久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

食について考える今日この頃

2010-04-26 13:27:23 | Weblog
 先週の水曜日、今期初めての「消費者と企業のわいわい塾」が開催されました。この「わいわい塾」とは、5年前、消費者と企業をダイレクトに繋ぐことが出来ないかと始めた会です。すなわち、ビスネットでいい商品・サービスを提供している(作っている)企業さんを見つけてきて、その企業さんに、企業理念、商品作りへの思い、商品の特徴などを語っていただきます。他方、消費者の方々は、わいわい塾会員として登録し、参加してもらいます。話を聞くだけではなく、質問をしたり、意見を言ったり出来る、参加者を25名ぐらいにしているのが特徴です。
 すなわち、”わいわいがやがや”企業と消費者が語り合う場を提供しているのが「わいわい塾」です。

 5年の積重ねのおかげで、参加される消費者の方々には大変好評で、「こんなにいい企業さんがあるとは知らなかった」「いい商品を知って良かった」「自分の意見が言えて良かった」などなど
 出演された企業さんからも「初めてこんなに直接消費者と話した」「直接話すのは緊張したが、いい経験になった」「消費者がどんなことに疑問をもっているのか、質問や意見が参考になった」など喜ばれています

 先週の「わいわい塾」の出演企業さんが、大分県佐伯市の「糀屋本店」さんでした。これまで食べ物の場合、試食はありましたが、今回は初めて、参加者全員、塩糀を作ってもらうという体験も入れてみました。皆、エプロンと三角巾を持ってきてもらい、塩糀作りに挑戦。
 そもそも”糀”って、知っているようで知らないですよね。味噌、酒などに使われ、発酵するもの、体にはよさそう・・・ぐらいしか浮かびません。
 その糀がいかに昔から日本人の知恵で使われてきたか、体にいいか、そして、それをいかに現在の食生活に取り入れるか、などの話を伺いました。
 佐伯からわざわざお越しいただいたのは、糀屋ウーマンこと浅利妙峰さん。ユーモアがあって、優しくて、それでいててきぱきしていらして、本当に魅力的な方でした
 浅利さんは、糀を広めるために、全国を飛び回っていらっしゃるそうです。私も1冊糀料理の本を買って挑戦してみようと思っています。
 
 ”糀”と”麹”あれ?どう違うんだっけ?”麹”は中国からきた漢字、”糀”は日本で作られた漢字だそうです。お米に糀菌で花が咲いたようになるので、この漢字を使うようになったそうです。知らなかった
 また、良い菌を体内にたくさん入れていると病気にかかりにくいけれど、良い菌が少なくなると悪い菌がはびこって病気になるそうです。

 実は、このところ、ちょっと料理に凝っていて、と言っても、仕事から帰って作る料理ですので、時間のかかる込み入った料理はできません。いかに簡単で、体に良く、おいしい料理を作るか。料理って食べたいと思う献立が決まると、結構張り切って作るんですよね。
 そういう意味でも新しいレシピを見るのは好きです。その中から自分や家族が好きそうな、手早く出来そうな料理を選びます。実は、次に書きますが、「きゅうりとトマト」料理にも今ハマっているところです。

 海外から入ってきた新しい食べ物も好きな物はたくさんありますが、これまでちょっと忘れかけていた日本古来の食べ物、先人が日本の風土に合い、知恵で大事にしてきた食べ物を見直す傾向が出てきています。いいことですよね。現代人は、おいしいだけのものに走るのではなく、体にいい物を上手に取り入れていくことをもっと考える時できているのではないでしょうか


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