朝のウォーキングで、いつもより距離を伸ばしすぎた。帰宅が
7時を大きく過ぎてしまう。夫が起きてくるのが7時だから、
サンドイッチが冷蔵庫の野菜室に入っていることを伝えなくては
ならない。
携帯電話から自宅の電話にかけようとして「待てよ」と思う。
ウォーキング中の家人から電話、というのは何か良くない知らせ
だと思わせてしまうのではないか。転んで怪我をしたとか、腹痛に
襲われて動けなくなったとか……
一瞬でも不吉な予感を相手に与えるのは嫌だなあと考える。
でも、サンドイッチの存在を伝えないと夫は何か別の物を食べて
しまうから、それは困る。消費期限ギリギリのサンドイッチを
食べてもらわないと。メモを残しておけば良かったと悔やむが、
後の祭り。
迷ったあげく、結局電話をして目的を達した。ああ、携帯電話って
便利だなあ。いざというときの連絡手段があると思うから、少々の
時間オーバーや、多少の無理も出来てしまう。
逆に言えば、予防措置を講ずるという手間を怠り、あまつさえ
わがまま勝手ができるということなのよねぇ。