外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ヤンキースタジアム

2010-07-25 07:23:59 | スポーツ全般
今朝、テレビを眺めていたら、先日摘発されたロシアの美人スパイのフィギュアが発売されたとニュース番組で話題になっていました。
リカちゃん人形のような大きさでしたが、アメリカの商魂はさすがですね。

さて今日は、ヤンキー・スタジアムでヤンキースとロイヤルズのデイ・ゲームを観戦いたしました。

2008年の8月に来た時は、古いヤンキースタジアムの最終シーズン。
隣接地に今の球場が急ピッチに建設されている真っ最中でした。
2009年訪問時のブログ記事
思い返せば、前回の観戦の直後に全世界をリーマンショックが襲ったわけで、このブログを書いた頃は、アメリカも日本も、好景気をエンジョイしていた時期です。
ただ、「あの日に帰りたい」と思っても、そうはいかないのですが。

さて、ミッドタウンからヤンキースタジアムに向かう時、どの電車に乗るか分からずにホームでうろうろしている老夫婦を見つけました。
二人ともヤンキースの帽子とTシャツという姿なので、一緒に行きましょうと私が声をかけたのをきっかけに、すっかり意気投合。
地下鉄に並んで座って、おしゃべりしました。

二人は、テキサス州のエルパソを朝6時に出て、先ほどニューヨークに着いたばかりで、今回が初めてのニューヨーク旅行だと。
ヒゲもじゃのお爺さんで、気さくで陽気な、いかにもテキサスっぽい人。
奥さんも常にニコニコしている優しそうな人でした。

「テキサスの方が暑いんでしょ?」と私が訊くと、
「テキサスの方が温度は高いけれど、ドライ・ヒート。ニューヨークは湿度が高くて堪らん。汗だくだ」

次はお爺さんが、
「お前のTシャツは、面白いな」と質問してきました。
実は私、WASEDA BASEBALLのロゴの入ったシャツを着ていました。
「これは、私が卒業した、東京にある大学の野球チームのシャツなんです」と答えました。

すると、私たちの前に立っていた若い黒人男性が
「ワタシ、ニホンゴ、スコシ、ハナシマス」と雑談に参加してきました。
聞けば、ニューヨーク大学の学生で日本語の勉強を始めたばかりだと。
すると、テキサス爺さんが、「お前は努力家だな。きっと出世するぞ、ガッハッハ」と学生を明るく励ましました。

「早稲田は野球が盛んな大学なのか?」とお爺さんが訊くので
「早稲田は、二十世紀の初めに渡米して、シカゴ大学に野球を教わった。早稲田は、シカゴ大学に敬意を表して、現在もシカゴ大学と同じマルーンカラーをスクールカラーとして使わせてもらっている」と胸の海老茶色のロゴを指差しながら説明すると、夫婦も学生も、それは面白いと大受け。
「お前は野球をプレーするのか」と訊くので、
「見るだけです」と私。
すると学生が
「ワタシ、ヤキュウハミマスガ、ヤキュウハシマセン」と日本語で復唱。
私が褒めると、学生は大喜びしていました。

アメリカは、解放的で明るい人が多くて楽しいです。
さて、そうこうしているうちに球場に着きました。

昨年竣工したばかりの球場は、さすがに最新鋭の設備満載で、マイナー球団の球場と比べると、駆逐艦と原子力空母のようです。

球場の壁面に目をやると、ソニー、コマツ、キャノン、カシオ、シャープ、トヨタ、そしてキッコーマンの広告が出ていました。

お腹が空いたので、売店を物色していたら、何と寿司コーナーがありました。
注文してから手際よく作ってくれます。
写真は、マグロ、エビ、アボガドなどの寿司で、その名も「レインボー・ロール」


お寿司が16ドル、ビールが5ドルで、合計21ドル。
精算はクレジットカードをカードリーダーに読み取らせるだけですから、至って簡単。

なお、お寿司に付いてくる醤油がキッコーマン。
同社が球場に広告を出している背景が判りました。

なお、アルコールを買うときには、パスポートなどの写真付きIDの提示が必要です。

マイナー球団2試合を見た後なので、メジャーの選手たちの、肩の強さ、プレーの正確さ、打球の強烈さに改めて感心しました。

猛暑の中での観戦でしたので、汗だくでフラフラになりました。
シャワーを浴びて、仮眠をとってから、夜の街に繰り出します。

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