23日の満月の晩から日にちが経つごとに月が欠けてきています。人間の生き方にたとえると、”人生下り坂”のようにも感じ、一抹の寂しさもありますが、これ(月)はどん底(新月)まで行ってから、確実に再生してきます。
このあたりが毎晩月を見る妙味であります。現代に生きる小生ですらこのような接し方をしているくらいですから、あかりの乏しい古い時代を生きた人たちは、月や星に思いを込めるのも半端なことではなかったでしょうね。
中島みゆきさんのあの有名な歌「地上の星」によると「人は空ばかり見てる」もっと「地上にある星の輝きを見つけなさい」と叱られてしまいそうですが、月の追っかけもなかなか乙なものだと思っています。
こういった心情も「風の中の昴であり、砂の中の銀河」ではないでしょうか。
24日 ↓
立待月で月齢16.4。
25日 ↓
居待月で月齢17.4。
以後は26日 寝待月21:57出 27日更待月22:47出 ・・・31日下弦の月日にちを跨いで00:37出
(時刻は刈谷でのもの)
ISS(国際宇宙ステーション)は見えなかった。 ↓
久しぶりに畑地に行って待機していましたが、雲に遮られて不発でした。
(左上から右下に至る破線は一般的な航空機のもの。)最近は夜空がすっきりとしない日が続く。
所用があって刈谷市街に行ってきました。その途次、市の美術館前を通った時に個展が開かれていたので、
軽い気持ちで立ち寄ってみました。
刈谷市美術館 ↓
ここで開かれていたのは、荒井良二という方の個展で、恥ずかしながら小生はこの方を知らなかったのですが、帰宅後にネットで調べてみると絵本作家としては有名人のようでした。
〇略歴:山形市に生まれで、日本大学藝術学部美術学科卒業、1990年に処女作『MELODY』を発表し、絵本を作り始め
る。作詞・作曲しギターも演奏する音楽活動などもおこなっている。・・・とありました。
〇受賞
1997年: 第46回小学館児童出版文化賞(『うそつきのつき』(作:内田麟太郎/文溪堂))
1999年: ボローニャ国際児童図書展特別賞(「なぞなぞのたび」)
2000年:第31回講談社出版文化賞(『森の絵本』(文:長田弘/講談社))
2005年: アストリッド・リンドグレーン記念文学賞(スウェーデン)
2006年:文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞(「スキマの国のポルタ」原作担当)
第11回日本絵本賞(『ルフランルフラン』)
2007年: 第1回JBBY賞(『たいようオルガン』)
2012年: 第59回産経児童出版文化賞大賞(『あさになったので まどをあけますよ』)※後出画あり
〇TV出演
『スタジオパークからこんにちは』 (2010年3月16日、NHK) - ゲスト
「純と愛」(2012年 NHK) - 題字とオープニングイラスト
『荒井良二の絵本じゃあにぃ』 (2013年、NHK、出演)
NHK『みんなのうた』「君に伝えたいこと」(2009年、イラスト)
「wish ~キボウ~」(2019年、ライブペインティング)
NHK BSプレミアム 荒井良二の絵本じゃあにぃ 「チロル里山ものがたり」(2016年10月22日、NHK BSP)
荒井良二の作品:(ほんの一部分です)
『あさになったので まどをあけますよ』 ↓
(タイトル) ↓
(その画)↓
ボールペン画 ↓
大作 ↓
これは大きな画でした。
その他に積水ハウスと提携して建築廃材を利用した創作、独自素材のオブジェなどいろいろありましたが、どれも
のんびりとしたハートフルな作品群でした。
ナワシロイチゴ(家の近くで) ↓
実を食べられるようになるまでもう少し。
ぶちょうほうさんでなければ語れない名文句!!
天文に詳しい。
刈谷市美術館 の 知恵をお借りして
・きょうはそらにまるいつき
かがやきてや(縄)
転がり落ちる道中の月ですが、今晩は曇り空で、とても見えては来そうにありません。
もっとも夜10時近くに出る月を眺めようとすると、(仮に天気が良いとしても)街中では11時ころまで起きていなければなりませんから、それは睡眠時間の関係で観にくくなりますね。
荒井良二さんの画は穏やかで温かみのある画ばかりを見させていただきました。
月の画もシンプルそうでいて夜空の描き方は深みがありますね。
本当にたまたま入ってみましたが、他の人たちと混じると、やはり門外漢というような感じでしたが、それでも自分なりに作品と接することが出来ました。
どれも手の込んだ力作ぞろいという思いを持ちました。