外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

新国立競技場の話題から

2016-05-04 08:15:03 | 都立青山高校
2020東京五輪に備えて、新国立競技場の建設が ようやく具体化してきました。

産経新聞に 神宮外苑造営時のコンセプトを尊重してほしいとの記事がありました。
【日曜に書く】変わる新国立競技場周辺…90年前・外苑造営の思いつないでほしい 論説委員・佐野慎輔 - 産経ニュース


戦前の神宮外苑は、建造物が緑の木々に隠れる高さとなるように設計されている、とても美しいエリアでした。
神宮球場の南側には女子学習院、北側には相撲場、そして道路を挟んだ西側には近衛歩兵連隊の兵舎がありました。


神宮外苑の成り立ちについては、このブログでも取り上げたことがあります。
神宮外苑の今昔 - 外苑茶房


わが母校 都立青山高校は その神宮外苑の一角にあります。


おりしも直近の同窓会報に 終戦直後の青山高校の様子が紹介されていました。

青山高校の前身 府立15中は、青山通り沿いの旧 青山師範の校舎を使っていました。


その校舎が空襲で全焼してしまい、他の府立中学への間借りを経て、戦後、旧 近衛歩兵連隊の兵舎に教室を構えました。
現在の国学院高校の場所に青山高校が置かれ、現在の場所は進駐軍専用のモータープールでした。

昭和25年(1950年)の入学写真をみると、背景に旧兵舎が写っています。
なお、この年から共学となりました。


モータープールの接収が解除されたため、昭和33年(1958年)、そこに青山高校の校舎が建設されました。
ちなみに私が通ったのも この校舎で、この写真を眺めていると次々と思い出が浮かんできて時間を忘れてしまいます。

この校舎は約40年間 使われ、平成9年(1997年)に現在の校舎が完成しました。


神宮外苑は、青高生にとっても かけがえのない場所です。

新国立競技場、そして野球場とラグビー場の建て替えなど、これから多くの建設計画がありますが、ぜひ造営当時の想いを大切にして、美しい外苑を守っていって欲しいです。



Comments (2)
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