ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

01/09 新城の船着山・万燈山・常寒山(=高塚山)めぐり その3:万燈山までの道が手ごわかった

2015-01-14 06:38:40 | 草花
船着山(ふなつけさん)の東の尾根で食事後は、北東に位置する尾根を下り、いったんは地図上に「市川」と記されている場所まで下り、そこから万燈山まで登り返すことになります。
しかし、この北東の尾根を下る道では距離も長いし、道探しをしながら降りたこともあり、1時間半と意外に時間がかかりました。
尾根歩きの最終部分では集落最上部の家の庭先に下り立ちました。
そこの家のお婆さんに道を聞くと、懇切丁寧に万燈山のことから、自分たちの生活とのかかわりまでを解説してくれました。
そのことにより、当初の計画とは少しコースを変えて、万燈山の裾を回り込んでから登りに取り付きました。
そのあたりのレポートをして行きます。

山中行進 ↓

予め稜線沿いに歩く予定コースをGPSに登録しておき、その線をなぞるように歩くことになりますが、実際その場に立ってみると、いろいろな障害物も出てきます。画の場面では道こそ無いけれども大変歩きやすい空間の一例です。

ヒメシャラ ↓

落ち葉を踏みながら行進していく中で、ヒメシャラの比較的大木化したものに出会います。

新城のチベット ↓

尾根歩きが終わると”突然!!”といった感じで民家の庭先に出てきました。その場所は対面する山斜面への見晴らしが大変良くて、山肌に散在する建物を見たときに一瞬「チベット」という言葉が思い浮かびました。

万燈山へのアプローチ ↓

その民家のおばあさんに道を聞き、新しい近づき方で万燈山に行くことにしました。
これはその道で、ちゃんと車が走れる道ですね。

センブリ ↓

教えられたとおりに山に取り付きます。これがびっくりするような急傾斜で、そんな道にセンブリが出てきました。時季柄もちろん枯れた茎であります。

今度は”チベット”を見下ろす ↓

万燈山の急斜面の途中でもう一度、今度は見下ろすような角度で”チベット”集落を見ます。

ジャノヒゲ ↓

道に瑠璃色の美しい玉が落ちていました。元の株を探すとジャノヒゲがありました。

ヤブコウジ ↓

すぐ近くにヤブコウジの実も見つけました。

神事の名残か? ↓

これはヒノキか松材の燃えやすいところを乾燥させて結束させたものでしょうね、参道といっても滑り落ちそうな一直線の山道ですが、ところどころに点在しています。
恐らく火を焚く神事があるのでしょうね。

イワカガミ ↓

参道(急峻な一直線状の山道)を登り詰めると、イワカガミの群生がありました。今はその葉が紅葉しています。

万燈山の神域 ↓

参道の終点はこの場所でした。しかし、山道はなおも登り勾配が続いています。
地図で確認すると、万燈山そのものが稜線上のちょっとしたコブで、それからあとも稜線の登りは常寒山まで続きますので、この場所を万燈山の頂としてもそう大きな違いはなさそうです。現にGPSで位置確認してもこのあたりを指しているようです。

万燈山の神様(たち) ↓

神域の中でも一番厳かな場所がありました。建物は無いのですが、あたりは整地され、周りの石積みは神社の玉垣を思わせ、小さいながらも神寂びたものがあります。この場所でお参りします。

稜線をたどる中で・・ ↓

お参りしたあと、次なる目的地常寒山を目指して稜線歩きをして行きます。万燈山の神様の祭られた場所の背後から道らしきものがついていて、それが小生の予め引いた行動予定線とぴったりと合致しています。
三河の山では稜線上に高い確率で道が付けられているものです。
歩き始めてすぐにまた祭神が現れてきました。

稜線の道 ↓

植林帯の中を稜線沿いの道は明瞭に付けられています。

アオキ ↓

これまでもアオキの樹にはたくさん出会っていましたが、実をつけたものには今やっと出遭いました。


コメント
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