですが、今年のアケボノは素晴らしかったです。
シャクナゲのほうはまだ咲いてなくて、昨日、花散策で訪れた1000m峰では何とか咲いていましたよ。
そういえば3日に登った山では葉が嫌に細いシャクナゲを見たのですが、思わず「ホソバシャクナゲ?」と思ってしまいました。
返信する
大丈夫でしたか。 (こりん)
2014-05-07 22:22:13
こんにちは
腰はだいぶ良くなられたようですね、今日も18000歩ですか、無理なさらずにして下さいね。

富幕山の方は、先に私のHPで更新しました。

楽しみに3シリーズお待ちしています。
返信する
keitann様へ (ぶちょうほう)
2014-05-08 09:21:50
keitann様 こんにちは コメントをありがとうございます。
最近は一種類の花だけを見るために出掛けるということは無くなりましたが、シャクナゲだけは別格にしても良いかなと思っています。
ホソバシャクナゲは高山のものとは違って、身近な存在ですので、気軽に出掛けられるのが有難いです。

腰痛と膝痛は以前からの悩みですが、ここのところ腰痛が優勢気味になっています。
もっとも膝痛だって負けてはいなくて、坂道の下りではストックを二本フル稼働させてそれを庇うのに大わらわです。

ここのホソバシャクナゲの美観はそんな身体的なハンディを多いに慰めてくれました。

アケボノツツジはこちらには無くて、類似のつつじはアカヤシオとなりますがGW中は盛りでしたね。

四国で見られたシャクナゲのうちで葉が異様に細かった種類ですが、ホソバ(の)シャクナゲと呼ぶなら問題は無さそうですね(微笑)。
返信する
こりん様へ (ぶちょうほう)
2014-05-08 09:37:28
こりん様 こんにちは コメントをありがとうございます。
腰の痛みを、歩きながら克服できないかと思い、富幕山まででかけました。
勿論荷物は最軽量にして、レインコートすらも持たずに山入りしました。
未だ本調子ではありませんが、痛みを酷くすること無く歩き終えることが出来てほっとしています。

富幕山の道中は結構暑かったですね。
富士山はとても見えませんでした。

周辺の山裾ではキンランにはたくさん会いましたので、それだけを見るためならあの場所に行けばOKですね。
返信する

コメントを投稿