ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

01/09 新城の船着山・万燈山・常寒山(=高塚山)めぐり その2:船着山(ふなつけさん)と”くびら岩”

2015-01-13 06:59:20 | 草花
船着山(ふなつけさん)の山中に入り、予めGPSに記憶させていたコースにたどり着くと、そこは尾根上で細いながらもきちんとした山道がありました。
それ以降は素直にその道をたどることにします。

今回は山頂で看板に書かれていた”くびら岩”を探して、少々混乱してしまいました。
その辺のことを時系列に沿ってレポートして行きます。

この螺旋状は? ↓

普通はこのように螺旋状になる茎はフジと決まっていますね。テイカカズラならぐるぐる巻かずに伝い登るという方法をとりますが、これは明らかにフジのようにぐるぐる巻いた茎のテイカカズラでした。
どうしてこういう方法をとったかということに興味がわきましたね。
小生の考えでは取り付いた当初の木がシデの若い木で、比較的樹肌が滑らかなので、取り付いても不安定で、上手に伝い昇ることが困難なために少しでも接蝕する抵抗を増やそうとして、昇り勾配を緩めるためにこのような方法になったのではないかと思いました。

爽快感の出てきた植林帯 ↓

植林の刈り払われた場所では、尾根に近づいたこともあり、あたりは明るい感じになってきました。
こういう変化がうれしいですね。

マンリョウ ↓

このあたりで尾根道に合流して、尾根歩きが始まっています。道端に赤い実をつけたマンリョウが出てきます。

音を出す樹 ↓

静かな山中に比較的大きな音が不規則な感覚で「ヒーッ!!」と響きます。始めは動物の鳴き声かと思いましたが、二つの樹の高枝が、風で擦れ合うことによって出す「悲鳴」だと分かりました。

ほの暗い林間 ↓

こういう低山でも林相の変化はいろいろあり、明るくなったり、薄暗いところがあったり、そういうものにお付き合いしながら、ここは一番、楽しんで歩いていくのみです。

船着山(ふなつけさん)山頂 ↓

山に取り付いてから1時間半後に山頂に着きました。ここは木立があって周りの遠望が利きません。

山の名前のいわれと”くびら岩”の説明 ↓

山頂に看板があり、それを一読します。 ”くびら岩”のことはその存在すらも予備知識がありませんでしたので、こうして読んで知ったからには、それを見ておきたくなりました。

”くびら岩”の上部 ↓

山頂から樹間をきょろきょろ見渡しますと、北方面の下り斜面に岩がちょこんと顔を出しています。
近いところでしたのでそこまで降りていきますと、倒木に邪魔されて全貌が良くわかりません。
この時点では目指す”くびら岩”は別のものであり、それはもっと下のほうにあるのではないかと思ってずんずん下っていきました。

三ツ瀬明神山 ↓

”くびら岩”を探して山道を降りていく中で、三ツ瀬明神山が木立の間からチラっと見えました。

ミヤマシキミ ↓

ミヤマシキミのつぼみの集合部分が見えます。

ミヤマシキミ ↓

今度は実のほうが出てきました。
”くびら岩”が未だ出てこないので、これからあと500歩あるいても出てこなかったら、あきらめて引き返すことに決めてしまいました。

ヒサカキ ↓

500歩あるいても結局”くびら岩”らしきものが現れませんでしたので、やむなく引き返すことにしました。引き返す道で今度はヒサカキにたくさんついたつぼみを見つけました。

イヌツゲ ↓

この山ではイヌツゲも時折見ましたが、結局ツゲ(黄柳)には出会いませんでした。

”くびら岩” ↓

引き返す道で、敢えて倒木に邪魔されているところを歩いてみました、するとナント!・・岩の下に看板があり、山頂直下のあの小さな岩の突起の下に来ており、それこそが”くびら岩”だったのです。
下るときには倒木に邪魔されてしまい、岩を回り込んで下る道を通らなかったので、”くびら岩”の全容をつかめず、この岩がまさに”くびら岩”であることに気づかず、下ってしまっていたのですね。

昔の”くびら岩”の写真 ↓

ネット上で拾った、倒木に邪魔されないときの”くびら岩”の姿です。

再び船着山(ふなつけさん)の山頂 ↓

ここに再び戻ってきたのは”くびら岩”を探してここから下りて行った、30分後のことでした。

シキミ ↓

船着山の山頂を後にして稜線を下り、風を避けて、日当たりの良い場所で軽く食事を取ります。
目の前にシキミがありました。この山行では時折シキミを見ています。
コメント
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