ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

本宮山(789m) その3:砥鹿神社の奥宮を詣で、大岩の底で暗闇の岩戸神社参り

2015-01-05 06:44:26 | 草花
本宮山の山頂で昼食を済ませると、これから神社のお参りとなります。
まずは格式高い砥鹿神社の奥宮からです。
奥宮といいましても、当初はここのものが本社(ほんやしろ)だったそうです。
ずっと後になって人々の利便のために山麓のほうに本社を移転したそうですから、神寂びているのは断然こちらのほうですね。
おまけに古代の神様のゆかりの場所などもこちらのほうに固まって残っています。

もう一つお参りするのは岩戸神社といって、大きな岩の底にあって、暗闇の小さな狭い空間に鎮座ましますお社です。
これをお社というと誇大妄想的なことになり、実際には「祠」といったほうがふさわしいところです。
しかし、規模の大小よりも、その場所に行くのに岩場を下っていき、どこが入り口か分からない様な場所で、やっとのことで探し当てた入り口はとても狭くて、大人が身体を横向きにして、腰を落として進んでいくような、”おっかなびっくり”させられるところなのです。
おまけににじり進んだその場所は暗闇なのですから、これはもう”イチかバチか”的なことになります。

今回は、岩戸神社の入り口に着くまでを案内することになります。
奥宮手前の広い場所 ↓

山上の稜線上にゆったりと広い場所があり、昔はここにごく小規模の”動物園”があり、鹿や兎を飼っていましたが、それはもう40年以上も前のことになります。今は一角に休憩所があり、昔のことですとそこからも富士山が見えたものでした。

社務所 ↓

奥宮の裏手になりますが、ここに社務所があり、参拝者が靴を脱ぐことなく自由にくつろげる場所もあります。入り口に大きなお釜が据えられています。

奥宮参詣道 ↓

奥宮に近づき、ここが神域という感じが強まってきます。

神社の玉垣 ↓

神社の玉垣を見上げます。

狛犬「阿」形 ↓


狛犬「吽」形 ↓

阿吽のいずれも小さいながらもきりっと引き締まった表情で、良いできばえではないでしょうか。

砥鹿神社奥宮の本殿 ↓


ご神木 ↓

樹齢1000年以上の大杉です。

岩戸神社の分岐点 ↓

ここから約20分くらい歩いた先に岩戸神社があります。

池に錦鯉 ↓

林間にコンクリートの池があります。これは40年以上前、山上に屋外スケートリンクスがあったときの名残で、そのための備蓄用の水であったようです。錦鯉は悠然としていました。

岩戸神社までの巻き道 ↓

山の斜面をへつって近づいていきます。

岩戸神社にいたる下り道 ↓

まずは階段状の道を下ります。

国見岩 ↓

この国見岩は天の磐座(いわくら)だそうで、大己貴命(おおむなちのみこと)がこの岩山に神霊を留め、この岩の上から国見をして”穂の国”を作ったといういわれがあります。
岩戸神社はこの岩の約50mくらい下にあります。

手すりつきの険阻な岩の道 ↓

国見岩から下は岩の底まで険しい道を下って行きます。相当危険を伴いますので、道のりすべてにステンレスの手すりが付いています。
コメント (2)
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