Walking almost noiselessly on the soft turf, each absorbed in his own thoughts, they became unwittingly eavesdroppers.
舞台は滞在している友人の屋敷。そこには必ず迷路のような庭があって、誰かが誰かの話し声を、unwittingly (うっかり、偶然)聞いてしまうという状況。
たいていは、このうっかり聞いてしまった内容は、間違った容疑者へ読者の目を向けさせる作者の手なんですが。
タイムマシンがあったら、クリスティのこの時代に行って、何だかいわくありげな屋敷の客になりたい。そこで殺人事件に巻き込まれます。
でもそこにいる自分は探偵役じゃなくて、多分この"The Mysterious Mr Quin"に登場するサタスウェイト氏のような人間観察が大好きな傍観者という役回り。