久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

高齢社会の到来?

2007-10-09 15:16:04 | Weblog
 10月の3連休、黒部、立山に行ってきました。前半2日は大変良いお天気で、九州の紅葉とは違う、2,490mという高地の紅葉を満喫してきました。

 この旅行で感じたことを2つほど書いてみます。
  ①宿のサービス、おもてなしとは
  ②高齢社会ってこんな感じ?

 まず初めのテーマですが、今回日本一の標高に立つ”立山ホテル”とそこからちょっと離れた同じ系列の”弥陀ヶ原ホテル”に泊まりました。
 立山ホテルはびっくりするくらい狭い部屋でしたが、2,500mの山の上のホテルと考えると、その設備は立派なものでした。弥陀ヶ原ホテルの方が新しく、ホテルらしいホテルでしたが、どちらも感激したサービスがありました。
 それは、16時半ぐらいから、無料で専門のネイチャーガイドさんが、1時間ぐらい近所の散策に連れて行ってくれるのです。自分たちで勝手に歩くのと違い、その土地の謂れや、植物の名前、この周辺の上手な歩き方など教えてくれながらの散策なので、とても印象に残り楽しさ倍増。
 また、夜、立山ホテルでは、8時半ごろからスライドでの星の話の後、実際に屋上に出て、星の名前や星の探し方などを教えてくれるのです。寒さの中、屋上に仰向けに寝転んで天然プラネタリウム?を初体験。
 弥陀ヶ原のホテルでは、四季の立山のスライドショー。ガイドの人のおもしろい話しぶりと説明に、また他の季節にも来てみたいなと思わせる趣向でした。

 2番目のテーマ、高齢社会の到来を感じたのが今回の旅行でした。このところどこに旅行に行っても、高齢者が多いな、高齢者が元気だなと思っていましたが、山は特に多いような気がします。
 今回のように、松本からバスやケーブルやロープーエーなどをいくつも乗り継いで目的地に移動するような旅の時、年配の方が多い時は、あせりは禁物。少し若い私たちからすると何かにつけてテンポが遅く感じられてちょっといらいらします。その上、どこででも大きな声でしゃべる人、人の話、説明を聞かない人、周りが見えてなくてマイペース、こんな方たちをだいぶ見ました。人数が多くなると無視できない集団です。

 もうひとつ高齢者パワーを感じたのは、カメラ。新聞か何かで、高級カメラ、一眼レフデジカメが中高年に売れているという話は読んだことがありましたが、まさに現場を見てきました。
 山の夕暮れともなれば、夕日撮影に三脚がずらりと並んでいるのです。それもプロのカメラマン風の人ではなく、中高年の普通のおじさん、おばさんたち。きっと地元に帰って写真展などに出展するんでしょうね。恐るべし中高年パワー。
 
 今後中高年消費者の消費は益々伸びることでしょう。この方々対象の売り方は、「懇切丁寧に説明をする」がキーワードだと思います。一人一人丁寧に説明しないと聞いていません。ゆっくり丁寧に説明しないと理解できていません。
 斯くいう私たちも10年もすれば仲間入り。4人に一人、3人に一人が高齢者の社会になれば、自ずから社会のテンポ、社会自体のあり方も変わってくるのでしょうね。 


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