久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

この季節・・・

2011-04-05 16:23:01 | Weblog
 やっと桜が満開になりかけたようです。今年は暖かくなりそうになって、ぐっと寒くなったりで、植物もそれを敏感に感じ取ってか、特にこのような時期、桜の開花が待たれました。しかし心なしか昨年ほど華やかな美しさがないような・・・

 東北大震災の報道が、福島原子力発電のことはもとよりですが、地震や津波の被害状況から被災地や避難者の方々の報道が多くなってきているのを感じます。「お風呂にゆっくり入りたいだろうなー」とか「暖かい食事は出来ているのだろうか」「プライベートのない生活は大変だろうなー」私たちが普通に生活していることが本当にありがたいと同時に、心苦しい気持ちになります。

 そのような報道の中で、ある小学生の男の子が取材されていました。途中からだったので、詳細は分からないのですが、兄妹3人の長男のよう。母親は津波でなくなったのか、避難所では子供3人だけ。父親は東電の社員で職場に行ったまま。この子は毎日インターネットで父親が被ばくしていないかなどを調べていると言います。「学校に早く行きたい。算数が好きなので早く勉強したい」とランドセルを大事そうに抱える姿を見て、涙がとまりませんでした

 自然は過酷だなーと思います。運命は時として厳しいものだなーと思います。今回このような子供たちがいることを思うと、勿論、交通事故や病気などで親をなくした子はいるわけですが、この子たちの将来が閉じられてしまわないようにと願うばかりです