私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

大晦(おおつごもり)です。

2008-12-31 18:29:21 | Weblog
「泣いても笑っても」という言葉が今日ぐらい多く使われる日はないと思います。
 おおつごもりです。大晦日です。何かし残したことが身の回りに一杯にあるように思えるのですが、ではそれが何ですかと、尋ねられても、「はいこれです」と、はっきりと応たえられないのが「12月31日」おおつもごりでです。現代人である私には、あの西鶴の世界には入り込めないのですが、押し詰まった思いをいっぱいに感じています。
 今日のまずの仕事始めは、例年の通り山神様の清掃から始まります。
 誰から言われたというわけではないのですが、もう何年も前から祠のお飾りを作って奉納しています。真新しい青いわらで作ったお飾りのなんとも言われない気持ちよさが山の朝の気から漂ってきます。
 冬眠ノヤモリがうようよと祠の扉の後ろにはいつくばっています。そのヤモリを驚かさないようにそっと扉を開けて掃除をします。一通り祠の清掃が終わって、榊とお餅を上げてます。
 飾り付けが一通り済むと
 「ああ、やっと無事に今年も終わることができました。ありがとうございました」と一礼して、向畑町内の掃除仲間と一緒に山から降ります。
 山から下りると、今度は、我が家での「大歳様」(正月の神さんの名前です)をお迎えする準備です。
 最初に、玄関口にお飾りを飾ります。
  
 
 次は玄関です。 
  
 玄関を済ませて、いよいよ床の間の飾り付けです。来年は丑年です。私の宝物の太田喜二郎の描いた田を耕している牛と農夫の絵を今年は飾りつけます。
   
 

 これが私の年末の大仕事です。
 夜は早めにお酒と年越し蕎麦を頂いて、紅白も何もありません一直線に寝床が待っているだけです。


 なお、私の鏡餅の供え方も見てください。ご批判があれが幸いです。