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いじめや不登校、先生の問題などなど教育に関することでは心痛む問題が次々出てきますが、先週の月曜は県教育委員会の移動教育委員会でした。通常の会議は県庁で行われるのですが、年に数回、県内の学校や施設に行って直接見学したり話し合いをする機会をもっています。
今回は、春日市に出向き、まず、クローバープラザの中にある「福岡県人権啓発情報センター」を見学し(今回、世界記憶遺産に登録された山本作兵衛さんの展示を見学。恥ずかしながら県の人権センターがここにあるのを知りませんでした)、その後、春日市の教育委員の方々と、さらに春日市の小・中学校の校長先生たちとも話し合いをしました。
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福岡県は範囲も広く、なかなか市町村の教育委員会と話し合いをする機会がないのですが、今回の春日市との懇談は大変充実した内容でした
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まず、春日市教育委員会から春日市で7年ほど取り組んでいる「コミュニティ・スクール」について説明を受けました。大変熱心な教育長さんから熱のこもったご説明をいただき、コミュニティー・スクールという言葉は聞いていましたが、今回内容もよく分かり、その効果も大変理解できました
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コミュニティー・スクールとは、以前から言われている、親だけが子育てをするのではなく、学校が中心となり、家庭、地域と連携して子育てをしていこうという取組。
・教育委員会が変わらなければ教育は変わらない
・学校の自立を促す。今回のコミュニティー・スクールも手を挙げた学校から
・首長との連携
・社会教育の重要性
教育長のお話から、これらのキーワードが見えてきました。
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続いて小・中学校の校長先生のお話から、コミュニティー・スクールの成果として、次のようなことがあげられました。
・アンケートを取ると、学校が好き、自分の住んでいる地域が好き、地域に貢献したいという回答がup
・学校に地域の人がよく来られるようになった
・これまで校長・教頭は孤独であったが、自分たちの考えや悩みを聞いてもらえる場所ができたことは大変
心強い
・何もかも学校に要求されていたのが変わってきた
・子供が変わると親が変わる
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特に、最後の「子供が変わると親が変わる」という言葉は、印象的でした。「親がねー」という言葉をよく耳にします。もう少し親がしっかりしないと・・・親育てをしないと、とまで言われています。しかし、そうか、子供を学校、地域でしっかり育てる、そうすれば親も変わっていくのか・・・
つくづく学校教育の重要さ、先生方の熱意が必要であること、学校ががんばり、いい方向に回り出すと、これまでの子供を取り巻く問題が少しずつ解決していくことが分かりました。ここまで来るのは大変だったでしょうが、取り組んでみる価値は大いにありそうです。
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今回ももう少し、現場の先生方の生の声も聴きたかったのですが、そこまでには至らず、少し残念でしたが、いい勉強になった移動教育委員会でした
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