ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/17日 鳳来寺山 利修仙人道から入り、行者越から戻る。 その6:パークウェイの途中から、表参道を目指し、また山に入る。

2016-11-29 07:15:03 | 草花
かつては有料道路だった鳳来寺パークウェイを徒歩で進んでいきます。
道路の状況は良好に保たれていて、この日は金曜日でしたが、マイカーが適度な間隔で、通り抜けていきます。
晩秋の秋日和といった中を草花を見つけては一つずつに拘りながら、のんびりめに歩いています。
日当たりも、風通しも良いところですから、山の中では見ないような草花が出て来ます。

モチツツジ ↓

ツツジの中では時季以外に花をつける代表選手が出て来ました。



舗装道路 ↓

日当たりの良い、山間地の緩い下り勾配の舗装道路を、曲がり曲がりしながら、穏やかな気持ちで歩いています。


クサギ ↓

クサギは赤と黒を見せて、この木の一番美しい時を飾っていました。



「入道岩」(仮称) ↓

道から見上げるところに威圧的な感じで、岩が立ちあがっていました。このまま通り過ぎるのが惜しいので、「入道岩」と名前を付けてあげましたが、もう既に何らかの名前がついていたら、ゴメンナサイです。



ヨウシュヤマゴボウ ↓

こういうものも道筋でしたら当然のことのように出て来ますね。明治時代の初期に北アメリカからやって来て、いつごろからこの場所に来たのでしょうか。


ヒヨドリジョウゴ ↓

草むらにヒヨドリジョウゴの赤い熟果がありました。道端にはいろいろのものが出てくるものですね。



植林の間を行く道 ↓

道は植林の間を通り、日陰の中を進みます。そろそろ山に取付く場所が近づいて来ました。


これは? ↓

道端に草丈の割には随分小さな花をつけたものが出て来ました。
これはヒメジソでしょうか?


一輪ドウ ↓

山に入る人だけが通れるような細い林道があります。どうやらそこから山に取付くようです。
その入り口の道案内のようにリンドウが咲いています。


こちらは林道 ↓

これでも地図に記載されていた道ですから入っていくことにします。



林道のわきで見るリンドウ ↓



山に取付いてすぐのところでリンドウの花が山道を飾っていました。



植林帯 ↓

道はやがて植林帯の中に入っていき、次第に不鮮明になり、やがて道を失いました。
GPSを頼りにして歩きます。


無名峰 ↓

やがて無名峰の肩のあたり(標高300mくらい)に来て、ここから表参道に向けて下ることになりますが、行く手は藪になっています。


藪の中 ↓

地図に記載されていた道は今は見当たらなくなっていて、藪漕ぎを始めますが、不思議なことに行く手の方向には破れたビニールテープがずっと引かれていて、これを目印にしてもよさそうだと判断して、このテープに沿って藪の中を進んでいきます。


木材の伐り出し ↓

山裾に出てくるとそこには伐り出された杉材が積まれています。どうやら伐り出した材を、枝打ちして、山中で一定の長さに切り揃えて(出荷サイズにしてしまって)からここに集積しているようです。


表参道 ↓

材木の集積場所からは表参道はすぐ近くにありました。昔の人たちはパークウェイの無い時でしたから、皆この道を使って鳳来寺山の石段を登って行ったことでしょう。松尾芭蕉も、種田山頭火も若山牧水も皆等しく・・・・。


弁財天 ↓

小生は石段の方向には背を向けて参詣道を下る向きで歩いて行きます。
表参道沿いに弁天様が祀られていて、ここは心の中でだけお詣りして行きます。



二の門 ↓

道の両脇に立つ、この立派な建造物が参詣道の門となっていて、これは二の門に当たります。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳳来寺山 (かなこ)
2016-11-29 10:37:25
ぶちょうほうさん今日は。
お花は山裾の多いですね。
やっぱり少し人間の手が入った辺りが好きなのでしょうね。

ツツジも狂い先指定ますね。
不明種は高縄山にミズタマソウの横にありましたがわせれました。

ヒヨドリジョウゴもなかなか見られなくなりました。

リンドウに林道日本語は難しい・・・・。

弁財天さんは今日はお祭りでしょうか?・旗が賑やかで赤い橋とマッチしていました。

確かに記憶が薄れています。
京都美術館に行った記憶があるのですが何を観たかが思い出せません。
新しい思い出つくり頑張ります。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2016-11-29 11:21:33
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
いつも思うことですが、こういう開けた場所の方が植物の種類は豊富に出て来ますね。
やはり適度に草刈りなどがなされて、それが弱小の草花には幸いするのではないでしょうか。

モチツツジは時折こういう姿を見せてくれますね。
なぜこの種類に多いのかそれはよく判りませんが・・・・

ヒヨドリジョウゴは三河でもそうどこででも見るものではなくなっています。

リンドウを入力すると、漢字の方が出てしまったり、その逆だったりで、ややこしいですね。

弁天様の前はいつ来てもこんなことでした。本当に小さな規模のものなんです。

自分の記憶のいい加減さには呆れています。
”忘れることが商売”と居直るしかなくなってきました。
でも懲りずにめげずに、これからは夫婦で積極的に物忘れの材料作りに励みたいものです。
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林道歩き ()
2016-11-29 17:40:31
のんびりとリンドウを見ながら林道歩きは最高の贅沢ですね。
開けた道路際には色々な草花が姿を現して、時にはビックリする様な花も出て来たりするんでしょうね。
ピンクのツツジはこちらでもちらほらと見かけます。四季咲き桜と同じでスキあらば咲くのですね。
昔の人は良く歩いていましたが、ぶちょうほうさんも負けてはいないですね。
お見事です。
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燦様へ (ぶちょうほう)
2016-11-29 17:54:08
燦様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
車道歩きでは、平地で普通に見る草花がぞろぞろと出て来ましたが、林道に入ると様子は変わり、山で見る草花に変わりますね。
リンドウについてはこだわりが有りますので、何度も出してしまいます。
キキョウとかリンドウの花を最近はあまり見なくなりましたね。

ツツジ科の花は時々季節を外して花を見せてくれますね。
ここでもモチツツジが”悪いクセ”を出していました。
四季桜も最近はハヤリモンとなりましたね。

私ことぶちょうほうは、その昔の人ですので、歩くことが比較的苦にならない人種です。
他人様が車で、登山口のぎりチョンまで乗り付ける時でも、そこまで歩いて行ったりします。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2016-11-29 19:48:10
晩秋の山登りを楽しまれていますね。紅葉や咲き残った野草が嬉しいです。野にあるリンドウが良いですね。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2016-11-29 20:52:15
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
山地に出かけて車道沿いに歩くというのは花探しの案外な穴場かもしれません。
車の通りが無ければまことに安気な旅となりますが、ここが車道ですので、車の往来は当然のことでしたね。
日当たりの良い場所では、草花は元気がありました。
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知らない道 (こりん)
2016-11-29 21:12:36
こんばんは
県道からの山道は、ほとんど使われていない道ですね。
昔は、長篠方面に出るのに一番の近道ですので使われたのでしょうか。
入道岩は、歩かない限り見ることはないでしょう。

歩くと良いことが多いですね。

今年最後を飾るリンドウもとても綺麗で貴重な写真でした。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2016-11-30 06:26:59
こりん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
小生の(有料)ネット地図では記載があるのに実際には道がなくなってしまっている・・・と言うことが良くあります。
地図そのもののメンテナンス・更新が適切になされていないようですね。
しかし、カシミールとの相性が良いのでこれから離れられていません。
仰言るように昔は便利良く使っていた道なのでしょうね。
道が無くて特にひどかったのは弁財天まで下る部分でした。

パークウェイ沿いで見上げたあの大岩は見ごたえがありました。突然出て来た威圧感ある姿は印象的でしたね。

今回はここと、弁財天を過ぎ、高徳不動に取り掛かる道沿いでリンドウの花を見ました。
いつ見てもリンドウの花は清冽ですね。
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