外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ミュージカル『メンフィス』

2010-07-22 16:07:56 | 社会全般
今日は、ブロードウェイ・ミュージカル『メンフィス』を観ました。

ラジオのDJをやっている白人男性がブラック・ミュージックを気に入り、様々な妨害や偏見に遭いながらも、そのプロモーションに努力していく物語。
それまで、黒人街だけの音楽だったものが、彼のラジオ番組を通じて徐々に白人の若者たちの間に浸透し、最後は全国区で、ロックンロールとして楽しまれるようになっていきます。

人種差別、偏見の要素が絡む、ちょっと難しい側面のあるテーマだと思うのですが、コミカルな明るいタッチで上手く構成されています。

舞台は、アメリカ南部のミシシッピ川沿岸の街・メンフィスのビール・ストリート。
ちょうど、昨年10月に私が旅行した場所で、確かに黒人中心の独特の雰囲気の一角でした。
ビール・ストリートの記事

ジョーク満載のセリフが客席を沸かせるのですが、私の英語力では正確に聞き取ることができなかったり、何がおかしいのか理解できなかったりするのが、少し残念でした。
でも、出演者たちの艶と厚みのある声、キレのあるダンスが本当に素晴らしいので、十分に楽しむことができました。

また、ブラス・セクションも加わった演奏も大迫力。
もちろん、プレイヤーたちの腕前も一級品です。
ニューヨークですから、半端なバンドマンはいません。

観客席は、年輩の家族連れが多かったのですが、二階席には黒人の若者グループも目立ちました。

さて、今日は街歩きもしました。
チェルシー地区では、チェルシー・マーケットで食事したり、母に頼まれていた絵本を見つけ出して買ったり。


写真は、マジソン・スクエアの隣にある中央郵便局。
日本では、総務大臣だった鳩山邦夫さんが日本郵政の西川さんを吊し上げて、丸の内の東京中央郵便局の建物の一部保存を決めました。

ただ、ニューヨークの中央郵便局の威容を目の当たりにすると、東京の中央郵便局の建物が、莫大なコストをかけて一部保存する価値のあるものだったのかなあと、疑わしく思えてきます。
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