昨日、何と夜の6時半から9時半過ぎまで福岡市の「商店街活力アップ支援事業」の今年度申請の審査会に出席しました。この審査会も委員や内容も多少変わってきましたが、私は、審査員になって4,5年になるでしょうか。
その間、ずっと商店街の動向を見てきて感じるのは、私の知っている福岡市の商店街ですが、”なかなかがんばっていきているなー”ということです。
これまで商店街というと、大型店が出店すると反対運動を起こし、しかし自分たちの売り方や接客などは見直さず・・・国の補助金を使って道を良くし、アーケードを作るということはしても、本当にお客が求めていることは知る努力もせず・・・そして、結果はというと、商店街は歯抜けになって、シャッター通りなどと言われる所が多くなっているというのが現状です。
私は、銀行時代も各支店から頼まれて地域活性のための講演などにも行って、口を酸っぱくして「もっとお客様を見ましょう。何を求めているのか聞きましょう」と言うのですが、お客の声を聞くことを怖がっているように見えました。そして何もしない・・・
そこで、福岡市ではこのままでは商店街が廃れてしまう、行政として何とかしなくてはいけないが、これまでのような一方的な支援ではなく、やる気のある所、がんばろうとしている所を応援しようと、「活力アップ支援事業」を始めたのです。
新しい期が始まると助成金の申請を受け付け、5月末に内容についてのプレゼンをしてもらい、助成金を出すかどうかの審査をします。1事業について3年続けて申請を出すことができ、年度末には必ず報告会があり、その活動が適正であったか審査します。
昨日の22年度申請の発表を聞いていて、とても嬉しくなりました。申請を出される商店街は、同じ所が多いのが現状ですが、今期やりたい事業を聞いていると、私が言い続けていた”その事業に対してのお客さんの声を聞く”ということをほとんどの商店街がするようになってきたのです。
たとえば、イベントを開催したり商店街紹介冊子を作った時も、イベントの場合は、その日に来られたお客のアンケートを取るとか、冊子の場合は、どれだけその冊子が利用されているか、冊子を出したことによって、個店のお客が増えたのかなど検証するようになってきました。
また、今回申請された内容もとても工夫されたものが出てきており、たとえば、お客が買った店で、他の店で使えるクーポンを出し、買い回りを促すような仕掛けや、商店街紹介の冊子も店の紹介だけではなく、その地域にある公園や歴史の情報、公共施設の電話などを載せるなど、お客さん視点にたって考えられるようになってきたなーと思います。
先の他店紹介の効果は、お客の買い回りを促すだけではなく、他店との連携が出来ることやそれぞれの個店の意識が高まるのではないかと思われます。
また冊子の方も商店街というのは、物を売るだけの場所ではなく、いかに地域の中で必要だと思われるかだと思いますので、地域との連携、広い意味でのお客様サービスは大事だと思います。
しかし、ここに来るまでの道のりは長く、随分と市役所の担当職員ががんばって商店街を指導されてきたことも大きいと思います。
申請内容の相談や報告会のパワーポイント作りの手伝いだけではなく、イベントの時に出向いたり、直接商店街によく足を運んで相談にのられているようです。
行政の仕事ってこういうことではないかと思います。まず、予算をどう使うか、その予算をいかに生きたお金とするか。そのためには、お金を出すだけでもなく、いかに自ら住民にやってもらって、地域や経済を活性化させるか。
今私が係わっているのは、福岡市経済産業振興局地域商業課の商店街係の方たちですが、このような行政の手伝いであれば、今後も喜んでやります。こんな行政マンがもっと増えるといいなーと思っています。
その間、ずっと商店街の動向を見てきて感じるのは、私の知っている福岡市の商店街ですが、”なかなかがんばっていきているなー”ということです。
これまで商店街というと、大型店が出店すると反対運動を起こし、しかし自分たちの売り方や接客などは見直さず・・・国の補助金を使って道を良くし、アーケードを作るということはしても、本当にお客が求めていることは知る努力もせず・・・そして、結果はというと、商店街は歯抜けになって、シャッター通りなどと言われる所が多くなっているというのが現状です。
私は、銀行時代も各支店から頼まれて地域活性のための講演などにも行って、口を酸っぱくして「もっとお客様を見ましょう。何を求めているのか聞きましょう」と言うのですが、お客の声を聞くことを怖がっているように見えました。そして何もしない・・・
そこで、福岡市ではこのままでは商店街が廃れてしまう、行政として何とかしなくてはいけないが、これまでのような一方的な支援ではなく、やる気のある所、がんばろうとしている所を応援しようと、「活力アップ支援事業」を始めたのです。
新しい期が始まると助成金の申請を受け付け、5月末に内容についてのプレゼンをしてもらい、助成金を出すかどうかの審査をします。1事業について3年続けて申請を出すことができ、年度末には必ず報告会があり、その活動が適正であったか審査します。
昨日の22年度申請の発表を聞いていて、とても嬉しくなりました。申請を出される商店街は、同じ所が多いのが現状ですが、今期やりたい事業を聞いていると、私が言い続けていた”その事業に対してのお客さんの声を聞く”ということをほとんどの商店街がするようになってきたのです。
たとえば、イベントを開催したり商店街紹介冊子を作った時も、イベントの場合は、その日に来られたお客のアンケートを取るとか、冊子の場合は、どれだけその冊子が利用されているか、冊子を出したことによって、個店のお客が増えたのかなど検証するようになってきました。
また、今回申請された内容もとても工夫されたものが出てきており、たとえば、お客が買った店で、他の店で使えるクーポンを出し、買い回りを促すような仕掛けや、商店街紹介の冊子も店の紹介だけではなく、その地域にある公園や歴史の情報、公共施設の電話などを載せるなど、お客さん視点にたって考えられるようになってきたなーと思います。
先の他店紹介の効果は、お客の買い回りを促すだけではなく、他店との連携が出来ることやそれぞれの個店の意識が高まるのではないかと思われます。
また冊子の方も商店街というのは、物を売るだけの場所ではなく、いかに地域の中で必要だと思われるかだと思いますので、地域との連携、広い意味でのお客様サービスは大事だと思います。
しかし、ここに来るまでの道のりは長く、随分と市役所の担当職員ががんばって商店街を指導されてきたことも大きいと思います。
申請内容の相談や報告会のパワーポイント作りの手伝いだけではなく、イベントの時に出向いたり、直接商店街によく足を運んで相談にのられているようです。
行政の仕事ってこういうことではないかと思います。まず、予算をどう使うか、その予算をいかに生きたお金とするか。そのためには、お金を出すだけでもなく、いかに自ら住民にやってもらって、地域や経済を活性化させるか。
今私が係わっているのは、福岡市経済産業振興局地域商業課の商店街係の方たちですが、このような行政の手伝いであれば、今後も喜んでやります。こんな行政マンがもっと増えるといいなーと思っています。
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