久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

「海友丸」に乗船してきました

2010-04-12 17:09:37 | Weblog
 先週の土曜日、県の教育委員会の仕事で3県合同で作られた水産高校実習船「海友丸」の竣工式に出席しました。
 式典は、国際会議場で約300名の出席者迎え、盛大に行われました。数日前に、川端文部科学大臣が出席されることが決まり、事務局の準備は大変だったようです。

 当日11時ちょうど、開式のことばに始まり、知事の式辞、教育長による船が出来るまでの経過報告、川端大臣の来賓祝辞、校長、生徒代表の謝辞、テープカットと式は予定通りスムーズに運びました。
 3県合同というのは、福岡県、長崎県、山口県の水産高校が、それまで1県に1隻づつ持っていた実習船を共同で1隻作り、3校でいっしょに使おうというものです。式には各県の生徒、先生方も多数出席され、誘導の手伝いやお茶の接待などにもたくさんの生徒が係わり、皆で盛り上げた式となりました。

 今回の経緯は、福岡県の船が相当古くなったいたので、他県に呼び掛けたようですが、すぐには決まらなかったようです。知事会で呼びかけられ、やっと3県決まってからも、県、学校によってこれまでのやり方があるので、運航などについての話し合いは大変だったようです。

 やっとこの3月に長崎の造船所で船は完成しました。この船の大きさは、全長67.74m、総トン数698トン、船の名前も煙突の模様、船体の絵も生徒によるものが選ばれ、船名は「海友丸」となりました。
 式典の後、少し離れた岸壁まで移動し、船内を見学しました。高校の実習船としては、日本一の大きさと設備を誇るということで、船内は、ハイテク機器がたくさん使われ、学習室、食堂、船室もなかなか立派な作りでした。
 その後、生徒たちによる手旗信号のパフォーマンスがあったりして、無事竣工式は終わりましたが、教育委員になるまでは、水産高校があることも知りませんでしたし、高校や専攻科で、こんなに本格的な水産を学んでいるということも知りませんでした

 最近では、国際的に魚の捕獲が厳しい現状ではありますが、海に囲まれた日本、水産国である日本の若者に、水産、船舶技術を学ぶ機会を与えることは重要で、今後これらの学校でどのような生徒が育っていくのか見守りたいものです


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