私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

吉備津神社の一日参りが始まりました

2010-02-01 12:27:35 | Weblog
 一週間も前でしょうか、今年から新しく始まる吉備津神社の行事、「月一日参り」の案内が家に届きました。二月朔、今朝、早速お参りしました。昨夜からの雨も上がり、如月にしては比較的温かな朝です。
 
 拝殿でのお払いと祝詞の後、本殿で玉串を奉奠しての二礼二拍です。その音は、今朝はなんだか神殿の中を横いっぱいに広がるように響き渡っていきます。それ以外は、何も変わらない何時も通りのお参りです。
 この横いっぱいに広がった拍手の音と一緒に、凍てついた2月の風も、真っ赤な神殿の屋根裏天井から、又、柱の間から吹き来て、身も心もさえかえり、何か特別の力を身体の中に入り込ませてくれたのではないかという不思議なる神聖な気分にさせてくれるような感じがしてきます。
 
 お参りが済んで、「気は心」とはよく言ったものだと、変な所に感心しながら人通りのない松並木を、一人、自転車を踏みす。その音に驚いたのでしょう、休耕田の草むらにたむろしていたのでしょうか、数十匹という雀が一斉に飛び立ち、電線に飛び移り、てんでてんでに、雀の着膨れ姿のファッションショウを披露していました。吉備線の気動車が、その向こうを通り過ぎていきます。

 何もない2月朔早朝の吉備津神社の風景です。お山は、まだ、薄霞を抱いて、眠りの中のようです。
  
  如月の 宮の拍手 横に延び
  着膨れの 雀驚ろかす 宮参り
  春まだき 吉備の中山 霞立ち 社の屋根の 如月の陽(い)き