久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

八丁原地熱発電所に行ってきました

2013-11-29 17:32:26 | Weblog
 今日はある方のご紹介で、福岡東南ロータリークラブへ卓話に行ってきました。今がんばって運動している「女性の大活躍推進福岡県会議」の話をしてきました。
 ここのロータリーの会員でもある、そして当会議の共同代表でもある松尾相談役が例会に来られていたので、松尾相談役からもこの会の紹介をしていただき、その後30分ほど私の方から、いかに日本は女性の活躍が遅れているか、なぜこの会議を立ち上げたか、活動内容などをお話しました。
 経営者の方がほとんどだということですので、1社でも2社でも自主宣言登録を出していただければ嬉しいなと思っています。


 さて、11月26日、お天気は良かったのですが、急に冬が来たような寒い日、朝早く福岡を出発して九重の八丁原地熱発電所に行ってきました。エネルギー・環境問題を学び、正しい情報を伝える会の事務局をしている関係で、九州各地の女性7名と九州電力から2名、そして私たち事務局2名の計11名というメンバーでした。
 行きのバスの中では、関連のDVDを見たり、メンバーの近況報告をしたり、2時間ちょっとの時間もあっという間でした。
 見学の前に寄った、昼食の所についてちょっと書きます。「くじゅう野の花の郷」という道の駅のような所でしたが、とっても良かったので紹介します。
 これまで九重には何度も行っていて、ここの前も通ったし、看板も見た覚えはあったのですが、行ってみてびっくりしました。
 食事の時、普通団体で行くと、すでに用意されている食事をただいただくだけですが、皆が座ると、料理の説明があるのです。このあたりでとれた野菜の説明や、それがどのようにからだに良いのかなど、詳しくそして上手に説明されるのです。不思議なもので、決して豪華な料理ではないのですが、とてもおいしく、満足感が高いのにびっくりしました
 そうなんです。消費者には説明がいるのです。何にでも言えると思います。これは何なのか、どういう作り方なのか、どう使えばいいのか、などなど、説明、すなわち売る人は消費者ともっとコミュニケーションを取らなくてはいけないのです。
 日頃からコミュニケーションをちゃんと取っていたら、この前のような阪急ホテルや諸々の偽装などはできないだろうと思うのですが・・・

 地熱発電所の話です。前から名前は知っていましたが、日本で一番大きな地熱発電所であること、昨年ぐらいから大変見学者が多くなってきたこと、発電の仕組みやなるべく自然を壊さないように考えられている発電方法など、知らないことも多く大変勉強になりました。
 地熱発電は自然エネルギーで日本には地形的に向いているのでしょうが、作りたいのは国立公園内が多いことや、施設も大きくはいりませんが、発電規模が小さいことなど、これから研究はされるでしょうが、大きな電力にはならないでしょう。

 原子力に関して、小泉発言、私は無責任だと思います。今、どう考えてみても、それからしばらく先を考えてみても、まず日本には資源がないということを認識しなくてはいけないと思います。資源の自給率はたった4%。今原子力が止まっているので、火力をフル稼働させていますが、どれだけの石油や天然ガスを輸入いるでしょうか。年間4兆円とも言われています。さらに化石燃料を使うとCO²が出ます。これ以上温暖化が進んでいいのでしょうか。  
 また、まだまだ不安定で、全部を足しても数%にしかならない自然エネルギーだけでこの国がやっていけるとはどうしても思えないのです。
 私たちは生きて、生活をしています。仕事をし、いろいろな施設も動いています。これらはすべて電気で動いており、この電気の安定供給なくしてはやっていけないのです。
 もっとこの国全体、世界との関係、将来のエネルギー事情など深く多方面から考えて、私たちはこの国のエネルギーを選択しなくはいけないと思います。


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