久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

何とも厳しい会議が続いています

2012-08-09 17:35:52 | Weblog
 今週月曜日、例の福岡市行財政改革有識者会議の4回目が開催されました。前回同様、3時間の会議+市職員との懇談+委員と事務局との懇親会、と午後3時から夜9時過ぎまで、何とも長い1日でした。実は、この報告も早く書こうと思いながら、正直、しばらく行革のことは思い出したくない、という気持ちもあって、ちょっと書くのを先延ばしにしていました

 今回の会議テーマは、前回に引き続き「財政健全化」について。今回もいろいろ意見は出ましたが、一番議論になったのは、職員の人件費について。
 ここで、ひとこと言っておかなくてはいけません。私たちの主張は、他の政令都市と比べて、福岡市が高いとか低いとか、財政が厳しいので一律人件費をカット、というようなことはありません。
 これまでのがんばっている人もそうでもない人も年功序列で一応上に上がっていき、給料もそれに伴って上がっていくようなシステムはおかしいのではないか、がんばっている人がそれなりにもらい、がんばらない人、成果を出さない人は降格や減給があってもいいのではないか、もっと仕事に対する評価をきちっとするシステムにしなくてはいけないのではないか、ということを主張したのです。
 ところが、次の日の新聞には、ただ、〝人件費カット″の見出しがおどり、詳しい議論は書いていないのです。マスコミには本当にがっかりさせられます

 確かに公務員の給与については厳しい意見があります。あまり仕事をしない人もやめさせられることはない、民間企業の厳しさと比べると守られていてうらやましい限りです。
 しかし、私たちはこの日本、社会に生きている限り、自分ですべて出来るわけではなく、行政の仕組み、サービスの中で生きているのです。それらの仕事には感謝しなくてはいけないし、また税金でやっていただいているので、厳しくチェックもしなくてはいけないでしょう。

 兎に角、行政の方々には、税金で仕事をしている意識を持って、またやりがいを感じて仕事をしてほしいのです。直接自分で稼がなくていいから、あるお金をどう使うかというような気持ちだけで仕事をしてもらいたくないのです。

 懇親会でもひとりひとりの職員の方々はとても意欲的でいい方たちです。しかし役所という組織の中では・・・
 私たちも何でも行政に要求するのではなく、しっかり関心をもって、共にいい福岡市を作っていく、という姿勢でなくてはいけないと思います。

 今月、夏休み明けにもう1回会議があります。次回は「組織風土改革」について議論します。傍聴もできますし、インターネットでも見れますので、是非ごいっしょに考えてみてください


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